マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

TLV320AIC3253

2011-02-05 19:21:49 | Weblog
AVRCP 1.3関連記事の途中ではありますが、今回は新ネタの導入についてです。

現在の実験ボードではCODECとしてMMcodec01を使用していますが、このモジュールに搭載されているのはTLV320AIC23BというCODECです。このCODECはとてもポピューラなチップであるようで、各社の評価ボードにもこのチップあるいは機能的にほぼ互換のものが採用されているのをしばしばみかけます。MMcodec01を使っていたのでは、どうしてもサイズが大きくなってしまうので、今後プリント基板を作成する際に使用するCODECチップを探そうと思っていたところ、TIの比較的新しいCODECとしてTLV320AIC3253というのを見つけました。主な特徴としては、
  • デジタルマイク入力
  • ヘッドフォン出力
  • miniDSP内蔵
  • 1.8Vで動作可
  • プログラマブルなPLL内蔵

といった項目が挙げられています。デジタルマイクとヘッドフォンはほぼ直結でつなげられるので、調整箇所も無くなりお手軽に製作できそうです。そこでTLV320AIC3253を試しに使ってみることにしました。QFN 24ピンなので、aitendoの48ピンQFP変換基板に載せてみました。aitendoからはQFN変換基板も発売されたようですが、それを知る直前にQFP変換基板を購入してしまいました。



デジタルマイクとして使用するのは、秋月で買ったSPM0405HD4Hです。先ごろモジュールが発売されたので、ちょっと値段は張りますが配線がラクになって助かるので、こちらを採用。



TLV320AIC3253はステレオCODECですので、デジタルマイクもLeft/Rightの2ch分つなげられるわけですが、マイクを使うのはHFPでの携帯電話通話だけなので1つだけしか使いません。というわけで、主たる部品はCODECとデジタルマイク、そしてCODEC用のデジタル電源1.8V生成用のLDOからなる実験基板を製作中です。