哲学的(育児)日記

テツガクテキって……? まぁ、深くは追求しないで。

T氏からの電話

2007-03-16 02:21:13 | 家のことエトセトラ
相変わらず声が出ず。
寝込むほどではないが、とにかく喋るのが辛いので、「今日は一切電話には出ないぞ」と固く心に決める。


が、そんな時に限って電話が鳴るんだな、これが。
最初のコールは無視したが、5分ほど置いて再び電話が鳴った。
普段は電話など、さしてかかって来ないウチのこと、
コレは何か急を要する電話なのでは、とそんな予感がして、つい電話を取ってしまった。


「……もしもし……」
「あー○○銀行のTです、お世話になっております」
ローンセンターのT氏だった。融資実行を翌週に控え、手続きは全て完了してしまっている今
本来、要件などあるはずのないT氏からの突然の電話。これは嫌な予感が的中か?
「実は、先日、ご記入いただいた団体信用生命保険の件で……」
なんでもT氏の話によると、融資の仮申し込み以降に医師の診察を受けた場合は、
その疾病についての診断書が必要だと、保険会社から連絡が入ったらしい。
(たしかに、今年に入って夫は胸部のヘルニアで整形外科に通ったことがあった)
なので診断書を急ぎ取って欲しいのだと言う。


「診断書が出るまで、通常3日はかかると思うんですよね。となると土日を挟んで20日、
そこから融資実行の手続きに入るんで、23日に(融資実行)は厳しいかな、と……」
独り言とも付かない日にち計算を、電話口でブツブツつぶやくT氏。
「とにかく、午後のうちに診断書の用紙をそちらへお持ちします」
そう言うと、電話は切れた。


だが、ちょっとまて。
23日(金)に融資が実行されないとなると、
それは25日(日)に建物の引き渡しが出来ないってことじゃないか?
(銀行からハウスメーカーへ金が渡らなければ、ウチに新居の鍵は来ないのだ)
27日には引っ越しだって言うのに、T氏は何を悠長なことを言っているんだ。


今置いたばかりの受話器を引っ掴むと、折り返しローンセンターのT氏に電話をかけ
こちらから用紙を取りに行く旨を伝える。
「あー、そうですか、そうしてくれると助かります」
電話口の声は慇懃ではあるが、明らかに最初からソレを期待していた風なT氏。
だが、今は腹を立てている暇も余裕もない。
娘が学校から帰って来る時間を気にしつつ、急いでおチビに上着を着せると
「虚(キョ)」の亡霊を背負いながら、車をローンセンターへ走らせた。

声がでない

2007-03-15 07:36:37 | 健康第一
声が出なくなった。
たぶん風邪なのだと思うが、気管の辺りが擦れる様な
深いところから乾いた咳が出る。


それにしても、声が出ないのは
なんとも情けない気分だ。
喋ろうとして口を開くも、息と一緒に漏れるのは「虚(キョ)」という音。


何を喋っても「虚(キョ)」「虚(キョ)」と言っているようで、
お前は、調子っぱずれのウグイスか!
だが、この声にならない音は、どうやら喋った時に体全体に響く
発話の亡霊みたいなものらしい。


間近にいる人に喋りかけているのに、そこへすら届かない、
まるで100メートル先に向かって叫ぶくらいのエネルギーを使う
カサカサと裏返ってしまう声の、力なさ。
肺病みの虚弱体質とは、恐らくこんな感じに違いない、と思う。

レッツ、カムカム

2007-03-14 00:27:16 | 健康第一
今週初めから、腸の辺りが痛み、微熱がある。風邪を引いたらしい。


でも、昼飯をちゃんと食べないと、2連チャンの読書会ではスタミナ持ちませんって。
先週は、ベーグルを食べきれなかったばっかりに、
フッサールも後半に差し掛かる頃には、お腹がグゥグゥ鳴るわ、まるで低血糖みたいに
手のひらから汗が噴き出して目眩がするわで、散々な目に遭ったのダ。やれやれ。


