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SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

書籍「犬であるとはどういうことか」

2019-03-02 22:39:04 | 犬のおはなし
私、ツイッターでアレクサンドラ・ホロウィッツ博士をフォローしているんですが
つい先日ホロウィッツ博士ご本人が、この著書の日本語版の写真をアップしてらしたんですよ。

これね。
犬であるとはどういうことか―その鼻が教える匂いの世界
白揚社



それで「え!この本の日本語訳版が出たんだ!」と驚いていたところです。
2009年出版のホロウィッツ博士の最初の著書は日本でもすぐに翻訳されたんですが
その続編とも言える「犬であるとはどういうことか」は2016年にアメリカで出版された後
日本語に翻訳されていないようだったから残念に思っていたんですよ。


これが最初の著書「犬から見た世界」
犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること
白揚社


ホロウィッツ博士は犬の認知行動学研究の第一人者の1人で、
コロンビア大学バーナード・カレッジ犬認知研究所の主宰でもあります。

最近発表された「ノーズワークは犬にポジティブな認知バイアスを引き起こす」という研究は
たいへん面白く興味深いものです。
2つのグループの犬に一方はノーズワーク、もう一方はオビディエンスのトレーニングを2週間行なった後
ノーズワークのグループの犬たちは、以前にオヤツを見つけた場所で
「きっとまたある!」と楽観的な予想をする傾向が強くなったんだそうです。
オビディエンスのグループの犬ではそういう傾向の変化はなかったそうです。

これは記事にしてあるんですが、自分のブログ向けではなかったので
いつ掲載されるかちょっとわからなくて申し訳ありません。

「犬であるとはどういうことか」も犬の嗅覚に関する科学的な話がメインでとても面白くてお勧めです。
ホロウィッツ博士は、科学者でありながら犬愛に溢れた方で、はっきり言えば犬バカです(賞賛)

「犬から見た世界」も犬の認知のことを科学的に説明している箇所と
犬への愛に溢れたエッセイ的な箇所が入り混じっていて、私はそこがとても魅力的だと思ったのですが
人によっては好き嫌いが分かれる箇所かもしれません。

私は日本語版は読んでいないのですが、アマゾンのレビューなどを見ると
翻訳がちょっと分かりづらかったという声が結構ありました。

「犬であるとはどういうことか」は出版社のサイトで冒頭が立ち読みできるのですが
確かにちょっと翻訳特有の感じがあって、ちょっと読みにくいかも。
英語でもいいよという方は英語の方が読みやすいかもしれません。

でも犬の認知の世界を知るにはお勧めの2冊です。

ではホロウィッツ博士にちなんで、ニコニヤの認知の世界を。


「スンスンスン、よし!ここにしよう」



「ちーーーっ」「あ!ニコちゃんがちー!嗅がなくちゃ」



「スッキリ〜♪」「スンスンスン、よし!ここにするわ」



「ちーーーっ これでニコちゃんに勝った!」




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「ねえ、これってぜんぜんニンチの世界とかそんなんじゃなくって」
「単なるいつものバカブログじゃんね」

犬CM動画だよ

2018-11-14 23:40:03 | 犬のおはなし
今日ご紹介する動画は、CMと言いましてもテレビで流れてるCMではなくて
犬の写真集のプロモーション動画です。

写真集のタイトルは『TREATS!』


「なかなか良いタイトルね」「ニコたちはもらえるのかな」

そういうわけじゃないんだけどね。

投げてもらったトリーツをパクッとした瞬間の犬たちの顔を集めた写真集です。



上の動画でも、我が家も見覚えのある表情がたくさん見られました。



「パクッとキャッチならニコの得意技なのに!呼んでくれればいのに!

