1992年11月リリース
1. I Believe
2. Keep The Faith
3. I'll Sleep When I'm Dead
4. In These Arms
5. Bed Of Roses
6. If I Was Your Mother
7. Dry County
8. Woman In Love
9. Fear
10. I Want You
11. Blame It On The Love Of Rock & Roll
12. Little Bit Of Soul
赤字はお気に入り曲
太字はシングル曲
【概要】
先日ブックオフさんで500円の安値で売られていたので思わず買って
しまったボン・ジョヴィの5thアルバム『キープ・ザ・フェイス』の
2010年リリースの紙ジャケ盤を聴きつつのレビューとなります。
本来1992年のリリースですでに24年ほど前の作品になっているけど
まったく色褪せない名盤で、80年代HR/HM系バンドがほとんど
生き残れなかった90年代で存在を示した重要なアルバムだ。
【全曲レビュー】
1.I Believe
バンドの音が徐々に大きくなるフェードインで始まる復活の1曲目。
彼ららしい爽やかでありながら骨太なサウンドとメロディが耳をくすぐる
「自分を信じる」(直訳)という強い決意、結束を感じるロックンロール。
2.Keep The Faith
怪しげなリッチーのギター、そしてアレックのベース、ティコのドラム、
それに絡むデヴィッドの重厚なピアノ。それまでの80年代の彼らの
イメージとは異なるダウンビートなロックは衝撃的だった(らしい)
ジョンのボーカルは甘く図太く最高の楽器と化している。ライブでは
マラカスを激しく振りながら歌うジョンが印象的だ。名曲。
3.I'll Sleep When I'm Dead
底抜けに明るいポップな1曲。跳ねるようなピアノプレイが光る。
95年のウェンブリースタジアムでのライブでは間奏でデヴィッドが
お遊びプレイをしていたのを思い出す。
4.In These Arms
ボン・ジョヴィ史上で5本指に入る(個人的に)名曲中の名曲!もう
とにかくすべてが完璧な1曲で楽曲の出来という点でなら最高じゃ
ないかと思う。メロディ、演奏、ジョンのボーカル文句ナシ。サビの
メロディの美しさと切なさは日本人が一番好みそうな旋律だろう。
PVもとにかくかっこよく当時30歳のジョンのイケメンっぷりはもう
鼻血モノだろう。ぜひ見ることをオススメする。
5.Bed Of Roses
続いては名バラードを沢山生み出しているジョン&リッチーコンビ
の代表するバラードの筆頭曲であるこの曲。80年代だけでも
「Silent Night」「Never Say Goodbye」「I'll Be There For You」
などのロックバラードがあるが、90年代に入り一味さらに深みを
増した大人のバラードだ。サビでの2人のハモリは必聴。PVは
どこかの山で撮っている、これまた見て欲しい。
6.If I Was Your Mother
前2曲とは趣向を変え、かなり激しいヘヴィロック。全編かなり
飛ばしているがギターもかなり激しい弾きっぷりだし、ジョンの
ボーカルもシャウトがかなり多い。しかしながらしっかりと聴ける
のはメロディが良いからだろう。かなり好きな1曲。
7.Dry County
シンセ、ピアノから入るなんとの荒廃した雰囲気漂う重厚な曲。
なんと10分近くも再生時間がある長~い曲でもあり、それに
ともないリッチーのギターソロも2分くらいある気合入りまくりっ
ぷりには感心させられる。あくまで個人的な意見だがこの曲の
ためにこのアルバムを買っても損はしない、と思う。
8.Woman In Love
1~7が名曲オンパレードだったせいかここから少しだけダレて
しまう(聴くほうも曲自体も)まあなんというか普通のロック。
9.Fear
個人的にはなかなか悪くないハードロックナンバー。
10.I Want You
後半でキラリと光る、しっとり聴かせる系のバラード曲。5の重厚
さとはまた違い、軽めのメロディながらサビでは王道っぽさが堪
能できる楽しいバラード(変な表現だけど)隠れ名曲か。
11.Blame It On The Love Of Rock & Roll
3の雰囲気によく似た明るいポップナンバー。曲名がちと長い。
12.Little Bit Of Soul
ラストナンバー。セッションをしているかのような雰囲気がある
良い意味で気が抜けて聴きやすいラテンのノリが味わえる。
ギターソロはけっこう短めながら研ぎ澄まされている感じだし、
リッチーがかなり暴れてる、かっこいい1曲だ。
【アルバムの感想】
80年代をめちゃくちゃな忙しさで駆け抜けたボン・ジョヴィはツアー
が終わった直後にその反動で疲労困憊だった。解散まで噂される
ほど全員やられていたのだった。3年経った92年終盤にこのアル
バムが完成させるまでは紆余曲折があった。
メンバー5人が再び暑苦しいほどの手を重ね合わせたジャケットの
ように結集し結束して活動しはじめたのは奇跡といってもよいかも
しれない。そしてそれはアルバムの曲達にも如実に現れた。
8曲目以降はパワーダウンが否めないがそれを補うほどに1~7
の楽曲のパワーは凄まじい。
90年代という時代はグランジブームが起こり、80年代に活躍した
HR/HM系バンドが次々に失速していく中でボン・ジョヴィは今作で
勝負した。そして見事生き残った。本国アメリカでは5位(300万枚)
とまずまずだがイギリスでは見事1位で90年代以降はヨーロッパ
でのチャートアクションが目立つようになる。
ジョン・ボン・ジョヴィの声は90年代が最高だと思う。
『Keep The Faith』『CROSS ROAD』『These Days』の90年代3作
品でのジョンは神がかりなフロントマンでありボーカリストだろう。
名曲中の名曲「In These Arms」
「Bed Of Roses」どこの山でロケしたの?