なので、食欲がない時は、寿司かなってことで。
いつものデパ地下ワンコイン弁当コーナーで、京樽の弁当をチョイス。
すし飯の酸味と甘味、茶巾寿司の黄色が、食欲を刺激してくれることを祈りつつ。


でも、目の前にしてみると、やっぱり食べられない。
いや、ここで負けてはいかん。
ペットボトルの「霧島の水」をぐいっと飲むと、飯を口に入れて咀嚼する。
何回も噛んでいると、食欲がなくても自然に嚥下してしまう。
また飯を口に入れる、咀嚼する、嚥下する、たまに水を飲む、飯を口に入れる、咀嚼する、嚥下する……
腹はもともと空いていないので、弁当はなかなか減らないが
噛めば流動食と一緒だ。なんとか完食する。


普段の3倍くらい噛んだ気がする。
噛むごとに、咀嚼物が胃に流れてゆくごとに、腹がふくれるのとは違う、
何かが満たされた感覚。
血糖値が上がるにはまだ早いから、この満たされた感覚は、いわゆる「満腹感」というやつか。


腹が減ってもいないのに満腹感とは、こは如何に。
満腹感とは、腹がふくれる感覚とは全く別のものなんだな。
「腹が満ちる」と書くが、実際満ちるのはもっと別の何かだ。スイッチがオンになる感じ。
噛むという行為そのものが、何かを呼び覚ます力があるのではないか、そんな気がした。


それにしても、「霧島の水」、旨かったな。
コンビニで100円で買ったんだけど。

確定申告する

2007-03-13 19:35:14 | 家のことエトセトラ
こんなギリになって、確定申告書、提出。
世の中、ウチのようにギリギリにならないとやらない人が多いと見えて
朝イチにも関わらず、税務署には長蛇の列。


特に資産を持たない普通のサラリーマン家庭にとっては、たまに医療費控除申告をするくらいで
現役中は全く縁のない手続きだが、
今回は、昨年から今年にかけての自己住居用の不動産買い換えに絡む申告です。


マイホームの買い換えに伴って、家を売って損が出た場合、その損失分を、
向こう3年の他の所得税から控除できるという特例措置がある。
これは自動で控除されるのではなく、毎年申告しないと受けることが出来ない。


 マイホームの買換え等の場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例


コレ(↑)は、国税庁のタックスアンサー(税務相談室)っていうHPなんだけど
この説明の仕方、何とかならんかね~。
相談室なんだから、もう少し親切にやさしく書いてくれても良いんじゃない?って思うんだけど。
読む方は、頭に「ド」の付くトウシロなんだからサ~。
(ま、今回の申告書記入は、一切合切、夫任せだったんで、文句を言えた義理でもないが)


「申告書に既に記入済み」の列に並ぶと、比較的早くに順番がやって来た。
招かれるままにカウンターへ行くと、受け付けた男性は特に記載内容を確認することもなく
申告者控えに受領印を捺して返してよこす。
「そういえば、連絡先は新しい家の電話番号を書いちゃった」
帰り道、夫が心配そうに言った。
「記入に間違いがあって連絡が来ても、電話を受けられないな」


電話番号か~。携帯番号でも書いておけば良かったかしらん?
もう、ここ最近は、どの書類に、どの住所、どの電話番号を書けば良いか、さっぱりわかりません。
現住所と、引っ越し先の住所は、底地と登記後の2つの住所がある。


とりあえず出してしまったものは、仕方ないってことで。

「いたちのたぬき」

2007-03-12 19:15:11 | 娯楽
NHK総合に「ピタゴラスイッチ」という、子供向け番組がある。


その独特のテイストで、多くの視聴者を魅了しているが(自分も魅了された1人ですが)
最近この番組で放送された歌に、「なぞなぞうた・ いたちのたぬき」というのがある。
これがまた、ピタゴラスイッチ的世界観満載。
百聞は一見にしかず。上のタイトルから、どうぞご覧下さい。


