白いひよこが最後に入院したのは5月6日でした。
GW中、最高潮に具合が悪い状態でした。ちょっと歩いただけでも息切れ状態。
5月5日に息子たちの空手の大会があったのですが、「家で休んでていいよ」と言う私に、「ずっと車で寝てるかもしれないけど、一緒に行くよ」と一緒に出かけました。
空手大会の会場では、駐車場から観客席(距離にして2~300メートル程)に着くまでに何度も休憩を入れないとたどり着けない状態でした。
その日は息子たちの出番が終了してすぐに家に戻り、翌日6日に朝一番で近所のかかりつけの病院を受診しました。
脈が速く、血中酸素も90%を切っており、レントゲンを取ってみると右の肺は胸水がいっぱいで、左の肺も白いもやが多くかかっている状態で、今までは町立病院で処置してもらっていたのですが、「今回は医師会病院の方に行った方がいいでしょう。」という主治医の先生の判断で、病院から酸素ボンベを借り、紹介状を持って医師会病院へ緊急入院することになりました。
医師会病院に着くと、間が悪いことに以前相談していた緩和ケア病棟の先生が出張の為9日の夜にしか戻らないということで、内科病棟に入院しました。
この時は、私も白いひよこ自身も胸水を抜けば少しは楽になるだろうし、まだ何とかなるだろうと考えていたと思います。
なので、6日の日、私は白いひよこを病院に残して午後から仕事に行きました。翌日は金曜日。土曜日に子供たちも連れて白いひよこのところに行こうと思っていました。
様子が変わってきたのは金曜日の昼間でした。白いひよこからの意味不明なメールが2件。私はこの時、余り事態が深刻化しているとは考えず、「またテキトーにメールを打って・・・」位にしか思っていませんでした。
その金曜日の晩のことでした。夜中の12時過ぎに病院から電話がありました。
看護師「ご主人の容態が悪いのですぐに病院に来てください。」
私「それは、危ないってことなんですか?」
看護師「それはなんとも言えませんが、その可能性もあります。」
私「彼の両親にも来てもらった方がいいんでしょうか?」
看護師「そうですね・・・その方がいいかもしれません。」
とこんなやり取りをした後、息子たちを起こして、白いひよこの実家に電話をし、病院に向かいました。
病院に駆けつけると、大部屋に入院していたはずの白いひよこは個室に移動になっていました。そして、話しかけても反応しない状態。酸素マスクと心拍数や血中酸素を計る機械に繋がれていました。
看護師さんの説明によると、
金曜日の昼過ぎから呼吸が苦しい状態。夜になって、トイレに行こうとしたのかベッドから落ちて床に座りこんで動けない状態で発見。その後、意識が朦朧とし、呼びかけても反応しない状態に。
と言うことでした。話しかけても反応しない眠ってる?状態で、朝まで傍についていました。明け方になり、白いひよこの両親が到着しました。
朝になり、目が覚めたのか、ちょっと覚醒した白いひよこは私と息子がいて、更に自分の両親がいる状態にちょっと訳がわからないようでした。
その後、多少意識がしっかりしてきましたが、呼吸の苦しい状態は変わらず、酸素量をいっぱいにしてもらっていましたが、それでもかなり苦しそうでした。
主治医の先生が9日の夜にしか戻らないと言うことで、とりあえずは、安定剤の点滴をしてしのいでいましたが、8日をやり過ごし9日になって、状態はよくならず、主治医の先生は夜にしか戻らないということでしたが、何とかならないものかと看護師さんに相談し、とりあえず、胸水を抜きましょうという事になりました。
当番の先生は心臓外科の先生で、胸水を抜く前にお話をしました。
先生「胸水を抜いても良くならない可能性もあります。場合によっては、余計症状が悪くなることもあります。そのときは、鎮静といって、薬を使って意識レベルを落とし息苦しさを和らげる処置をすることになると思います。そうなると、身体機能が徐々に低下していくので・・・」
私「そういう状態になってしまうと、彼の時間は残りどれくらいなんでしょうか?」
先生「個人差はありますが、2~4日・・・数日と言ったところだと思います。」
その後、胸水を1500ml抜いてもらいました。
少し、白いひよこの状態が落ち着いたようでした。
夜9時に主治医の先生が出張から戻ってきました。そして、私と息子たち、白いひよこの両親で主治医の先生とお話しました。
先生「白いひよこさんのレントゲンや状態、経過を見て、おそらく長くても一ヶ月越せるか越せないかだと思います。会わせたい人がいれば早いうちに会わせてあげてください。今後はモルヒネを使って痛みを取り除いていく処置になると思います。呼吸が困難になってくると麻酔を使って眠らせるような処置になっていくと思います。そうなるともうお話はできない状態になります。」
その後、先生と私達とで質疑応答を幾つかしました。
長男が「もうパパは治らないんですか?」
先生「そうですね。今までのように胸の水を抜いて、家に帰って過ごされるという事はもうできないでしょう。」
このやり取りだけは聞いていて本当に辛かったです。
先生「明日緩和ケア病棟に移ります。」
翌日10日、白いひよこは緩和ケア病棟に移動しました。
GW中、最高潮に具合が悪い状態でした。ちょっと歩いただけでも息切れ状態。
5月5日に息子たちの空手の大会があったのですが、「家で休んでていいよ」と言う私に、「ずっと車で寝てるかもしれないけど、一緒に行くよ」と一緒に出かけました。
空手大会の会場では、駐車場から観客席(距離にして2~300メートル程)に着くまでに何度も休憩を入れないとたどり着けない状態でした。
その日は息子たちの出番が終了してすぐに家に戻り、翌日6日に朝一番で近所のかかりつけの病院を受診しました。
