NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

お金持ちの車には数珠が掛かっていた。

2016-06-04 | コラム
ぼくは

車屋さんで
洗車のアルバイトをしました。


その時
気付いたのは

高級車に
数珠が掛けてあることが
多かったことです。

つまり
最後は
信心深い人が
幸を得るのであります。

ぼくの人物月旦評は
常に
そこら辺りを調べます。

有為な経営者や指導者になる
条件は
その人が
信心深いことが
前提であります。


高橋(方士)

小さい動物の夢を見た。

2016-06-04 | コラム
最近
小さい2匹のイノシシの夢を見た。


夢判断では
ラッキーな
夢らしい。

その第1段であろう。

魚津市社会福祉協議会さまから
電話があり
庭木を貰ってほしい方がいると言われた。


ちょうど
国道8号線に植えたかった
ヤマブキなどの低木をもらった。


南無不可思議であった。

神仏への尊崇の念が
善の巡還を惹起したのでありましょう。


高橋(具足凡夫)

ショートショート  方便

2016-06-04 | 文学
5月。

爽やかな風。

鮮やかな新緑。

私たちの村の
川沿いには

薄紅色の花が
枝垂れた繊細な枝に
壮観に
咲き誇っていた。

そこは
村民の誉れであり
歓びの秘密の花園であった。


ある日。

大阪から旅の人が訪れた。


「綺麗でんなぁ!今江戸で園芸がむちゃくちゃはやってますのや。
ええ商売なるで」


「なあん。わたしらは見とるだけでいいがやちゃ」


1年後。


5月。

私たちの谷に
咲いているはずのタニウツギは
根こそぎ引っこ抜かれていた。


あの大阪の旅の人だろうか?

否。

何の証拠もない。

いずれにせよ
あざとい町の商売人の仕業だろう。

私たちは
一晩中寄り合いで
対策を練った。


もはや
純粋で純朴なだけでは
村の宝を護ることは出来ない。


「タニウツギちゃ、庭に植えたら病人とか死人が出るいう話にせんまいけ」

結論が出た。


江戸から旅の人が訪れた。

武士のようであった。

村に咲いていた
薄紅色のタニウツギを目を細めて見ている。

「綺麗でござりまするな」

「なあん。これちゃ縁起悪い木ながやぜ。あの角の家あろげ。あこなちな
あの木庭に植えてから、病人やら死人な続いて出たがやと」

嘘であった。

しかし
美しい花と
穏やかな村の生活を護る
方便であった。


一つだけ残っていた
タニウツギは
妖しい薄紅色の光を放っていた。


高橋作