最初に、出羽三山とは、山形県の中央にそびえる月山(1984m)・
羽黒山(414m)・湯殿山(1504m)の総称で、
六世紀に開山されたといわれています。
三山といっても独立した三つの山があるわけでなく、
月山を主峰に、峰続きの北の端に羽黒山があり、
月山の西方に湯殿山があります。
中世には湯殿山を「総奥の院」(最も大切な場所)として、
月山・羽黒山・葉山あるいは鳥海山を称して出羽三山とされました。
修験道の聖地
羽黒山マラソンは、この羽黒山大鳥居から スタートされるみたいです。
私達は、ここ 入り口にあたる随神門(ずいしんもん)から2,446段スタート!
山頂の出羽三山神社三神合祭殿まで、およそ 2キロ......え?2キロ?うそ~
門をくぐりといきなり 下りの継子坂
帰りは、ここが最後の上りとなって、辛かった~
石段が、不規則というか歩幅が一定にならない。リズムが悪いというのですか?
細かく段差がないので、急には感じないのですが
すごく急なんです
赤い祓川神橋を渡る。月山を源流とする祓川の流れが美しい。
昔は出羽三山に参拝する人々は全てこの川で身を清めたという。
右手に滝があったのですが、水量不足か?岩肌を黒くぬらすのみでした。
幹回りは7.5m、樹齢1000年以上といわれている爺杉(じじすぎ)。
以前はここに並んで婆杉もあったというが台風で倒れてしまったそうです。
羽黒山五重塔が杉の巨木の間から見えてきます。
過去、何度?ここまで来て、Uターンして、車で上まで行ったことか。。。
平将門が創建とされるが、今のものは600年前に再建されたもの。
高さが29.0mの三間五層柿葺素木造。国宝です。
さて、ここからが試練です。行くのですよね?やはり・・・
ほとんどの方は、以前の私のように、戻っていきました。
一の坂~二の坂・・・相変わらず高さも幅もバラバラな石段が続きます。。。
どこまで続くのかな~
もう~だめ!額からもポタポタ汗が流れた頃、二の坂茶屋に到着!
ほっと一息・・・ここで認定書を書いてくれます。
かつて、息子がカブスカウトから登山した時、茶屋の前で写真撮っていたわ~
4年生・・・12年前です。頑張ったのね~今更ながら~エライエライ~♪
二の坂茶屋・名物 きなことあんこの力餅に、お抹茶
生き返りました(笑)
私のヘタレ度を確認した T氏・・・脇道に入って 杖になる木を探してくれました。
この間、休憩
陰になってしまいましたが、2~3歳の可愛い女の子「がんばりま~す」
と、健気にご挨拶パパとママと、おばあちゃまと4人のツアーです。
「 15分(片道)ほど、寄り道するぞ!(by T氏) 」
羽黒山南谷に向かう。
ほとんど、向かう人はいません。。。
南谷別院跡の、東屋に辿りついてみると
野鳥観測中の方が、おふたり。
露骨にではありませんが、明らかに迷惑そう
我ら三人は、ここで 杖となる 杉の枝を T氏が準備してくれていた
サンドペーパー(まあ~準備万端)で磨いていました(笑)
入口の宿坊や観光施設でも、無料の杖は借りれるのですが
羽黒山の杉の木というのに、こだわりがおありのようです。
できたて ほやほやの杖で、元来た道を、石段へと戻る。
縁結びのおみくじ
三の坂・・・思わず
♪~じ~んせい楽ありゃ~苦~も ~♪
赤い鳥居をくぐれば、2,446段 完歩!
下と、同じ看板?出羽三山神社に到着!
羽黒山・三神合祭殿
湯殿山神社・月山神社・出羽神社
ここにお参りすれば、三社一度に回ったことになります。
やはり、石段からお参りに来た方が、ご利益ありそうですね
本来、ホラ貝片手の修験道の霊山・・・他にも
東照宮や、厳島神社など、全国の名だたる神社が並びます。
変わったところで、はきもの神社?
マイクロバスが並ぶ駐車場のお土産売り場の二階で、お昼を食べて・・・
下山です。
下山の方が、膝にくるかと思いましたが、杖のお陰?楽でした
上りは、キツイです。。。
ただいま~♪五重塔
T氏のいつものコースは、これが最後ではなく、
鶴岡の国指定史跡 庄内藩校・致道館(ちどうかん)
「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」
小学校から、大学、大学院までの建物。
大学院は、朝6時から22時まで自学。徂徠学(そらいがく)だそうです。
はい西郷さんで、終わりですね
「 いやいや~いつもは、ここには4時頃で、このあと日帰り温泉に寄って
夕食を食べて解散!朝7時から、夕方7時までのコースだぞい!(笑)」
新人さん、お客様が見える度に、ご案内されていたそうで・・・
旦那様に、引き継いでほしい・・・とか
できますかしらね~(笑)
なかなか有意義でしたありがとうございました~♪
≪疲れたけど・・・≫
Thankyou
★お・ま・け★
T氏撮影、獅子ヶ鼻湿原にて