栗よりうまい芋八里半と十三里
昔、焼き芋の看板に八里半とか十三里というのがあつたそうで、辞書の広辞苑に出ています。栗に近く美味を少し謙遜して八里半、栗より(九里四里)よりもうまい芋、九と四を足して一三、つまり十三里という。
栗と芋が仲良く同席するのは栗キントン。
栗と関係ない地名に九十九里浜がある。太東岬から行部岬までの長さ約60キロメートルの砂浜の海岸で、六町を一里として九九里あるとする。町は昔の距離の単位で約109メートル、したがつて九九里を超えてしまうので百里といったところで問題はない。語呂か、縁起の良い九という数のためか、または少し遠慮したのであろうか。
栗には500種以上の種類がある。実が小形のシバグリ、大形のタンバグリ、イガにトゲがないトゲナシグリ、枝が長く垂れ下がっているシダレグリ、イガがバラバラに裂けて開くハゼグリ、イガの中に実が六~八個あるハコグリ、幼葉とイガが赤いハナグリ、雌花を多数つけるヤツブサグリなど様々です。渋皮が簡単に剥けるアマグリは、朝鮮半島の一部や中国東北部の南部から中部地方、雲南にわたり生えている。牧野富太郎植物記7・あかね書房を参考にしました。
昔、焼き芋の看板に八里半とか十三里というのがあつたそうで、辞書の広辞苑に出ています。栗に近く美味を少し謙遜して八里半、栗より(九里四里)よりもうまい芋、九と四を足して一三、つまり十三里という。
栗と芋が仲良く同席するのは栗キントン。
栗と関係ない地名に九十九里浜がある。太東岬から行部岬までの長さ約60キロメートルの砂浜の海岸で、六町を一里として九九里あるとする。町は昔の距離の単位で約109メートル、したがつて九九里を超えてしまうので百里といったところで問題はない。語呂か、縁起の良い九という数のためか、または少し遠慮したのであろうか。
栗には500種以上の種類がある。実が小形のシバグリ、大形のタンバグリ、イガにトゲがないトゲナシグリ、枝が長く垂れ下がっているシダレグリ、イガがバラバラに裂けて開くハゼグリ、イガの中に実が六~八個あるハコグリ、幼葉とイガが赤いハナグリ、雌花を多数つけるヤツブサグリなど様々です。渋皮が簡単に剥けるアマグリは、朝鮮半島の一部や中国東北部の南部から中部地方、雲南にわたり生えている。牧野富太郎植物記7・あかね書房を参考にしました。