マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

RTCについて

2008-01-22 23:25:40 | W-SIM
現在の待ち受け画面は、画面中央を真っ白な空間が占めていて、とっても物足りなさを感じます。待ち受け画面の定番といえば、やはり時計です。真っ白でなくて、何かの画像を入れるとしても、やはり時計も入れておきたいものです。

AT91SAM7SにはRTT(Real-Time Timer)という機能が用意されており、32KHzのCR発振器によりカウントすることができます。このクロック源は、CPUクロックとか簡易的なタイマカウンタとして使う分には問題無いのですが、時計のための原発振として使うには、狂いが大きすぎます。実際にカウントしてみると、1分もたたないうちに、どんどん時間表示がずれていくのが目に見えてわかります。。。データシートのRC発振器特性を見ると、+/-10KHzになっています。「オイオイ、32Khzなのに10Khzも狂うかもしれないのかよ」という感じです。カウンタの分周率を調整したところで、バラツキが大きいでしょうねきっと。

もちろん、普通のタイマを使って水晶発振を元に作成したクロックから分周する方法もあります。TOPPERSが使うタイマーとしてはPIT(Periodic Interval Timer)を利用していますので、実は3つあるTC(Timer Counter)は(今のところ)ひとつも使っていません。しかし、どうせ時計だけなくカレンダも欲しくなるでしょうから、やはり外付けのRTCでいきましょうか。

そんなわけで、超定番の秋月RTC-8564NBを積むことにします。