この歌の作詞者で、「ピタゴラスイッチ」の監修もしている
佐藤雅彦氏は、慶応大学環境情報学部教授で、メディアクリエーターってことらしいです。
私の愛する湖池屋「ポリンキー」のCMも制作されてます。

「病気にならない生き方」

2007-03-11 18:49:23 | 図書
朝一番で、娘の美容院の予約を入れていた。
冬の間に伸びきって、ぼーぼーになった娘の傷んだ髪を切るのには、多分1時間半くらいかかるだろう。
その間の待ち時間を利用して、借りっ放しになっていた本を読むことにする。


病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-


「面白いから、読んでみて」と親が持ってきたのだが、
時間が取れずに、ずっと放ったままになっていた。


内容は、世界で最初に大腸内視鏡の挿入法を開発し、日米で30万例の胃腸内視鏡検査と
9万例のポリープ切除手術を行った、世界的権威の臨床医が
自らの診療経験を元に、胃腸の相から人の健康を捉え、病気にならずに生きるにはどうしたら良いか
を具体的に示した本。


「ミラクル・エンザイム」とは、人の体の中で幾千通りの仕方で働く、各種「エンザイム(酵素)」の
元となる、「原エンザイム」とでも言うべきもの。
酵素はもともと、夫々が一つの物質に対してしか作用しない。
例えば、炭水化物には「ジアスターゼ」という酵素、タンパク質には「アミラーゼ」、脂質には「リパーゼ」
という組み合わせはよく知られている。
人の体の中ではこうした様々な酵素が働いているが、それら幾千種の酵素が全て体内に備わっているのではなく、
酵素になる原物質が、必要に応じて幾多の酵素に変化するというのが「ミラクル・エンザイム」説だ。
そして、この「ミラクル・エンザイム」の量が、その人の寿命を決定しており
この「ミラクル・エンザイム」をいかに体に取り入れるかが、健康な生にとってとても重要なことだという。


この考えを軸に、現代の食生活に様々な警鐘を鳴らすのであるが、たとえば
「牛乳は体に良くない!」
という説などは、牛乳は体に良いと信じていたので本当にビックリ。
でも、著者の言い分を読んでゆくと、それは決して珍説という訳ではない。
著者によれば、牛乳やヨーグルトなど乳製品を多く摂る人の腸は、著者の臨床例では決まって腸壁が厚く硬く、
病的な相をしているという。当然、ポリープになる確率も高くなる。
そこから著者は、いかに牛乳というものが、健康に良くない飲み物であるのか
(=ミラクル・エンザイムを消耗するものであるか)を論証して行くのだ。


著者は臨床医であって、研究者ではないので、この説を実験によって検証はしていない。
なので「コレって、ホントなの~?」という疑問には答えようがないというのが実際のところだし、
日本人とアメリカ人の症例のみに基づく考えを、全人類にそのまま適用できるのかも疑問だし、
提唱する生活習慣も常識的な範囲のものだけど、
それでも「ミラクル・エンザイム」という考え方は、とても興味深かったです。
とりあえず、自分は、これ読んだ後、雑穀を買いに行きました。


とても分かり易く書かれているので、あっという間に読めてしまいます。
ご興味を持たれた方は、どうぞ。

家の取り扱い説明

2007-03-10 17:30:05 | 家のことエトセトラ
今日は、新居の設備の取り扱い説明を一通り受けてきた。


ドアの鍵の掛け方から始まって、トイレの便座の外し方、台所の水の出し方、風呂場のドアの開け方、
雨戸の開け方、換気扇の使い方、ベランダの手入れの仕方、空調のリモコン操作、太陽光発電の表示の見方、
HIクッキングヒーターの使い方、エコキュートの使い方、……
って、一度に覚えられる訳ないっちゅーの。