脈が速く、血中酸素も90%を切っており、レントゲンを取ってみると右の肺は胸水がいっぱいで、左の肺も白いもやが多くかかっている状態で、今までは町立病院で処置してもらっていたのですが、「今回は医師会病院の方に行った方がいいでしょう。」という主治医の先生の判断で、病院から酸素ボンベを借り、紹介状を持って医師会病院へ緊急入院することになりました。
医師会病院に着くと、間が悪いことに以前相談していた緩和ケア病棟の先生が出張の為9日の夜にしか戻らないということで、内科病棟に入院しました。
この時は、私も白いひよこ自身も胸水を抜けば少しは楽になるだろうし、まだ何とかなるだろうと考えていたと思います。
なので、6日の日、私は白いひよこを病院に残して午後から仕事に行きました。翌日は金曜日。土曜日に子供たちも連れて白いひよこのところに行こうと思っていました。
様子が変わってきたのは金曜日の昼間でした。白いひよこからの意味不明なメールが2件。私はこの時、余り事態が深刻化しているとは考えず、「またテキトーにメールを打って・・・」位にしか思っていませんでした。
その金曜日の晩のことでした。夜中の12時過ぎに病院から電話がありました。
看護師「ご主人の容態が悪いのですぐに病院に来てください。」
私「それは、危ないってことなんですか?」
看護師「それはなんとも言えませんが、その可能性もあります。」
私「彼の両親にも来てもらった方がいいんでしょうか?」
看護師「そうですね・・・その方がいいかもしれません。」
とこんなやり取りをした後、息子たちを起こして、白いひよこの実家に電話をし、病院に向かいました。
病院に駆けつけると、大部屋に入院していたはずの白いひよこは個室に移動になっていました。そして、話しかけても反応しない状態。酸素マスクと心拍数や血中酸素を計る機械に繋がれていました。
看護師さんの説明によると、
金曜日の昼過ぎから呼吸が苦しい状態。夜になって、トイレに行こうとしたのかベッドから落ちて床に座りこんで動けない状態で発見。その後、意識が朦朧とし、呼びかけても反応しない状態に。
と言うことでした。話しかけても反応しない眠ってる?状態で、朝まで傍についていました。明け方になり、白いひよこの両親が到着しました。
朝になり、目が覚めたのか、ちょっと覚醒した白いひよこは私と息子がいて、更に自分の両親がいる状態にちょっと訳がわからないようでした。
その後、多少意識がしっかりしてきましたが、呼吸の苦しい状態は変わらず、酸素量をいっぱいにしてもらっていましたが、それでもかなり苦しそうでした。
主治医の先生が9日の夜にしか戻らないと言うことで、とりあえずは、安定剤の点滴をしてしのいでいましたが、8日をやり過ごし9日になって、状態はよくならず、主治医の先生は夜にしか戻らないということでしたが、何とかならないものかと看護師さんに相談し、とりあえず、胸水を抜きましょうという事になりました。
当番の先生は心臓外科の先生で、胸水を抜く前にお話をしました。
先生「胸水を抜いても良くならない可能性もあります。場合によっては、余計症状が悪くなることもあります。そのときは、鎮静といって、薬を使って意識レベルを落とし息苦しさを和らげる処置をすることになると思います。そうなると、身体機能が徐々に低下していくので・・・」
私「そういう状態になってしまうと、彼の時間は残りどれくらいなんでしょうか?」
先生「個人差はありますが、2~4日・・・数日と言ったところだと思います。」
その後、胸水を1500ml抜いてもらいました。
少し、白いひよこの状態が落ち着いたようでした。
夜9時に主治医の先生が出張から戻ってきました。そして、私と息子たち、白いひよこの両親で主治医の先生とお話しました。
先生「白いひよこさんのレントゲンや状態、経過を見て、おそらく長くても一ヶ月越せるか越せないかだと思います。会わせたい人がいれば早いうちに会わせてあげてください。今後はモルヒネを使って痛みを取り除いていく処置になると思います。呼吸が困難になってくると麻酔を使って眠らせるような処置になっていくと思います。そうなるともうお話はできない状態になります。」
その後、先生と私達とで質疑応答を幾つかしました。
長男が「もうパパは治らないんですか?」
先生「そうですね。今までのように胸の水を抜いて、家に帰って過ごされるという事はもうできないでしょう。」
このやり取りだけは聞いていて本当に辛かったです。
先生「明日緩和ケア病棟に移ります。」
翌日10日、白いひよこは緩和ケア病棟に移動しました。
つらい話ありがとうございます。
私も旦那が肺がんで、この先どうなるか不安です。
でも、ブログを見るたびに嬉しいです!つらいと思うけど、ブログ続けて下さい。
お願いします!
つらい話ありがとうございます。
私も旦那が肺がんで、この先どうなるか不安です。
でも、ブログを見るたびに嬉しいです!つらいと思うけど、ブログ続けて下さい。
お願いします!
辛い中本当にありがとうございます。
もっともっと元気付けてあげれなかった事を、
今になって悔やんでいます。
かけられる言葉がなかったのですが、
それ以上に白いひよこさんは、見ず知らずの
私たちに伝える言葉なんてなかったはずなに。。。
ゆっくりでいいので、また聞かせてください。
自分も末期の肺がんと診断され
先月余命宣告をされました。
あまりに白いひよこさんに状況が似ていて
他人事に思えず書き込みさせて頂きました。
これからの治療の事、残された家族の事、
考えるだけで涙が止まりません。
ですがブログを通して白いひよこさんの
生き方を見ていたら客観的に自分が今何を
しなければいけないか感じれた気がします。
かみさんにもここのサイト教えて一緒に見ています。
このブログをずっと残してくれたらうれしいです。