1月7日(721日目)

皆さん、新年あけましておめでとうございます。

良かった年越せて（笑）

本当に皆さんのご協力のおかげです。妻を始め親族一同、会社の社長を始めとする社員皆さん、そして、ブログを読んでくれている皆さん。皆さんのおかげで、皆さんの励ましで、ここまで生きながらえる事ができました。肺がんになって、2年間が過ぎました。

死の宣告をされてから数日は、「死人」そのものでした。私本人の心はか細く弱い者ですが、周りの方々の激励を支えに、ここまでやってきました。私の人生の中でもっとも充実した幸せな2年間でした。本当に皆さんには感謝の思いで一杯です。

年末から仕事を休んでますが、急に事は進まず、良くも悪くもない状態がつづきます。体調は、芳しくありません。１日何をすればいいのか？私の人生の目標は？眠れない夜が続きます。

応援くださっている皆さんには、本当に申し訳ありませんが、勝手ながらタルセバと大学病院を手放す事にしました。タルセバは、「効果ある」と思います。でも、副作用もかなり強いです。

一番初めにお医者様に問われました。
抗がん剤治療はきついですよ。毎日気分が悪くなる状態で、毎日毎日、ベッドの上での延命になりますよ。生活の質では、落ちてしまいますが、抗がん剤を投与しますか？

びっくりした質問でした。治療しない人なんているの？もちろん、抗がん剤と大学病院を選択した。

まだまだ、肺がん（というか悪性の腫瘍）に対して知らない事や治療法もたくさんあると思います。でも、今から病院を歩き回り、高いお金を支払い、眠れない長い夜を過ごす気にはなれません。今は、静かに休みたいです。家族がバラバラに壊れないように。

今日、かかりつけのお医者様が言ってくれた。テンション上がりまくり。この病気には現実より励ましだよなぁ。

「外科医だったけど、肺がん患者の手術は一番多かったね。（笑）いつでも紹介状持って来て。私が大学にいた頃は、そうね7,8年前かな？タルセバだの、イレッサだのなかったからね。副作用も強いんだろうね。まぁ、少し休んで直ぐに新しいお薬が出ますよ。」

積極的治療は、放棄するけど、まだ、肺がんに負けてない。元気とやる気プラス笑顔で、負けないように、家族と共に生きていきます。

手前勝手でごめんなさい

　続く・・・