最後に渡された、設備の取扱説明書の束が、これまた凄まじい。
ファイルに収まりきらず、溢れかえって山になっているのを
その場に居た、現場監督のY氏、営業のH氏、設計のK氏、インテリア担当のK嬢とが手分けして
なんとか一つにまとめてくれた。
「こういうの、読む方ですか?」
本日の設備説明担当Y氏に尋ねられ、夫と声を揃えて「いいえ!」と元気よく答える。


携帯電話の説明書だって読んだことがないのに、この束をどうするよ?
住んでから「これは一体どうやって使うのか?」という場面が、多々出てきそうな予感。
Y氏はY氏で、住み始めてから「アレが使えません! コレが動きません!」という
問い合わせ電話が押し寄せるのではないか、というイヤーな予感を感じていたに違いない。


そんな、秘密基地や要塞みたいな家って訳でもなく(ソレはソレで面白そうだが)
ごく普通の家なんですが。

虫歯注意報

2007-03-09 13:19:28 | 健康第一
「あれ、まただ」
おチビの飲み残した牛乳が入ったマグカップを、片付け忘れて一晩放置したら
なんとヨーグルトが出来ていた。


マンションなので、特に暖房器具を使わなくても、室温は常に20℃くらいある。
その程度の温度でも、乳酸菌って増えるのねー……って、そうじゃないだろう!
子供の口に、ヨーグルトが出来るほどの乳酸菌が棲んでる状態って、かなりヤバいかも。
乳酸菌は、腸の中で良い働きをしてくれる代表選手(いわゆる「善玉菌」)としてもてはやされてますが、
口中で虫歯の原因にもなると言う説もあり。


「乳酸菌は体にいいから」といって、せっせとヨーグルトなんぞ食べても
そのほとんどは胃酸で死んでしまうというし、
結果、口に残った乳酸菌で虫歯になったんじゃあ、元も子もありません。
ウチは、乳酸菌飲料は飲ませていないから、おチビの口内にいるのは母乳の乳酸菌かなあ。
いずれにしても、歯磨き励行。


にしても、「善」とか「悪」とかって、せいぜい人間にとって役に立つとか立たないとか、
かなり偏った価値付けだよなー。
乳酸菌にしてみれば、「ほっといてくれ」って感じ?

シンクロニシティー2007

2007-03-08 13:58:21 | Philosophisch
先週の土曜日に、前に住んでいたマンションの近所のお友達のHさんから、大変久しぶりにお電話を頂いた。
息子さんが上智大学の、しかも哲学科に合格されたということで、
ウチの引っ越しにともなって、もし処分しようと思っている入門書などあれば頂きたい、というお話だった。


自分が知り合いになった頃、Hさんは小学校の相談員の仕事をされながら、心理学の勉強をされていた。
Hさんは、年は10ほど離れているが、何かのきっかけから親しくメールなどさせて頂くようになった方だ。
学校のこと、相談者の家族との交流のこと、キリスト教のこと、大学と論文のこと、ご家族のこと、お子さんのこと……、
本当に様々なことを、その渦中のありのままの気持ちを、頂いた沢山のメールを通じて聞かせて頂いた。


出会って7年の間に、Hさんは、放送大学を経て臨床心理士の資格を取得、息子さんの受験、
キリスト教への入信、お父様のご入院とご逝去など、様々な出来事を経て来られた。
それは、Hさんご自身の人生でも大きな転換期であっただろう。
それを間近で見続けてきたことも、何かのご縁かと思う。


自分の中に、何かの「種」を植えて来られたHさんから、久しぶりにお電話を頂いた。
そういえば、Hさんからずっと借りたままになっていた、シュタイナーの入門書をお返ししなければ。
ずっと気になっていたそのことも、これが良い機会と、お礼と共に伝えて電話を切った。


それが今日、久しぶりに、何気なくN先生のブログ「何を書こうか」を覗いてみたところ
先生も久しぶりにブログを更新したらしく、しかもそこには「シュタイナー」の文字が。


こう言うのを、シンクロニシティーという。
「シュタイナーが近くに来ている」とN先生は仰った。
たしかに、来ているかもしれない。そろそろ読み時か。
機は熟した。

SFホラー?

