goo blog サービス終了のお知らせ 

たけぞうのしっぽ

あまえんぼうゴールデンたけちゃんとおかあさんの日々…それから

鬼の捨て子

2009-11-19 | たけぞう
「かあちゃ~ん、ただいま~♪」

のそのそと帰ってくるおいらくん。



寒かったやろー。

おかえり!おかえり!

朝ご飯、たべようかね。

と、今日はめったにないこと…かあちゃん起きてました。

たけぞうをお迎えしてあげられた(笑)


車庫の、すぐ手の届く目の前に蓑虫がくっついていた。



一昨日の高知新聞よりー

『鬼の捨て子

北風に、枝から下がった糸の先で蓑虫がキリキリ舞いする。風がやむと逆回りに

舞う。日がな一日枯れ葉のように風になぶられている蓑虫の越冬。
 
 山間では蓑虫を「鬼の子」「鬼のふて(捨て)子」という地が多い。雄は春先に

蛾になって蓑から出るが、雌は一生羽を持たず、蓑にすみ、産卵して死ぬ。

己ひとり広い外に飛び出す雄を、子を捨てる鬼、とみての命名である。
 
 棚田に晩稲(おくて)が熟れるころ、蓑の中でか細い鳴き声がするという。

雄が出がけに「野分き立つころもどる」と言い置いたので、風の音にその時期を

感じた子虫が「トトか?トト、トト」と親を呼んでいるのだ、とこの地の人は

言う。          (高知新聞・閑人調・(青)さんより抜粋』


外の世界へ飛び出した雄の抜け殻なのか?

はたまた産卵のために死んでしまった雌がいるのか?

あるいは親を待つ子虫の蓑なのか?

小さな蓑虫にもその人生があるのだと思うと

思わず、しみじみとしてしまう。


そしてしみじみと…

思い立ってたけぞうをシャンプーしてみた。



寒かった。

暑い時期も面倒だが、寒い時期も面倒だなぁ。



ほっこりして寝る子。

うらやましい・・・。





人気ブログランキングへ