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幸せの植物楽

自然の力をプレゼント。
身近な植物に託した想いや、日常雑記を心のままのびやかに表現したい。

ご飯を盛る包む植物

2012-10-19 09:13:22 | 植物
食べ物を盛る食器や葉をかしわ( 柏 )と言いました。葉を一枚、重ねた数枚、縫った数枚、小さい葉のついた小枝を使用します。  米を煮たり蒸したりすることを炊(かしぐ)とか炊(た)くといいます。 カシワ(ブナ科)は、五月五日の節句の供え物である柏餅(かしわもち)となる。その代用品は、ナラガシワ(ブナ科)である。ホオノキ(モクレン科)の大きい葉に包んだり乗せたりするのに向いていて、よい香りが着きホオガ . . . 本文を読む

羽根つき植物ヒラヒラクルクルと遊ぼう

2012-10-19 09:10:57 | 植物
今では羽根つきといえば、バドミントン。昔は羽子板で、黒いムクロジ・ムクロジ科の種子にニワトリの羽根3~4枚差し込んだ羽子を打ち合う遊びでした。ムクロジの果皮を水に浸けると石鹸代用となり洗濯ができます。  ムクロジ科は、海外では果物が多い。種子は、サポニンを含むものが多く、泡がでる。リュウガン、ナンヨウリュウガン、マライリュウガン、バンリュウガン、レイシ、ランブタン、マモンチロ、プラサン、アフリカ . . . 本文を読む

籠材料の植物と種類

2012-10-19 09:09:54 | 植物
籠、ザル、リースなどを手作りすると面白い。プラスチックの紐、布リボン、紙紐、毛糸、革紐、針金、縄など。 自然素材では、乾燥したラベンダー、麦の穂、ブドウのツル、トウガラシ、ユーカリ、ゲッケイジュ(クスノキ科)の枝、カラムシ(イラクサ科)の皮を剥いで乾燥させた紐、果実のついたヘクソカズラ(アカネ科)のツル、赤い実のついたツルウメモドキ(ニシキギ科)のツル。昔からの素材としてツヅラフジ(ツヅラフジ科 . . . 本文を読む

魚獲りに使う植物と魚毒

2012-10-19 09:08:26 | 植物
石鹸のように泡が出るムクロジ、サイカチ、エゴノキなどの「あわ植物」、サンショウ、ヤナギタデのような「からい植物」、柿の渋のような「しぶい植物」が魚毒となり魚を取るのに使われました。 サンショウ(ミカン科)の木の皮を剥いで、大釜に入れ石灰と一緒に煮る。それを潰し団子にして小川や溝のウナギが居そうな所に入れる。しばらくすると土手にウナギが飛び上がった。それ程その団子の汁は辛く、しかも毒ではないので、 . . . 本文を読む

箒を作る植物

2012-10-19 09:07:05 | 植物
電気掃除機が普及し、家の中に箒(ほうき)の姿が見えなくなった。かつては、どこの家もドンと吊るしてあり、存在感があった。今では、せいぜい庭の竹箒かシュロ箒ぐらいである。 モロコシ(イネ科)の箒用モロコシの穂を束ねて、糸で編んだものを使っていました。箒には、弾力があって束ねることができる素材ならば、箒になります。 ホウキグサ(アカザ科)は、夏にこんもりと丸い緑で、形が可愛い、秋には真っ赤に色づく、 . . . 本文を読む

鳥もちとなる植物

2012-10-19 09:05:20 | 植物
鳥もちは、売っていたが買うとお金がかかるし、何よりも粘りが悪く、くっつく力が弱かった、1960年ごろのことです。山に行ってモチノキ(モチノキ科)の皮を剥いできて、その皮を7~10日間水に晒(さら)し、臼(うす)に入れ搗(つ)いて粉のように細かくし、団子に丸める。それを水で洗うと鳥もちが残る。鳥もちに菜種油を混ぜ、充分に練り展(の)ばす場合もあった。自分で作った鳥もちは、鳥が一旦付いたらめったに取れ . . . 本文を読む

絵の具となる植物

2012-10-19 08:07:28 | 植物
水彩、パステル、岩絵の具などで植物や風景を描く。人様にお見せするような代物ではないが、いつも何かがしっくりしません。  自然は、多様性が特徴。絵の具の色数は、限られておりいくら複雑な混ぜ方をしてもどこか何かが違う。新聞の折り込み広告をハサミで小さく切った物を色見本にして、自然の色と同じ物がないか合わせてみるが、ピッタリ一致するものはまずありません。結局、自然を描こうとしたら、自然にある物を利用する . . . 本文を読む

糊植物の種類と用途

2012-10-19 08:05:40 | 植物
  今は多くの化学接着剤があって、用途に応じてたいていの物が接着できます。昔はニカワ、でんぷん糊、漆ぐらいですが、色々と種類があったことが思い出されます。 漆糊は、でんぷん糊の中に生(き)漆(うるし)を練り込んだものを壊れた陶磁器の修理に使います。 和服を解いて洗った後、フノリに浸け板に貼り、または竹ヒゴでピンと張って乾かしている白い割烹(かっぽう)着(ぎ)の母の手、それを小さな私がじっと見てい . . . 本文を読む

紙植物の種類と用途

2012-10-19 08:04:18 | 植物
  人がコミュニケーションする時、音、言葉、身振り、表情などから、岩や壁に絵や記号で記し、それが文字に発展した。身近な記録する物も葉っぱ、木、竹、皮、石、金属そして紙、最近はフィルム、フロッピー、CDなどに変化している。紀元前三〇世紀頃にはメソポタミヤ文明がスタートし、粘土に楔形(くさびがた)文字(もじ)を記録していた。粘土は日干しにすると固くなる、重要文書は焼いて保存性を良くした。 古代エジプ . . . 本文を読む

葉っぱに文字が書ける植物

2012-10-19 08:02:03 | 植物
昔、近くの林に、高さ七メートルぐらいの“ゴムの木”が生えていました。なんでこんな所に生えているのだろう、と散歩をするたびに不思議に思っていました。ある時、東京文京区の小石川植物園のタラヨウと同一で、ビックリシタヨウ。 タラヨウ(モチノキ科多羅葉)の葉は、「絵描き葉」とか「字描き葉」とよばれ、葉の裏を細長い釘やシャープペンシル(芯は出さない)の先などのとがった物で引っかくようにして、絵や字が書 . . . 本文を読む