どのように死ぬのか
「不良老人でいこう」「物分りを悪くしょう」「老人ではなくて朗人(ろうじん)でいこう」と思うものの、背中にはいつも「死に神」が「ニヤニヤ笑いながら」ピッタリとついている。
どのようにしたら人間として尊厳のある死を迎えることができるのか、いつも自分の死について頭をよぎる。「どのように死ぬがいいのか」・・・と。
漠然としているけれど、自分の命を人にゆだねる、まかせると「人間とし . . . 本文を読む
老化は突然やってくる
イッキにオジサン、オバサンになる。イッキにオジイサン、オバアサンになる。自分だけが気がつかない、自分だけが知らない。しかし突然それはやってくる。
年齢とともに、少しずつロウソクの火が燃えてロウソクの長さが減ってくる、と思っていたら、燃え方は一定の速度ではなかった。
急に燃えるスピードが増して、周りの人からその年齢にふさわしい態度や言葉で接せられるので、自分の老化を知ること . . . 本文を読む
男と女の区別
子どものころ、トンボのギンヤンマはまず雄を捕まえ水色の腹部を絵の具で黄緑色に塗って雌の色に変身して糸で結び竿につけて、それをおとりに雄を捕まえた。ギンヤンマの雄はなんという愚かなのだろうと思うことでしょう、しかし、人間も同じです。
「女になりすまして「婚活サイト」で知り合った男から現金50万円をだまし取ったとして、ある県警は男(33)を詐欺容疑で逮捕した。男が「結婚詐欺に遭った . . . 本文を読む
死の床の俺
死の床についている。ここはどこだろうか、病院は嫌だ、自分の部屋だろうか、それもよくわからない。
別室でボソボソと声がする、葬儀をどのようにするか、誰を呼ぶか、家族葬が簡単だ、火葬場・役所への届け、金はいくらかかる、息している間に貯金を早くおろそうよ、今晩は何を食べようかなどというのが千切れ千切れに聞こえてくる。だが、その話し合いに俺はいない。
恐る恐る孫が動物園のニシキヘビを見る . . . 本文を読む
動物としての男と女
この世の中にいるのは、不完全な男と、不完全な女だけだ。トルストイ
飼い犬の雄のシェパードが年頃になり、美人のシェパードと見合いした。顔を合わしたとたんに、けんかばかりしてガッカリした。それなのに散歩に連れて行くと、近所の雑種の小さな白い雌に、尻尾を振って目を細めているので女嫌いではなかった。
飼い主よりも立派なのには感心した。
英国BBC製作の「アッテンボロー鳥の世界」 . . . 本文を読む
疑う力をつける
疑ってばかりいると嫌な人になる、疲れてしまう、そして一生疑い続けるのは無理。
せめて疑う力、疑う能力を養うのはどうしたらいいのだろうか。
「疑う」と表現するよりは「考える」と表現したほうが穏やかなのかもしれません。
我思うが故(ゆえ)に我在り デカルト(1596~1650)
人は考える葦(あし)である パスカル(1623~1662)
「最初のある人」が頭で考える、言葉でしゃ . . . 本文を読む
自分は「ため」「だけ」のものではないかも
国のために生きる、会社のために生きる、組織のためにする、主義のために生きる、芸術のために生きる、家族のために生きる、子どものために生きる。という「ため」は沢山あります。でも、ために生きて、行動してためになるのでしょうか。自分以外のことのためだと思って命がけでしたことがためになるのでしょうか。
ためになると思いためのためにやつたことはためになるのでしょう . . . 本文を読む
冬は食べ物の味を良くする
霜が降り寒風が吹くと、大根、野菜、お魚の味が良くなる。寒さが味を作ります。
冬が寒ければ寒いだけ美味しくなります。寒天、凍み豆腐、凍みコンニャクなどです。干物用ネットがあればいろいろと楽しめます。寒さと風が乾燥食品を作るのに適しています。
干すと不思議なことに味がよくなります。
干す時は生のまま、あるいは煮る、蒸かしたものを使います、生干し、煮干しです。干す時間、日 . . . 本文を読む
天才の出現を待望
人類が誕生してから、絶えず殺人、喧嘩、紛争など絶え間がない。人間という存在自身がパンドラの箱を開けたようなものでしょうか。
二一世紀になっても、民族紛争、宗教対立は止まないし、何よりも資源をめぐる争いが激化している。国内でも、貧富の差の拡大、貧困の再生産、知識レベルの偏在が目に付きます。
これは人間の存在そのものでどうしょうもないと、切り捨ててしまうのは容易であるが、解 . . . 本文を読む
主体的に生きたい
自分のやっている行動を、自分の頭で考え判断し、自分の意思で行っているか。あるいはそのようにしょうと努力しているか。受動的な行動をしているかみてみましょう。
例えば、サッカー、ゴルフなどのスポーツをテレビで見る。見て楽しんでいるだけだと、かなり受身であろう。自分でその記録をする。実際に競技場に出かけて見る。自分でやってみる。となるとかなり主体的になってくるでしょう。
新聞や . . . 本文を読む