マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

Nucleoボードのジャンパ加工

2016-05-29 18:13:21 | Weblog
仕事で使うモジュールの動作確認をするためにNucleo-F303REを使ったので、その際に必要となったジャンパの変更についてのメモ。
使う上での要求項目は次の通り。
  • ST-Link部分は、J-Linkに書き換えて使うこととし、切り離さずに使う。本体部とのUSART接続もそのまま使う。
  • クロックはNucleo本体側に実装する8MHzクリスタルを使うこととする。
  • 電源は外部から3.3Vを供給することにする。
  • USBを使いたいので、外部にミニBコネクタを追加。

必要となった作業は次の通り。
  • 外部3.3Vからの電源供給
    • SB2を外して、ボード上のレギュレータと切り離す。
    • SB12を外してST-Link部分からのNRST信号を切り離す。
    • 3.3VはCN7のPin12とPin16から供給。
  • 8MHzクリスタルの追加
    • C33とC34に20pFを実装。
    • R35とR37に0オームを実装。
    • SB50を外してST-Link部からのMCOを切り離す。
  • ミニBコネクタの追加
    • PA11(CN10 Pin 14)をUSB DMにつなぐ。
    • PA12(CN10 Pin 12)をUSB DPにつなぐ。
    • USB DPを1.5Kでプルアップする。

STM32って、USB DPのプルアップが必要なデバイスと、内蔵でレジスタで制御できるデバイスとあるんですね。

SB12は外さなくても動くんじゃないかと思っていましたが、ONになったままだとなぜかUSBがちゃんと動きませんでした。外部3.3Vを使う場合にはマニュアル(UM1724)の指示通りにSB2とSB12の両方を外す必要があるようです。

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