本当だよねえ。」


アマゾンではKindle版もハードカバーも両方買えますが
Kindleだと500円ちょっとです!
Treat!
Black Dog & Leventhal



「写真集のモデルが必要なら言ってくれればいいのに!」

犬が真剣に何かしてる表情って、見てると「感無量!」という気持ちになりますね。




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コヨーテと新聞泥棒

2018-02-02 20:16:28 | 犬のおはなし
今日、ネットで見かけた「ちょっといい話」

タイトルのとおり、主役は犬じゃなくてコヨーテです。

これは写真サイトからお借りした画像だけど、うちの近所で見かけるのはまさにこういう感じの子たち。

(photo by skeeze )

さて、お話はサンフランシスコのあるご町内。
ある新聞屋さんに「今日の新聞が配達されてないんだけど」という苦情が続けて入るようになったそうです。

アメリカの新聞配達って、トラックから庭先やドライブウェイにポーンと投げ込んでおくだけなんですよ。
新聞受けやポストに入れておいたりなんてことはしないの。

件の新聞屋さん「確かに間違いなく配達したはずなんだけど」と不思議に思っていたら
ある日、配達中に思いもよらないものを見かけたそうです。

それは原っぱでコヨーテが新聞紙を使って遊んでいる姿でした。
新聞を口でくわえて放り投げて、落ちてくるのをキャッチしたり、ちぎって走り回ったり。

「よその家の庭先から新聞を盗んでたのはあいつか!しかも遊ぶために!」

(photo by skeeze )
「俺たちだって遊ぶぞ。それにアレはその辺に落ちてたぞ。」

新聞屋さんはコヨーテに怒ったりはしないで、次の日からその原っぱにも新聞を一部投げ込んでやることにしました。
これでコヨーテは人間の住むところまで新聞を盗みに来なくてもいいし、
近所の人も新聞を盗まれないし、新聞屋さんも苦情をうけなくていいしで、win-win-win

これが元記事、今まさに新聞を盗まんとす!のコヨーテが見られます。かわいいよ。
https://www.mnn.com/earth-matters/animals/blogs/coyote-stealing-newspapers-so-heres-what-delivery-man-did


「ニコもかわいいよ。コヨーテのものまね、ウォーン」

コヨーテの遠吠えはウォーンと言うよりも「ウヒャンウヒャンウヒャン」て感じで、ちょっとマヌケな感じ(笑)
でも夜遅くに集団で鳴いてる声が聞こえるとちょっとビビりますけれどね。


「おかーさんがコヨーテだ!って言う時はすぐに抱き上げて運ばれちゃうのよ。」

集団でなければニコを襲ったりはしないだろうけど、ニヤなら単独で連れて行かれるかもしれないからね。

コヨーテはそれなりに怖いんだけど、どこか魅力的で憎めない感じです。
カリフォルニアのコヨーテは保護対象だから、むやみに撃たれたり罠を仕掛けられたりもないしね。

サンフランシスコでは追跡調査のために、野生のコヨーテの首にモニターのついた首輪をつけて観察しているんだそうです。
新聞泥棒さんと新聞屋さんみたいに、野生動物と人間もうまい具合に共存していきたいものです。



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「コヨーテに持ってかれたわ」「あは〜ホントだね〜」

トム・ハーディと捨て犬と保護団体

2018-01-26 23:09:15 | 犬のおはなし
去年の7月に俳優のトム・ハーディが愛犬ウッドストックを見送った時に書いたエッセイをこのブログで紹介しました。
「トム・ハーディとウッドストック」


先週、またトム・ハーディの名があちこちの犬関連のサイトに登場していました。

その理由はこの子たち。生後推定8週のスタフォードシャーブルテリアの子犬4匹。
これはトムが彼のインスタグラムにアップした写真とコメント。

New Staffies found and brought to Battersea this am in a box found in park. Look at them. I want to house them all 8 weeks old. Go see them xxx

A post shared by Tom Hardy (@tomhardy) on <time style="font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2018-01-16T12:17:40+00:00">Jan 16, 2018 at 4:17am PST</time>


「公園で箱に入れて捨てられてた赤ん坊スタッフィーを見つけた。バタシーに連れてった。
 こいつらみんなに家を見つけてやりたい。8週齢だ。みんな見に行ってくれxxx」

トム・ハーディが公園で見つけた捨て犬を動物保護団体に連れて行って、自分のインスタで拡散した。
このニュースは犬サイトだけじゃなく、芸能ニュースなどでも繰り返し流れてきていました。
そうそう!芸能人のニュースはこういうのを報道してよ!って思いますね。


