1月16日（７30日目）

丁度二年前の事。

近くの町のお医者さんの所に、2ヶ月近く止まらない咳を見て貰うために受診した。僕は、タバコの吸い過ぎによる扁桃腺炎とたかをくくっていた。タバコを止めれば直ぐに良くなるって・・・・。悪い不安を抱えた嫁さんに強く病院に行く事を勧められた。

あれから2年間のいくつかの病院を訪ね、戻ってきたのは、始まりの町のお医者様の所でした。

理由は、心が折れてしまったんでしょうね。夢も希望もなくしてしまったんです。人付き合いも下手で、興味がある事は、真っ直ぐに、猪突猛進の僕です。でも、病気を理由に出来なかった。体が動かなかった。心と体が一杯一杯だったんだ。

Ｑ　月に治療代（主にタルセバ）10万円もかけての延命をいつまで続けるのか？
家族の為に死ぬわけにはいかない。経済的にも、子供達のお世話にも、嫁さんを一人残していくわけにはいかなかった。でも、もう大丈夫だ。子供も嫁さんもより大きくなった。支えてくれた。でも、過剰な気持ちが、時に家族をばらばらにしてしまう。わたしの性格からしても、誰かのお世話にはなりたくない。

Ｑ　タルセバにはどんな副作用があったのか？
まずは、重度の下痢ですかね。おかげで肉食主義者から菜食主義者に転身しました。体重は、病気前72kgから現在51kgまで減っています。太りすぎを気にしてたのに強制ダイエット。そして、皮膚障害は、厄介ですね。体中痒くて、でも掻けば掻くほど悪化して。これは、軟膏を全身に塗って、痒み止めとルリッド錠を服用し、湿度をとるよう勤めました。肺がんがきっかけか頭は禿になってしまいました。全身の毛が、か細く曲がりまくっています。おかげでまつ毛が目に刺さる始末。目と言えば、ドライアイも元からあって、いろいろ症状がでます。鼻毛は全部抜け、口びるの両端は炎症を起こしています。耳は耳鳴り。爪はいびつに肉に向かって生えてくるし、痛いよね。



1000文字以上だから別の日記にします。続きは探してください。