33才でガーン ★肺がんの闘病と治療の記録★

2008年1月22日に33歳♂の私は末期の肺がんと診断されました。元気とやる気とプラス笑顔でがんばろう。

涙の告知 No2

2008-02-27 07:18:03 | 肺がんの告知
なにも告知は私がお医者様に聞かされるばかりでもありません。
病院で夫婦ともに説明を受けたのち、あまりのショックに今日は自宅に戻る事にきめた私達夫婦。一方、自宅には、子供達の世話をお願いする為、遠方から急遽呼んだ実母と子供達が待っている。実母には、もう少し、時と場合とタイミングを考えて告知してやればよかったかと思いつつ、隠す気がない私達は、できるだけ早く伝えたかった。(うそが大きくなる前に・・)


「ちょっと家の前まで降りてきてよ」

入院しているはずの息子が突然帰ってきたから話が通じず息子をいらいらさせた。やっぱり天然には勝てないのか?電話で家の外にでるように伝えるけど意図が伝わらない。そんでもって、団地の周囲を2週ほどぐるっと小ドライブ。時は19:00を過ぎての暗い中でのお話。

「俺、肺がんで、もう長くないらしい」

「えっ、うそ~!」「ちゃんと検査したの」「死ぬわけないよ」「先生がそんな事言うわけない」

母親にとっては受け入れがたい事実だったのだろう。そんな分けない、がんのはずがないと、肺がんである事、自体を受け入れられない。母親を悲しませたくないという願いから反する為、そんな母親の悲しみがむしょうにいらついてしまった。母親が悲しめば悲しむほど息子はいらつく。というおかしな構図に。

信じられないかもしれないけど、「肺がんである事」「もう長くない事」を受け入れてください。

「変わってあげたい」

確かに誰もがそう思うのだろうけど、そんな事言われても、息子からみれば、母親が死んでしまっていいわけがない。でも、ありがとう。


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