哲学的(育児)日記

テツガクテキって……? まぁ、深くは追求しないで。

T氏からの電話

2007-03-16 02:21:13 | 家のことエトセトラ
相変わらず声が出ず。
寝込むほどではないが、とにかく喋るのが辛いので、「今日は一切電話には出ないぞ」と固く心に決める。


が、そんな時に限って電話が鳴るんだな、これが。
最初のコールは無視したが、5分ほど置いて再び電話が鳴った。
普段は電話など、さしてかかって来ないウチのこと、
コレは何か急を要する電話なのでは、とそんな予感がして、つい電話を取ってしまった。


「……もしもし……」
「あー○○銀行のTです、お世話になっております」
ローンセンターのT氏だった。融資実行を翌週に控え、手続きは全て完了してしまっている今
本来、要件などあるはずのないT氏からの突然の電話。これは嫌な予感が的中か?
「実は、先日、ご記入いただいた団体信用生命保険の件で……」
なんでもT氏の話によると、融資の仮申し込み以降に医師の診察を受けた場合は、
その疾病についての診断書が必要だと、保険会社から連絡が入ったらしい。
(たしかに、今年に入って夫は胸部のヘルニアで整形外科に通ったことがあった)
なので診断書を急ぎ取って欲しいのだと言う。


「診断書が出るまで、通常3日はかかると思うんですよね。となると土日を挟んで20日、
そこから融資実行の手続きに入るんで、23日に(融資実行)は厳しいかな、と……」
独り言とも付かない日にち計算を、電話口でブツブツつぶやくT氏。
「とにかく、午後のうちに診断書の用紙をそちらへお持ちします」
そう言うと、電話は切れた。


だが、ちょっとまて。
23日(金)に融資が実行されないとなると、
それは25日(日)に建物の引き渡しが出来ないってことじゃないか?
(銀行からハウスメーカーへ金が渡らなければ、ウチに新居の鍵は来ないのだ)
27日には引っ越しだって言うのに、T氏は何を悠長なことを言っているんだ。


今置いたばかりの受話器を引っ掴むと、折り返しローンセンターのT氏に電話をかけ
こちらから用紙を取りに行く旨を伝える。
「あー、そうですか、そうしてくれると助かります」
電話口の声は慇懃ではあるが、明らかに最初からソレを期待していた風なT氏。
だが、今は腹を立てている暇も余裕もない。
娘が学校から帰って来る時間を気にしつつ、急いでおチビに上着を着せると
「虚(キョ)」の亡霊を背負いながら、車をローンセンターへ走らせた。