
1. spirit loose / 2. ザ・ルーズ / 3. ねがい ("BUZZ!!" STYLE)
4. 夢見が丘 / 5. BAD COMMUNICATION (000-18)
6. 消えない虹 / 7. love me, I love you (with G Bass)
8. LOVE PHANTOM / 9. 敵がいなけりゃ / 10. 砂の花びら
11. キレイな愛じゃなくても / 12. BIG / 13. drive to MY WORLD
1995年11月22日 リリース
B'z 25th Anniversary BEST ALBUM
『B'z The Best XXV 1988-1998』 & 『B'z The Best XXV 1999-2012』
発売まで あと 10日
1.「spirit loose」・・・激しいギターリフと稲葉さんのシャウトで幕を開ける1曲目。1分弱で
次の曲にそのまま入る。この始まり方はたまらない(笑)
2.「ザ・ルーズ」・・・歌詞は大学時代に家庭教師をしていた稲葉さんの実話らしい。かなり愚痴
っぽいのが笑える。「家賃なんか払いたくない(払えねぇ)」「ファミコンもしたい」「お父さん、
ゴルフの素振りをやめて」など。曲自体はブラスが聴いていて派手派手なロック。
3.「ねがい」・・・シングルバージョンとはかなり違い、相当にヘヴィさが増しており正直かなり
かっこいい!JAZZテイストなロックでおしゃれな雰囲気が漂う。曲後半のギターソロが熱い。
4.「夢見が丘」・・・このアルバム中一番好きな曲。ファン人気も高く、特にアジアでの人気が
かなり高く、香港盤の『Treasure』にはボーナストラック扱いで収録されたほど。たしかに
オリエンタルな雰囲気をどことなく感じる。「先生あなたの言葉が思い出せない」という歌詞が
妙に好きなのは自分だけか?超名曲。
5.「BAD COMMUNICATION」・・・アコースティックにアレンジされたバージョン。原曲より
短くなっていて、稲葉さんの歌い方もかなりフリーダムである。個人的にはバッコミは(この
曲の略称)『Ultra Pleasure』収録バージョンが至高。
6.「消えない虹」・・・ピアノ主体の静かなバラード。1番はピアノ、1番以降はドラムやシン
セやストリングスが挿入されていく。とにかく美しい旋律と稲葉さんのボーカルが映える。
ラストで松本さんの泣きのギターが申し訳程度に入るのが上手い。ここまで大人しいバラ
-ドはB'zでも珍しいかも。名曲。
7.「love me, I love you」・・・3同様にアルバムバージョンだが、あまり違いはわからない
。95年のシングル3曲はすべて大好きなのでアルバムに全部収録されたのは嬉しい限り。
「たまにゃ海も山も人も褒めろよ」というぶっ飛んだ歌詞がいかにも稲葉さんらしくて好きだ。
3分弱の短い曲だが、聴くたびに「こりゃあ売れるはずだわ」と納得させられる・・・凄い。
8.「LOVE PHANTOM」・・・当時この曲が主題歌だったために毎週「Xファイル」を見ていた。
明らかにシングル曲の中でもさらに格上の存在感を纏っているB'zを代表する大ヒット曲。
1分超えるイントロ(ギター、ストリングス、シンセ、何かが始まるというワクワク感が半端
ない)、いきなりサビからの歌い出し、歌詞の妖艶さ、ギターソロ、全てが完璧な1曲!
B'z史上2番目に売り上げたヒットではあるが個人的にはもっと売れてダブルミリオンを超
えてもおかしくないと思ったほど(累計186万枚) 曲中の女性のボイスは宇徳敬子さん
が担当している。B'zのシングルでは僕は3番目に好きである。(1位は「ALONE」2位は
「MOTEL」)
9.「敵がいなけりゃ」・・・ブラスが全面的に使われているハードロック。タイトルや歌詞から
、軍隊のようなものを連想させられる。短いながらも松本さんのギターソロは鋭い刃のよう
な演奏っぷりだった。
10.「砂の花びら」・・・サビでのコーラスが妙に気に入っているミディアムテンポなロック。
どことなく砂漠というかテキサスチックな情景を思い浮かべる。かなり渋めな曲だね。
11.「キレイな愛じゃなくても」・・・イントロが歌謡曲っぽくて好き。曲全体としてもそういう
雰囲気を感じる、次作『SURVIVE』の「泣いて泣いて泣きやんだら」に近い気がする。
昭和な匂いがするギターソロも秀逸。バラードの隠れた名曲だと思う。
12.「BIG」・・・アコースティックな哀愁ソング。BIGになりたいと歌う稲葉さんだが、もうすで
に十分すぎるBIGだと思いますよ(笑)
13.「drive to MY WORLD」・・・個人的にはサビの稲葉さんのシャウトに近い歌い方が
かなり好きな1曲。ハードロックといはこういうもんだ、という感じを伝えてくれる気がする。
とにかく最後のギターソロもめちゃくちゃ熱い!
95年というと、オリコン年間シングルチャートでミリオンヒットが計28作も生まれた大豊作な
年でもありました。当然B'zも「MOTEL」(94年11月末発売なので集計は95年に入る)
「ねがい」「love me, I love you」「LOVE PHANTOM」と4作がミリオンヒットしている。
B'zとしてもセールスの面を見るとこの年が最高潮であるのがわかる。(翌年以降は少し
ずつだがセールスが落ちていく)そしてそんな大ヒットシングルを3曲も収録したアルバムが
こんなCDバブル期に出てしまうととんでもない事になるのは目に見えていて、アルバムは
B'z史上唯一のトリプルミリオン(300万枚)を突破することになる。
前作が少しとっつきにくいハードな内容だったせいか、ポップさを増しながらも収録曲すべて
が素晴らしい出来で、『RUN』と同様に最高傑作と推す声も多い。正直僕も悩むところだ。
「夢見が丘」は本当に素晴らしい曲でアルバム曲ではTOP5に入るくらいだろう。この曲の
存在が本当に大きい。
余談だが、この二人がメインで写るジャケットもシンプルでかっこいいと思う。300万枚売れた
内、ある程度ジャケットのかっこよさに惹かれて買ってみようとした人も少なからずいたんじゃ
ないかと思う。まだお二人とも30代前半でありました。
そしてさらに傑作が次回作で生まれる事になるのだった・・・
『LOOSE』の個人的評価・・・★★★★★(S評価:まさに絶頂期のメガヒットアルバム)
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