2007-03-07 14:34:04 | Traum
今朝、SFホラーチックな夢を見た。


黒いスライム状の物体が、人々に張り付いてその生気を吸い取っている。
コールタールのように粘っこく、黒く光るソレは、まるで意志を持っているかのように
表面張力で丸くなりながら、互いにくっついたり離れたり、常に形を変えつつ
集団で人に飛びつき、その生気を吸うのだ。


見ていると、吸い付かれた人は、生気を吸い取られ、廃人のようになってしまった。
吸い付かれた人の悲鳴と、ウニョウニョ蠢く黒いソレの気持ち悪さ。
そいつは一体何なのか?


幸い、襲われる様子がなかったので、試しにソレを手に取ってみる。
手のひらに載ったソレは、まるでヒルが吸い付くみたいに
ドクンドクンと全身を波打たせながら、こちらの手のひらから何かを吸い取っている。
黒い体(?)が充溢して、さらにテラテラと黒光りしてゆく。


このまま吸い尽くされては困るので、指でソレをつまんで引っ張ってみると
意外にもソレは簡単に剥がれた。
ソレが吸い付いていたらしい手のひらの部分が赤くなっている。
だが、生気を吸い取られたにしては、自分は随分元気だな。


そのとき閃いた。
ソレが吸い取っていたのは、人の生気ではなく、意識なんだ!
それならば、意識の働きを止めれば、ソレにやられずに済むはずだ。
(一体なんの根拠があってそう思ったのかは分からないが)
再び、ソレを手のひらに乗せ、瞑想をしてみる。


すると黒光りしていたソレは、徐々に色を失い、輪郭がぼやけ
やがて消えた。
やはり、ソレは人の意識を吸い取っていたのだ。


そこで目が覚めた。
変な夢だが、なんだか映画を観ているみたいだった。

底地証明

2007-03-06 13:55:34 | 家のことエトセトラ
昨日は、転出手続きを済ませたその足で、転居先のH市役所で転入手続きをしてきた。


T市に比べると、随分こじんまりとした古い庁舎のH市役所。
そこの市民課に、今度は「転入届」を「転出証明書」と一緒に提出、同時に「印鑑登録」も申し込む。
手続きが済むのを待っていると、所員の男性に呼ばれた。
「『底地証明』はお持ちですか」
「いえ、ありません」
「こちらの住所では、それがないと手続きが出来ないんですよ~」


また来たか!区画整理事業地内!
「底地証明」とは、仮換地指定地の当該の街区(=未登記のウチの土地)が旧住所でいうとどこに当たるのか、
その関係を指定、証明するための書類のこと。
まだ未登記の土地を公的書類に表示するために、登記までのあいだ便宜的に旧住所を採用するのだが
公的書類に登録する際、「この住所で間違いありません」と証明するのが「底地証明」。
役所は、その証明書を元に、仮換地中の土地に住もうとする人間の住民登録を行うのだ。
「もし万一、別の方の住所に住民登録してしまったら、エラいことになりますから……」
と、その男性所員。そりゃ、ごもっともでございます。


「最悪、その証明書のファックスでも構いません」と、役所にしては大変寛大なことを仰るので、
ウチの土地の「底地証明」を発行する、UR都市機構の西部開発事務所(所在:東松山)に問い合わせたところ、
直接事務所に出向いて申請する事が必要で、おまけに申請から発行までに2~3日かかるということだった。
にゃんですと~! ファックスで取り寄せるどころか、今日中に転入手続きがとれないではないか。


そうは言っても、ないものは仕方ない。
娘が小学校から帰って来る時間が近付いてきたので、一先ず帰って仕切り直しか。
もう一日、夫には休みを取ってもらわないとならんかなあ。
印鑑登録は、本人による申請でないと即日発行してもらえない。
自分が代理で登録したのでは、今週末に控えた融資実行に間に合わなくなってしまう。


