マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

再生制御機能 -- その2

2009-06-15 22:53:55 | MP3プレーヤ
前回の記事で書いた再生制御機能を実際に使った様子を、掲載しておきます。



  • まず最初にplayer usbにより、出力デバイスとしてUSBスピーカを選択しています。
  • つぎに、player insertによりSDカードが挿入されていることをplayer_taskに通知してやります。するとplayer_taskではSDカードのディレクトリを走査し、MP3ファイル名を集め、その総数を表示します。
  • player playにて1曲目の再生が開始されます。この処理は、player_taskが1曲目のMP3ファイル名を渡してmp3decoer_taskを起動することで実現されています。
  • player pauseにより再生の一時休止が行われ、player playにより再開されます。これらの処理は、player_taskからmp3decoder_taskを休止(sus_tsk)ならびに再開(rsm_tsk)することで実現されています。
  • 停止操作は、mp3decoder_taskが参照するフラグをセットすることで停止を指示しています。


この他にも、次の曲へスキップするnext, 曲の最初から再生し直すrewind, そして前の曲へ戻る prevコマンドを用意したので、最低限の選曲/再生操作がおこなえるようになりました。現状ではSDカードのルート・ディレクトリにMP3データが入っていることを想定しており、アルバムをディレクトリ配下に入れることを想定していません。この点は、今後の課題のひとつです。