私のあたまのひきだし

趣味・どうでもいい疑問…よしなしごとを書いてます♪

探し物はなんですか?

2010年02月02日 20時37分38秒 | 漫画・アニメ・小説

井上陽水の歌詞ではありません。


なんとなくそんな気分だったので、こういうタイトルにしてみました。


人間、手元にないときに限って頭から離れないものって…ありますよね?^^;


ナポレオン狂.jpg


 


私は小学校の頃から、この阿刀田高さんのファンで、結構な数の単行本を持っていました。


…なのに、1冊だけ…


非常に大切な1冊だけどうしても見つからず、誰かに貸した記憶もなく悶々としてる日々。


そう、叔母が私に話してくれて“読んでみたい!!”と思わせてくれた話が載っている「恐怖同盟」という本がないのです。


 


「そんなのブックオフとかに行けば105円で売ってるじゃん~」と、思われるかも知れないですが、まさにその通り。


本自体は結構売っているのですが…ここからが問題なのです―


私が記憶している「血」という話は


『主人公は、母:専業主婦 父:巨人ファンでサラリーマン。晩御飯のときにビールを飲みながら、野球観戦するという“普通の家庭”の小学生の男の子。
ある日、お父さんの机の引き出しにナイフがしまってあるのを見つけてしまう。お父さんは、“お母さんには内緒だよ、男同士の約束だ”と。子供はお父さんに同士の扱いを受けたのでも物凄く喜び、約束を守る。
そこのお父さんは、数ヶ月に一回皆が寝静まった時間に何処かへ出掛けることがあった―男の子はその跡をつけていくがいつも途中で見失ってしまいます。それから数年後のある日、お前ももうそろそろ良いか…というお父さんの一言でその主人公も謎の会合に連れて行って貰えることになりました。
―そこは町外れの倉庫で、中は薄暗く、人が大勢いるが顔は全然分からない。世間話も程ほどに皆は何かをそわそわ待っているようだった。しばらく経つと奥から、お鍋が運ばれてきて、皆でその中身を食べるというただそれだけの会合だった。
――それから数年後、少年は父親に語りかける「僕も手伝おうか?次は僕たちの番でしょ」と。そう、父が会合に出掛けた次の日の新聞には…。』


という風に記憶しているのですが…、本屋で見かける「恐怖同盟」の「血」の話は…お父さんの職業がサラリーマンではなく、女形か何かなのです。そして、主人公は引っ越しが多い子という設定になってます。


あとは殆ど内容が同じなのですが、私の中に強烈に残っている印象は、あくまで「普通のサラリーマンのお父さん」の家庭環境でのお話なんですね。その「普通」という感覚があるからこそ、この話はブラックなのに…。


初版と増刷分の本とで改訂されたのか分からないのですが、現在手に入りやすい「恐怖同盟」の話は何か余計なモノがついてしまった感じで巧く言えないけれど…なんか違うんですよね。


私の記憶が違うのかな?と散々考えましたが…結局は、未だに探している状況です T^T。


 



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