とぼとぼした気持ち(?)で、車で1時間の道のりを走り出したが、
夫がぽつりと「もしかしたら、Hさんが持ってるかもしれない」。
「え?」
夫は、ハウスメーカーのH氏が、ウチの「底地証明」を持っていると言っているのだ。なぜ?
「前にHさん、‘ウチの用事で東松山に行く’って言ってたんだよな……」
そういえば「東松山に行った」という様な話は、だいぶ前(昨年?)に聞いた気がしないでもないけど。


すがる様な気持ちで、とにかくH氏に電話を入れてみた。
すると答えは「Yes」。
何かの手続きで、「底地証明」が必要となったH氏が、原本を以前取り寄せていたのだ。
スゴいぞ!夫!
些細な世間話の記憶から、それを思いつくとは。
「役所に居る間に思い出せなかったのは、イマイチだったけどな」
こちらの賛辞に、夫、謙遜。


いえいえ、その記憶力と洞察力は、心底、尊敬致しますよ!
結婚してこのかた、これほど夫が頼もしく思えたことはないってくらいです。

転出届をだす

2007-03-05 10:56:10 | 家のことエトセトラ
今日は、夫も休みを取り、転出・転入手続きをしてきた。
今週末に必要となる住民票やら印鑑証明やらを申請するには、先立つ手続きは早い方が間違いがない。


月曜の役所は、思ったよりも空いていた。

「市民課」へ行き、「転出証明書申請」を記入し提出、そのさい一緒に「印鑑登録証」を返却する。
転出証明が発行されるまでの間に、
「児童福祉課」で「児童福祉手当」の転出手続きを
「総務福祉課」で、「乳幼児医療助成」の転出手続きを済ませ、
「市民税課」で、転出先での児童福祉手当申請用の、「17年度分の所得証明書」を発行してもらい
市民課へ戻った頃には、転出証明が出来上がっていた。


ま、書類上の手続きってだけのことなんで、サクサクと。
「これで、T市の市民じゃなくなったな」
市民課を後にしつつ、夫が言った。


そうか~、役所に入ってきた時には、T市市民だったけど、今は、もうT市市民じゃないなんて
なんか不思議だな。
書類上の違いだけで、何も変化しない「この生身の自分」が存在するなんて言うのは、あるいは幻想かもしれない。
だからこそ、人は田園調布に住みたがったり、湘南ナンバーを付けたがったりするんじゃないか。


7年という、中途半端な付き合いだったが、それなりに世話になった。
さらば、T市よ!


仮住まい証明?

2007-03-04 09:55:55 | 家のことエトセトラ
昨日の銀行での説明で、融資実行を受けるために住民票を移動せよ、と言われた。


何でも、新住所が記載された住民票と、新住所に登録された印鑑証明が、手続きの際に必要ということらしい。
ってことは、仮住まいでT市に住みながら、書類上はH市民になるということか。
「みなさん、やってますから」と、ハウスメーカーのH氏も、銀行のT氏も、それがさも当然だと言う口ぶり。
前回のマンションへの住み替えの時には、そんな事はしなかったんだけどなあ。
必要と言われちゃあ、まあ、仕方ないか。


そういえば仮住まいに引っ越しする時は、「住民票の移動はしなくても良いですよ」と引っ越し業者のMさんが
これまたさも当たり前、という風に言っていた。
たしかにほんの数ヶ月住まうために、ありとあらゆる公的書類の住所を書き換えるのは面倒だから
住民票は移さず今日に至るのだけれど、
それでも手続きに必要な住民票や印鑑証明を取る度、もはや他人のものとなった住所を記入することに
どこかばつの悪い思いがしていたのだ。


