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REBECCA 『REBECCA4 ~Maybe Tomorrow~』 - アルバムレビューvol.64

2014年02月13日 14時07分59秒 | ら~ろ


1.Hot Spice / 2.プライベイト・ヒロイン / 3.Cotton Time
4.76th Star / 5.光と影の誘惑 / 6.ボトムライン
7.ガールズ ブラボー! / 8.フレンズ / 9.London Boy
10.Maybe Tomorrow
 


今やレベッカといえば伝説になったロックバンドである。80年代を代表するアーティスト
の一組であり、女性ボーカル+男性複数の形態のグループの先駆者でもあるだろう。


ボーカル・NOKKOとキーボード・土橋安騎夫が核となり数々の名曲を作り出した。
1985年のアルバム『REBECCA4 ~Maybe Tomorrow~』を紹介する。


85年の5月に3rdアルバム『WILD & HONEY』、シングル「ラブ・イズ・CASH」が
ヒットし、その勢いで11月に今回のアルバムがリリースされました。その直前には
レベッカの代表曲である「フレンズ」のシングルがオリコン3位という大ヒットを飛ばして
いた。


この流れはNOKKOを敬愛するYUKIが在籍していたJUDY AND MARYのブレイク前後
に似ている。そのジュディマリの以前レビューした『THE POWER SOURCE』とも今回
のアルバムの雰囲気が似ている気がするのは気のせいなのか・・・


 


1.「Hot Spice」・・・リズミカルなカッティングギターから入り、ベース、ドラムが入ってくる
イントロが特徴的な1曲目。NOKKOのはじけるパワフルな声が素晴らしい。突如終わって
次曲に入るのも面白い。 


2.「プライベイト・ヒロイン」・・・90年のベスト盤にも収録されているパンキッシュなロック。
この曲でNOKKOの声が唯一無二の存在感を出しているのを感じる。


4.「76th Star」・・・このアルバムの中では特に明るいポップス。水樹奈々もカバーを
していたような気がする。個人的にもお気に入り。


6.「ボトムライン」・・・2と同様にベスト盤に収録されいる曲、ところどころでNOKKOの
フェイクを聴くことができる、これがなんとも妙技でよい。ベースラインが渋い。


8.「フレンズ」・・・レベッカといえばこの曲!99年ごろの広末涼子のドラマでも主題歌と
してリバイバルヒット。全編に漂う切ないメロディと切々と歌うNOKKOのボーカルが
圧巻。やはり大ヒットする雰囲気がひしひしと伝わる・・・まさに名曲


9.「London Boy」・・・サビの爽やかなNOKKOのボーカルが心地よい。これといって
特徴がある曲ではないがなぜか惹かれる力がある。良曲。


10.「Maybe Tommorow」・・・レベッカのアルバムの中で唯一副題がつけられて
いる今作のタイトルチューンでありラストを飾る名バラード。当時のライブでも最後に
歌われることが多かったという。全てが完璧な1曲。ボーカルはもちろんだが後半の
ギターソロも情熱的。ドラムが突如終わるアウトロも良いと思う。 



前述したジュディマリのアルバムと似ていると書いたが、共に「全10曲」収録曲が
非常に濃密であること。共に「最大のヒットアルバム」であること。まさにバンドの全盛期
の作品ということだ。


レベッカは僕は完全に後追いで(91年に解散、当時の僕は9歳)ユニコーンやBOOWY
も同じように沢山聴いたがこの80年代のバンドはポテンシャルがすさまじい。90年代
以降のバンドとはまた違う勢いを感じる。特にレベッカはライブもすごかったときくし、
僕も体験してみたかったと思う。


もし聴くならばベスト盤からでももちろんいいが、このアルバムからでも良いと思う。
素晴らしいアルバムである。


評価:★★★★★
 


ラストライヴの映像がYoutubeさんにあったので載せてみました。感動的・・・





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