ならおうは穏やかに語る

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(09/08/23カウンターを付けました。)

BGT決勝進出の「とにかく明るい安村」の秘訣

2023-06-11 23:23:29 | Weblog
British Got Talent: BGTでとにかく明るい安村さんが"TONIKAKU", Tonnyで決勝進出した。もう1ヶ月になる。
日本人的には「なんで」と思うのだが、ここにはすごい偶然がある。
まず、半裸でちょいデブな日本人男性がモノマネをして自分の腹の脂肪でぱんつが隠れて裸体に見えるところを
「大丈夫です。履いてます。"Don't Worry. I'm wearing"だけで受けたのではない。
「履いてます」の「履く」が他動詞で、目的語のパンツ: pantsがないと英国語圏はむずむずする。
ここでPantsと言わない尻切れトンボを会場の観客がpantsと認識したので受けた。という解説もあるが、少し異なると思う。
まず、日本語で他動詞がない会話例ではこうなる
「昨日見たらすごーてな、ついつい何たらかんたら、ほにゃらら。」
「で、何見たん?」
「テレビ」
「はじめにそう言えよ」

日本語でも他動詞がないとむずむずするが、日本語の場合、他動詞の目的語が動詞の前に来ることがわかる。
〜を見た。〜を食べた。
という具合になって、目的語は多動詞の前にくる。英語の場合、目的語は動詞の後にくる。

日本語で「大丈夫です。パンツを履いています」とすると「パンツを」がリズム的にくどい。
日本語の特に口語の自由(というかいい加減)は日本語文化圏でのみ通じるものだろう。

さて、ここでBGTを見た人は思い出してほしいのは審査員のアマンダ・ルイーズ・ホールデンさん: Ms. Amanda Louise Holdenだ。
彼女が安村さんの"Don't Worry. I'm wearing"のあとに間髪を入れず"Paaaaants!!!!"と叫んだ。
この瞬間、演者と観客のコラボが発生した。
このPaaaaantsと叫ぶのはPaが破裂音でア行なので叫ぶ方も心地よい。
しかも短いのに他動詞に求める何かを瞬時に補う、そしてPantsは少しエッチな響き(半裸の安村さんも影響している)がある。
これで、会場の観客も次のネタで"Paaaaants"と叫ぶ快感を共有できた。
決勝進出カードが特別枠になったのもここにある。
安村さんが決め台詞 "Don't worry, I'm wearing." のあと会場は心地よく "Paaaaants" と叫んだ。これは結構気持ちいいと思う。
BGTをTVで見ていた人はその快感を得られなかったので、なんだこれ?状態だったのだろう。

辛抱できなかったAmandaさん、ありがとう。あなたのおかげで眠っていたギャグが世界中に広まりました。

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