第2回目の講師研修会。
M先生の今回の課題本は「利他のすすめ」
去年私が読んでめっちゃ感動した「働く幸せ」の続編です(たぶん)
分類上はビジネス書だけど、教育書としても一流の本。
社長さんは経営者としてだけではなく、教育者としても一流。
では、M先生のレジュメです。
「利他のすすめ」
★概要
業界トップシェアを誇る「チョーク会社」である日本理化学工業は、従業員の7割が知的障害者である。
この会社の社長が長年雇用していく中で得た「知恵」を通じて、人間の生き方を考える。
★ピックアップしたい内容
1.人を育てるー これは実に骨の折れることです。
時間はかかりますし、辛抱もしなければなりません。
<中略>周りの人が、その小さな成長に眼を向け、励まし支えることで、
その人は必ず育っていくのです。
2.「普通はこうやる」という方法を教え込もうとしていたから、うまくいかなかったのです。
当たり前を押しつけようとしていただけなのかもしれません。
3.その気持ちに応えるために私たちがやらなければならないのは、
一人ひとりの特徴にあわせて工夫をすることです。
それぞれの理解力に合わせて作業工程を工夫したり、伝え方を改めることで、
彼らは必ず「自分にできること」を見つけることができます。
★現状への応用
1・学校の勉強、点数ばかりに重点を置かず「人を育てる」意識を醸成する。
→時間はかかるが、宿題・時間の遅れ・学校での態度など根気づよく話していく
2.一つの指導方法にとらわれないで、今一度「個に応じた指導を!」
→各人の能力に応じてテキストや宿題を決める。
3.成長を見逃さない!
→子どもは必ず成長する所があるので、小さな変化にも注視して、たくさん「褒めること」