33才でガーン ★肺がんの闘病と治療の記録★

2008年1月22日に33歳♂の私は末期の肺がんと診断されました。元気とやる気とプラス笑顔でがんばろう。

軽いお医者様の告知現場

2008-02-16 10:32:42 | 肺がんの告知
<あらすじ>
私は実は肺結核と疑われて病院を肺結核の専門の病院に移されました。肺がんと肺結核も間違いやすい病気のひとつらしいんですけど、肺結核となると感染症だからガンと違って人に病気をうつします。だから隔離されていました。そんな中、この病院の移されたとき、前の病院では「肺結核の疑い」という診断だっかたら肺結核だと思っていましたが、実は、この先生すでに肺結核を少し否定気味でした・・。
入院5日目、どうやら肺結核の可能性がゼロという事をききました。もちろん肺炎の可能性も薄く、じゃ何よってんで、最終的に胸にカメラ入れて見てみますって。このとき既に肺がんの可能性を示唆されました。後は、珍しい難しい系統の病気しか残っておらず、特にアレルギー性の肺炎という事が一番自分にとってベストの診断のはずでした。

<胸にカメラを入れる検査>
これはこれ、非常に苦しい検査でした。普通の人には、「呼吸できない苦しみ」という感覚はないでしょうが、苦しみというは痛みだけではないというのを学んだ気がします。というこんな筋違いの話は後日にして、検査終了際に、お医者さん同士で話をしています

「結構、腫瘍大きかったね。」・・(えっ。よく聞こえなかったけど・・)

私はあまりの苦痛に呆然とするなか、腫瘍という言葉がはっきりと聞き取れませんでした。「今、腫瘍っていった?」。ぜんぜん肺がんとも思っていなかったし、あまりにも軽いのりのお医者同士の会話だったんで・・・。

次に、決定的だったのは、お医者様が私に言った言葉でした。難しい珍しい系統の病気かもと言っていたのに(この場合検査をたくさんして特定していく)、何かすべてを悟ったような先生の自信たっぷりの発言。今までこんなに確信したような言い方はなかったんですが・・。

「じゃあ、今日の結果は夕方でますね」・・(えっ。診断でたの?)

今思えば、お医者様がガンをじょじょにほのめかしてくれたのだと思います。そんで、その検査が終わった1時間後に先生が病室まで来てくれました。

私「先生、今日の検査結果はやっぱり悪かったんでしょ」
医「うすうす感じているとは思いますが、ガンですね」
私「・・・」
医「一番初めにお会いしたとき、肺結核ではないかもといいましたよね・・・」
私「詳しいことを」
医「奥さん含めて、夕方話しましょうか?」

・・・至急、奥さんと連絡をとって、きてもらいました。

そう、肺結核の専門家からするとこれは「肺がん」に一番近いパターンだったようだ。さすが、専門家からすると予想があたって非常にうれしそうな感じ。それにしても、その前病院での「肺結核の疑い」を出したお医者様が少し腹が立つ。思えば、人の話も聞かず、検査だけしていきなり別室に厳重マスクの扱いだからなぁ・・。ここのポイントは画像ばかりみてないで、患者に触れて聞いて見てくださいって事だね。

結構、軽いけど、「うそ」「間違い」を話すより、「真実」を話す告知後の先生の方が気に入りました。肺がんとおもいつつも肺結核の検査をする先生より、肺がんは肺がんできちんとした専門医に見てもらうべきというすっきりした先生でした。それに、証拠もないのに「勘」だけで、「あなた肺がんです」というのも言えなかったんですね。






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