これまでずっとTOPPERS/JSPばっかり使ってきましたが、そろそろASPへの移行を進めようと思い、まずは試しに使ってみることにしました。これまでは、ASPを使う積極的な理由が見つからなかったし、TINETも対応できていない状況だったので、さらに消極的になっていました。昨年末にTINET 1.5でASP対応もなされたので、そろそろASPを使い始めてもいいかとは思っていました。
さて、実際にASPの実装例をみてみると、都合のいいことにAT91SAM7SベースのBTC090をターゲットとした簡易パッケージが用意されています。BTC090は単なるヘッダボードですから、同じようなヘッダボードであれば、そのまま動かせるハズです。そんなわけで、今回のターゲットはこれ↓です。
いつものようにPropoxで買ったボードです。とりあえず動作することだけは確認したのですが、まっとうなアプリを作るわけでもなく放置状態だったものを引っ張り出しました。
ともかくも、Ubuntu上でsample1をビルドすることに。まずは、コンフィギュレータであるcfgを作るのですが、ここでさっそくひっかかります。BoostというC++ライブラリが必要です。apt get してインストール。それでも、cfgのコンパイル時にエラーになります。どうやら、Ubuntuにインストールされた g++, Boost環境と、cfgの期待する環境との不整合のようです。ヘッダファイルを追加してやることで、コンパイルを通してどうにかcfgを作成しました。
続いて、sample1をビルドしようとするとkernel_cfg.cのコンパイルでエラー発生。_kernel_imp_mask_tbl[] の初期値が正しく出力できていません。似たような話がTOPPERS MLにあったので、それを倣ってchip.tfを修正したら無事ビルドできました。
環境との整合性で、Make一発とはいきませんでしたが、まぁ一度すませてしまえばいいだけのことです。これなら、今後は普通に使い続けられそうです。ASPでは、.cfg ファイルでの表現能力が強化されてCFG_INTで割り込み属性の記述もできるようになったので、割り込み優先度の設定も明示的に行えるようです。これを契機に、今後はASPで開発していくことにしようと思います。
さて、実際にASPの実装例をみてみると、都合のいいことにAT91SAM7SベースのBTC090をターゲットとした簡易パッケージが用意されています。BTC090は単なるヘッダボードですから、同じようなヘッダボードであれば、そのまま動かせるハズです。そんなわけで、今回のターゲットはこれ↓です。
いつものようにPropoxで買ったボードです。とりあえず動作することだけは確認したのですが、まっとうなアプリを作るわけでもなく放置状態だったものを引っ張り出しました。
ともかくも、Ubuntu上でsample1をビルドすることに。まずは、コンフィギュレータであるcfgを作るのですが、ここでさっそくひっかかります。BoostというC++ライブラリが必要です。apt get してインストール。それでも、cfgのコンパイル時にエラーになります。どうやら、Ubuntuにインストールされた g++, Boost環境と、cfgの期待する環境との不整合のようです。ヘッダファイルを追加してやることで、コンパイルを通してどうにかcfgを作成しました。
続いて、sample1をビルドしようとするとkernel_cfg.cのコンパイルでエラー発生。_kernel_imp_mask_tbl[] の初期値が正しく出力できていません。似たような話がTOPPERS MLにあったので、それを倣ってchip.tfを修正したら無事ビルドできました。
環境との整合性で、Make一発とはいきませんでしたが、まぁ一度すませてしまえばいいだけのことです。これなら、今後は普通に使い続けられそうです。ASPでは、.cfg ファイルでの表現能力が強化されてCFG_INTで割り込み属性の記述もできるようになったので、割り込み優先度の設定も明示的に行えるようです。これを契機に、今後はASPで開発していくことにしようと思います。