「Dry County」PVでは少し短めのエディットver
赤字はお気に入り曲
太字はシングル曲
【概要】
先日ブックオフさんで500円の安値で売られていたので思わず買って
しまったボン・ジョヴィの5thアルバム『キープ・ザ・フェイス』の
2010年リリースの紙ジャケ盤を聴きつつのレビューとなります。
本来1992年のリリースですでに24年ほど前の作品になっているけど
まったく色褪せない名盤で、80年代HR/HM系バンドがほとんど
生き残れなかった90年代で存在を示した重要なアルバムだ。
【全曲レビュー】
1.I Believe
バンドの音が徐々に大きくなるフェードインで始まる復活の1曲目。
彼ららしい爽やかでありながら骨太なサウンドとメロディが耳をくすぐる
「自分を信じる」(直訳)という強い決意、結束を感じるロックンロール。
2.Keep The Faith
怪しげなリッチーのギター、そしてアレックのベース、ティコのドラム、
それに絡むデヴィッドの重厚なピアノ。それまでの80年代の彼らの
イメージとは異なるダウンビートなロックは衝撃的だった(らしい)
ジョンのボーカルは甘く図太く最高の楽器と化している。ライブでは
マラカスを激しく振りながら歌うジョンが印象的だ。名曲。
3.I'll Sleep When I'm Dead
底抜けに明るいポップな1曲。跳ねるようなピアノプレイが光る。
95年のウェンブリースタジアムでのライブでは間奏でデヴィッドが
お遊びプレイをしていたのを思い出す。
4.In These Arms
ボン・ジョヴィ史上で5本指に入る(個人的に)名曲中の名曲!もう
とにかくすべてが完璧な1曲で楽曲の出来という点でなら最高じゃ
ないかと思う。メロディ、演奏、ジョンのボーカル文句ナシ。サビの
メロディの美しさと切なさは日本人が一番好みそうな旋律だろう。
PVもとにかくかっこよく当時30歳のジョンのイケメンっぷりはもう
鼻血モノだろう。ぜひ見ることをオススメする。
5.Bed Of Roses
続いては名バラードを沢山生み出しているジョン&リッチーコンビ
の代表するバラードの筆頭曲であるこの曲。80年代だけでも
「Silent Night」「Never Say Goodbye」「I'll Be There For You」
などのロックバラードがあるが、90年代に入り一味さらに深みを
増した大人のバラードだ。サビでの2人のハモリは必聴。PVは
どこかの山で撮っている、これまた見て欲しい。
6.If I Was Your Mother
前2曲とは趣向を変え、かなり激しいヘヴィロック。全編かなり
飛ばしているがギターもかなり激しい弾きっぷりだし、ジョンの
ボーカルもシャウトがかなり多い。しかしながらしっかりと聴ける
のはメロディが良いからだろう。かなり好きな1曲。
7.Dry County
シンセ、ピアノから入るなんとの荒廃した雰囲気漂う重厚な曲。
なんと10分近くも再生時間がある長~い曲でもあり、それに
ともないリッチーのギターソロも2分くらいある気合入りまくりっ
ぷりには感心させられる。あくまで個人的な意見だがこの曲の
ためにこのアルバムを買っても損はしない、と思う。
8.Woman In Love
1~7が名曲オンパレードだったせいかここから少しだけダレて
しまう(聴くほうも曲自体も)まあなんというか普通のロック。
9.Fear
個人的にはなかなか悪くないハードロックナンバー。
10.I Want You
後半でキラリと光る、しっとり聴かせる系のバラード曲。5の重厚
さとはまた違い、軽めのメロディながらサビでは王道っぽさが堪
能できる楽しいバラード(変な表現だけど)隠れ名曲か。
11.Blame It On The Love Of Rock & Roll
3の雰囲気によく似た明るいポップナンバー。曲名がちと長い。
12.Little Bit Of Soul
ラストナンバー。セッションをしているかのような雰囲気がある
良い意味で気が抜けて聴きやすいラテンのノリが味わえる。
ギターソロはけっこう短めながら研ぎ澄まされている感じだし、
リッチーがかなり暴れてる、かっこいい1曲だ。
【アルバムの感想】
80年代をめちゃくちゃな忙しさで駆け抜けたボン・ジョヴィはツアー
が終わった直後にその反動で疲労困憊だった。解散まで噂される
ほど全員やられていたのだった。3年経った92年終盤にこのアル
バムが完成させるまでは紆余曲折があった。
メンバー5人が再び暑苦しいほどの手を重ね合わせたジャケットの
ように結集し結束して活動しはじめたのは奇跡といってもよいかも
しれない。そしてそれはアルバムの曲達にも如実に現れた。
8曲目以降はパワーダウンが否めないがそれを補うほどに1~7
の楽曲のパワーは凄まじい。
90年代という時代はグランジブームが起こり、80年代に活躍した
HR/HM系バンドが次々に失速していく中でボン・ジョヴィは今作で
勝負した。そして見事生き残った。本国アメリカでは5位(300万枚)
とまずまずだがイギリスでは見事1位で90年代以降はヨーロッパ
でのチャートアクションが目立つようになる。
ジョン・ボン・ジョヴィの声は90年代が最高だと思う。
『Keep The Faith』『CROSS ROAD』『These Days』の90年代3作
品でのジョンは神がかりなフロントマンでありボーカリストだろう。
名曲中の名曲「In These Arms」
「Bed Of Roses」どこの山でロケしたの?
「Dry County」PVでは少し短めのエディットver
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