こういう不確定な状況を補完する制度や法律というものはないのだろうか。
例えば「仮住まい証明」を発行するとかさ。
そうでないと、万が一、自動車事故を起こしたとか、病気で入院したとか、
不測の事態が起こった時に、それに伴う手続きが、必要以上に煩瑣になってしまうことにならないか、
あるいは手続き上、何らかの不利益を被ったりする恐れはないのか。


場合によっては、公共料金の領収証が、「仮住まい証明」の代わりをする事もある。
例えば、クレジットカードを作るなんて時は、
旧住所のままの免許証などに領収証のコピーを添付することで、本人確認書類とする事が出来る。


でも、一見簡単便利なこの方法は、公共料金の領収証に名前が記載された本人しか使えない!
だから自分の様な主婦には、全く使えない方法なのだ。
それには配偶者との関係の記載された書類を、さらに添付すればいいのかとも思うが、
そもそも領収証なんて、顔写真もないのに、どうして本人確認の証明に使えるのかさっぱり理解できない。


同姓同名の領収証なんて、いくらでもあるじゃん。
どうして役所は、こんな抜け穴だらけな方法を是認するのか。
書類が大事って、偉そうに言うなら、そう言うところを先に見直せってゆーのさ!

団体信用生命保険加入申請手続

2007-03-03 23:56:17 | 家のことエトセトラ
一昨日、かかってきた電話に出ると、それは新居の融資元銀行のT氏だった。
「お久しぶりです~、ご無沙汰してます」
その低い張りのある声に、あの「(二谷英二+北村総一郎)÷2」の風貌が瞼の裏に蘇る。
前回会ったのは、仮住まいに引っ越した頃だったっけ? これは大分ご無沙汰していた。
要件は、融資に先立って団体信用生命保険への加入手続きをしに、銀行へ来いということであった。


そんな訳で、今日は、新居見舞いとハウスメーカーでの打ち合せの合間を縫って銀行へ行ってきた。
する事はと言えば、何のことはない、団信の申込書に夫が名前を書いて実印を捺すだけなので
こちらは付き添いみたいなものだ。
とはいえ、今後の融資実行に先立ってその段取りの説明を受けたりしなけりゃならないので
2つの耳より4つの耳。その場に居ても無駄じゃあないだろう。


「では、こちらも読んで、マルをつけて下さい。いままで病気とかしていないですよね」
保険なので、既往病や最近受けた診療について申告しなければならない。
そう言えば、夫はヘルニアで病院に通ったことがあったっけ。
「一応書いておいた方が良いですね。ウソがあっちゃいけないから。
でも、そのくらいなら大丈夫と思いますよ。
他にも何か、病気とかないですかね。大丈夫ですかね。病気……、くっくっくっ」


そこ、笑うところじゃないだろう?
銀行の人が、皆が皆、杓子定規な堅物という訳じゃないだろうけどさ。


いぬのおまわりさん

2007-03-02 22:28:57 | おもしろことば
おチビが何やら歌を歌っている。


よく聞くと、断片的ながら、それはどうやら「いぬのおまわりさん」のメロディに聞こえる。
だが、どうも歌詞が怪しい。
「まいごのまいごの○△※ちゃん~♪」
分からないところは適当にゴニョゴニョやりながら、何度も何度も壊れたレコードみたいに歌っている。


訂正しようかとも思ったが、面白いので放っておくことにした。
こういう誤摩化しは、結構大人だってやってるよな。
たとえば、ビリー・ジョエルの「Uptown girl」の出だしを「アップタウン ガール~」と
歌ったところから先が鼻歌になってしまう様なもんだ。


だが、インチキなりに、同じ様な歌詞を何度も何度も歌うので徐々に耳について来るようになった。
「いーぬーのーおまわりさん、○△※☆、にゃんにゃんにゃにゃーん♪」
あれ、鳴くのは犬の方じゃなかったっけ?
しまいには、
「いーぬーのーおまわりさん、あなたのおうちはどこにある~♪」


それって、逆職務質問。