額田は立ち上がって宴席のまん中に出、玉座の方に礼をした。そして、いま天皇は自分の方に眼を向けておられるに違いないと思った時、ふいに額田は今まで考えていたとは全く違った歌を口から出そうと思ったのであった。
瞬時にして歌はまとまった。歌の方が自分から額田の頭の中に飛び込んで来たようなものであった。額田は天皇に話しかける言葉を、そのまま歌の形に整えたのである。
茜さす
紫野行き
しめ野行き
野守は見ずや
君が袖振る
額田はゆっくりと詠った。星のまたたいている夜空は高く暗く、宴席だけが明るかった。
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日時:8月3日
内容:草刈り場所確認(魚津市お客様)。報償草刈り(角川)。
感想:
今日は命の危険を感じる暑さでした。
おわり
高橋記
屈原は嫌いです。
Céline Dion - Nature Boy (Official Audio)