評価ボード側の準備ができたので、続いてTA基板側の作業です。TA基板側ではコネクタだけでなく、クロックの準備が必要です。Si3215Mで使用できるPCLKの周波数は256K, 512K, 768K, 1.024M, 1.536M, 2.048M, 4.096M, 8.192MHzのいずれかである必要があります。以前、タッチパネル・ジャケットを作った時に使った2.048MHz水晶発振器の買い置きがあったので、これを使うことにします。写真からはわかりませんが、基板の裏側に配置してあります。
さて2.048MHzからPCLKとFSYNCを作るわけですが、水晶発振器の出力をタイマの外部クロック入力端子であるTCLK2に接続し、TC1とTC2のふたつのタイマーを使って分周しています。
PCLKに2.048MHzをそのまま使わずに、2分周している理由は... 正直言ってよくわかりません。2.048MHzそのままだと、なぜか音声信号を出力するSSCの送信がうまく動いてくれなかったからです。どういうわけか2分周するとちゃんと動いてくれます。何か原因があるはずですが、究明できずにいます。とりあえず、これで動くので、先に進もうかと。。じつは、他にもトラブルがあったのですが、その件についてはまた次の記事に書くことにします。
TA基板上では、いつもの "Hello, World"をSSCに出力するタスクを作成しておき、2枚の基板を接続です。さらに、電源、PCと電話機を接続して動作試験開始です。
電話機から"Hello, World"が聞こえました!! PCに頼っているSPIでのSLIC制御の部分をTA基板に実装すれば、電話機制御できることが明らかになりましたので、SIP TAが実現できることとが確実になったと言えます。
ボード間接続用コネクタは入力と出力の両方を用意しておきましたが、出力できることが確認できたので、入力側の実験は省略することにします。次のステップはいよいよ、SLICボードとTA基板の合体です。
さて2.048MHzからPCLKとFSYNCを作るわけですが、水晶発振器の出力をタイマの外部クロック入力端子であるTCLK2に接続し、TC1とTC2のふたつのタイマーを使って分周しています。
PCLKに2.048MHzをそのまま使わずに、2分周している理由は... 正直言ってよくわかりません。2.048MHzそのままだと、なぜか音声信号を出力するSSCの送信がうまく動いてくれなかったからです。どういうわけか2分周するとちゃんと動いてくれます。何か原因があるはずですが、究明できずにいます。とりあえず、これで動くので、先に進もうかと。。じつは、他にもトラブルがあったのですが、その件についてはまた次の記事に書くことにします。
TA基板上では、いつもの "Hello, World"をSSCに出力するタスクを作成しておき、2枚の基板を接続です。さらに、電源、PCと電話機を接続して動作試験開始です。
- まずはTA基板から電源投入。PCLK/FSYNCの生成開始。SLICが動作するのに、これらのクロックが必要ですので。
- SLIC評価ボードに電源投入。GUIソフトを使って、SLICリセット、初期化、レジスタ初期設定。
- SLIC状態設定。調べてみるとレジスタ初期設定の段階でPCMはmu-Lawに設定されて音声を流す準備が整っていました。SLICをactiveな状態にするために64番レジスタに0x01を書き込み。
- TA側音声出力タスク起動。
電話機から"Hello, World"が聞こえました!! PCに頼っているSPIでのSLIC制御の部分をTA基板に実装すれば、電話機制御できることが明らかになりましたので、SIP TAが実現できることとが確実になったと言えます。
ボード間接続用コネクタは入力と出力の両方を用意しておきましたが、出力できることが確認できたので、入力側の実験は省略することにします。次のステップはいよいよ、SLICボードとTA基板の合体です。