マーサの昔話

デジカメでの景色や花、動物などの写真
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中国 豪華客船?の旅 2

2009年05月31日 | China
 1990年8月31日(金)午前10時、兄が車で神戸港迄送ってくれまして、真新しい
燕京号に乗船し、12時に神戸港を後にしました。 初めての船の旅だったのですが
Time is Money の世間を離れて、ゆっくり旅したかったのです。 リバイバルで
C・グラント、D・カー主演の “ めぐり逢い ”という映画を見たのも理由の一つに
ありました。

 ニューヨークへ向かう豪華客船のデッキで、知り合うプレイボーイと美人歌手の
メロドラマなのですが、当時、私にはとても深く想いいれのある作品で、いつか
船旅をしてみたいという願望を持っていたのです。

 まあ、豪華客船には程遠い船でしたが、新しい船でしたので、とても室内も
綺麗で安価でしたね。 私は船中ですぐに、二人の女友達ができ、彼女達と
楽しい船旅が、送れる筈だったのですが・・・

 3人で夕食をレストランでとり、そこで知り合ったバックパッカーの青年3人と
カラオケで楽しんだり、お酒を飲んだりしてその夜を過ごしました。 22時30分頃
「もうすぐ瀬戸大橋にかかります。」とアナウンスが入り、6人でデッキに出て
美しいイルミネーションを眺めていますと、大勢の中国人の人達も出て来られて
「真好!」とか「美好!」とそれぞれ、大きな声で感嘆の声を上げておられました。
 そんな楽しい一日目は、あっという間に過ぎて行き、静かに夜も更けました。

 2日目の朝8時に、女友達の一人、同じ年の獣医さんが、誘いに来てくれましたので
一緒にレストランで朝食をとる。 サービスメニューは、お粥、蒸しパンとザーサイ
固ゆで玉子、餡子入り春巻き、お茶でした。  私が食べたのは、餡子入り春巻き
2個とお茶だけでした。  このメニュー、食欲が湧きませんでした。 この時、少し
横揺れがあったのですが、私は、ヨット慣れしているせいか、平気でした。

 余談になりますが、ハワイのサンセットクルーズ(オプション どうでもいいか)で
沖に出てから、ちょうど食事時に、すごく揺れだして、蒼ざめた新婚カップルが
嘔吐の為  汚い話で すいません    トイレの前に長蛇の列ができて
間にあわない人が殆どでしたけど それを、目前で見て 別に見たくないけれど
周りの人、殆どがそうだったから
 食事を平らげた位ですから。 皆、ヨットが
こんなに揺れるとは知らなかったみたいです。 でも、こんな思い出もいいかな!?
 「きっと、ハワイの美しいサンセットを眺めながら、美味しいコースディナーを
堪能しようと思って来たのに、残念ですね。」と同行した友人とチチを飲みながら
笑っていたのです。 性格かなり悪いですね。

 船酔いする新婚さんへ
ハワイのサンセットクルーズは
結構、揺れますよ。


 話に戻ります。 もう一人の友達は(復旦大学へ留学する人)もはや、「朝食無理です。」
と言って、部屋で寝ておりました。 その時、ピンポンパンポン・・・「11時に日本の西
対馬海峡に入ります。」と放送が入りました。 朝、元気だった獣医さんも昼前から
部屋に戻って横になっていたのです。 私は一人、デッキで荒れている海を眺めて
いました。

 気がついたら、横にイギリス人の青年がいて、皆、船酔いで、出て来ないのに
私の事、大丈夫って聞いてくれました。 結局、立っているのは、この船のクルーと
私達2人だけだった。 私、イギリスヘ遊学じゃなくて、留学していたので、言葉の
発音が良かったのかな? 米語じゃなくて、英語会話が気に入ってくれた様です。

 イギリスに縁があるのでしょうか? 彼と話していたら、ついマイケルを思い出して
しまいました。 ずっと、大揺れの中で、イギリス留学時の話ばかりしていました。
 その人の名はマッドで、大阪のECCで英会話の先生をしていると言ってました。
 中国には旅行目的で、1ヵ月後、又、大阪へ戻る予定とか。

 いろんな話をしている内に彼と意気投合して、残り2日の船中は、殆ど行動を
共にしていました。 2人の女友達は、ひどい船酔いで、結局、2日間殆ど食事も
取らずに、寝たきりでした。 9月2日に天津に着いた時は、元通りに元気になって
いましたが、食事を摂らなかったので、少しやつれていました。 でも、本人達は
いいダイエットになったと、あまり懲りていなかったようですが・・・次回に続く。

 




 


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