マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

バックライトLEDの制御

2008-01-29 07:53:05 | W-SIM
LCDのバックライトは、LCDキャリアボード上の昇圧回路で生成された6.8Vで点灯しています。キャリアボードでは昇圧回路への供給電圧をLCDへの供給電圧と分離して供給できるようには配慮されていますが、昇圧回路の動作を制御する機能は用意されていません。

回路図を見ると使っているブースタICにはEnable端子があり、この端子を使えばブースタをシャットダウンできるのですが、ボードでは常時イネーブル状態に配線されていることがわかりました。そこで、キャリアボードを改造してこの端子を使えるようにしました。キャリアボードには、外部接続用に6ピンと8ピンのふたつの2.54mmピッチの端子群が用意されていますが、nCS, SCLK, SDATA, RSTの信号は両方に出ています。そこで、ブースタのEnable端子のそばに配置されている6ピンの方のnCS端子へのパターンをカットして、このピンをEnable端子に使うこととしました。



上の写真が改造前、下が改造後です。Enable端子を基板のパターンからはがして、ワイヤでnCSだった端子につないでいます。Enable端子の制御には、CODECの出力ポートを使います。オープンドレイン出力なので、プルアップ抵抗も付けていますが、キャリアボードの下に配置されているので写真からはわかりません。これで、CODECの出力ポート4つのうちの3つを使ったことになります。



LCDをスリープ状態にするとともにポートを制御することで、無事バックライトが消えるようになりました。

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