マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

PSP液晶

2008-05-07 16:31:36 | Weblog
昨日のことでした。ヤフオクにシャープ製 PSP用液晶LQ043T3DX02が出品されているのを見つけてしまったわたしは、思わずつぶやいてしまいました。

「おっ!! 2,000円はスゲー安い!!」

すぐ横で聞いていたカミさんに、すかさず釘を刺されました。

「使いもしないものは、買わなくていいわよ!!」

そうです。1年半ほど前にヤフオクでNECの8インチVGA液晶が1枚3,000円で出ていたので、思わず3枚も買ってしまったのですが、まだ1枚しか使っていません。CCFLインバータも別途調達してあるのにもかかわらず。。。

それでも、PSP液晶の行方は気になってしまいます。まだ、誰も入札していないみたいだし。。。

AT91SAM7SE256実験ボード

2008-05-06 16:16:21 | LCD
AT91SAM7SE256を使ってLCD接続をするために製作中のボードです。



ベースとなっているユニバーサル基板は秋月の155x114mmのものです。マイコンはTQFPの128ピンなので、ダイセンの変換基板を使ってみましたが、ユニバーサル基板の半分ちかくを占めてしまうデカさです。基板上に電源端子用のパスコンを置けるのは便利ですけど。複数あるGND端子も、 0オームのチップ抵抗でGNDパターンに接続しました。変換基板用の専用ピンヘッダがあるのですが、足が多いので、ピンヘッダの値段がばかになりません。基板と合わせて2,000円ほどかかってしまいました。

ピンヘッダを使ったことで変換基板の位置は高くなっているので、変換基板の下には4MビットSRAM CY7C1041DV33を配置してあります。こちらは、44ピンTSOPなのでアイテムラボの変換基板を使用。LCDの下には、後でW-SIMコネクタを置こうかと考えています。

動作確認用にLEDをひとつ付けておきました。KrisTechのScarabeusを使って、マイコンの動作確認用のLED点滅ソフトもフラッシュに書き込むことができ、動作を確認できました。この後、メモリとLCDの動作確認をするつもりです。やはりアドレスとデータ線を配線するのは、苦行でした。ちゃんとEAGLE覚えて、プリント基板作れるようになりたいものです。

Scarabeus Debugger

2008-05-04 19:00:31 | LCD
AT91SAM7SE256を使うにあたって、フラッシュへの書き込み手段が必要となります。AT91SAM7S256ではKrisTechのJTAGを(Sparkfun経由で)購入した際に付属してたデバッガScarabeus(バージョン0.8.4)が持つフラッシュ書き込み機能を使っていましたが、このデバッガではAT91SAM7SE256はサポートされていませんでした。久し振りにKrisTechのHPを訪れてみると、いつの間にかScarabeusのバージョンが1.0.0に上がっているとともに、39ユーロで販売する商品になっています。

ATMELが提供しているSAM-BAを使えばUSB経由でのフラッシュ書き込みも可能ではありますが、JTAGでの書き込みに慣れてしまうとシリアルやUSBでのダウンロードには、もう戻れません。無料ツールであるOpenOCDを使ってもAT91SAM7SE256を書き込むことはできると思いますが、Scarabeusは結構便利に使えているのでバージョン1.0.0でのAT91SAM7SE256のサーポト状況を問い合わせてみました。すると、次のような回答が返ってきました。

  • SAM7SEの内部レジスタ参照をサポートするだけなら、iniファイルを定義するだけで簡単にできる。
  • ただし、フラッシュの書き込み機能のサポートは、次のビルドで対応する。
  • 次のビルドは3日後にリリース予定。

返事をくれたのは、Krzysztof Kajsturaという人でした。どうやら、KrisTechという社名は、この人の名前に由来しており、個人事業者らしき雰囲気です。わたしの要望に応じて次のビルドを作成してリリースしてくれるというノリの良さも気にいったので、購入することにしました。支払い方法はPaypalでの送金です。LCDを購入した香港のTechToysに続いて、個人事業者からの購入です。個人でもこうして世界を相手に商売できるって、実にいいですねぇ。

Scarabeusの便利なところは、1)ELFファイルの読み込み、2)フラッシュへの書き込み、3)CPUのリセット、4)エントリポイント(main)でのブレーク という一連の処理を連続して実行できるところです。起動時に使用するJTAGデバイスとターゲットCPUを選択するだけで良く、面倒なconfigファイルを作成する必要はないし、ジャンパやケーブルのつなげ替えといった操作が一切不要なのでラクチンです。わたしの場合、ソースレベルデバック機能はほとんど使っておらず、もっぱらフラッシュ書き込みソフトとして使っています。

さて、KrisTechはSAM7SE256に対応したバージョンとして1.0.1を出してくれました。製作中のボードも、もう少しすればフラッシュの書き込み試験まで作業を進められると思います。