これはトムが犬たちを連れて行ったバタシー・ドッグズ&キャッツ・ホームのインスタの写真。

Found abandoned in a box in London’s Victoria Park, these 7-week-old, Staffie puppies were brought straight to Battersea. Luckily they all have homes lined up as soon as they’re old enough. 🐶

A post shared by Battersea Dogs & Cats Home (@battersea) on <time style="font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2018-01-16T15:03:23+00:00">Jan 16, 2018 at 7:03am PST</time>


「ロンドンのヴィクトリアパークで箱に入れて捨てられていたところを発見されました。
 この生後7週齢の子犬たちはまっすぐにバタシーに届けられました。 
 幸いにも全員に家族が見つかり、譲渡可能な週齢になり次第それぞれの家庭に行きます。」

トムは8週と言ってたけど、施設でちゃんと調べると7週齢と判定されたようですね。
さすがはトム・ハーディのインスタアカウント、希望者が続々と申し込んできて、すぐに家族が決まったそうです。

バタシー・ドッグズ&キャッツ・ホームは1860年に設立されたイギリス屈指の老舗保護団体です。
トム・ハーディは以前からこの団体のイベントに参加したりサポートを続けています。


「トム・ハーディかっこいー!」

イギリスの人にとってバタシーというのは保護団体の一流ブランドで、バタシーから犬を引き取ったというのは自慢になると
何年か前になにかで読んだ覚えがあります。たいへんうろ覚えで心もとない情報ですが。

この子犬たちスタフォードシャーブルテリアなんだけど、イギリスってピットブル系は禁止じゃなかったっけ?と思ったら
イギリスで飼育や持ち込みが禁止されているのはピットブルテリア、土佐犬、ドーゴアルゼンティーノ、ブラジリアンマスチフの4犬種だけでした。


「なんでスタッフィーはOKでピットはダメなんだろう?」

まったくだよね〜。犬種規制のお話で書こうと思っている話題もあるので、また改めて。

ところで、Dogs in the U.S にdog actuallyの過去記事を2本再掲しました。
レスキューホーダーという問題
No Kill=殺処分ゼロは魔法の言葉か?

1月24日に放送されたNHKクローズアップ現代+の「どう減らす?犬・猫の殺処分」を見た方にもぜひ。


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ハッピードッグ君

2018-01-09 23:28:07 | 犬のおはなし
前回えらく手抜きな感じでゴールデングローブ賞だ〜って書きましたが
なんて言うか、いつもはお気楽なお祭りって感じのゴールデングローブが
今年は#ME TOOのムーブメントや男女賃金格差の問題が絡められていて
いろいろと考えさせられることが多くて、未だに頭の中で処理中な感じ。

ところで日本語のメディアを見ると、ほとんどのものが
「今年のゴールデングローブはセクハラに抗議を込めてナンタラカンタラ」と書いていて
ちょっとがっかりしました。
権力を使って立場の弱い人に性的な関係を迫ったり実行したりすることって
セクハラなんて軽い言葉で表すことじゃないよね。
重い罪はちゃんと重い言葉で表現しないとダメだ!


「おかーさん、犬のお話とずいぶんかけ離れてるわ。」

あ、あらそうね。
ちゃんと頭の中がまとまって、時間ができたらTwitterにでも書くわ。



「むずかしいこと言ってないで、ハッピーなお顔の写真を見ればいいよ。」

そうだよね〜。
いつもコメントをいただくぽんこまさんに、愛犬ぽてと君の素敵な画像をいただいたんですよ。
見てるだけでハッピーになるような可愛いらしさだから、お願いしてブログでお披露目。

ほら見て〜!

「こんにちは〜、僕ぽてとです〜!」
(このお写真は本当はバックがもっと素敵なんだけど、
 季節になったらまた使わせてもらおうと思ってトリミング。
 ぽんこまさん、勝手にすみません。)

ぽてと君は秋田犬とゴールデンレトリーバーのミックスと推測されるそう。
確かに秋田犬の顔立ちと、ゴールデンのハッピーでフレンドリーなオーラがしっかり出てる!


「好きな人には猪突猛進しちゃうよ〜」


うちの犬たちと全然違っていて「こういうタイプもいいよね〜」とニヤニヤ。
ほら、皆さんもぽてと君を見たらハッピーな気持ちになったでしょう?



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