goo blog サービス終了のお知らせ 

day by day

癒さぬ傷口が 栄光への入口

うつくしきみやこの地(つち)に

2006-07-28 | ヤキュウ。
その学校は、京都市伏見区にある。
太閤秀吉が花見の茶会を催したという醍醐寺三宝院や小野小町ゆかりの随心院に程近い、所謂「風致地区」にある。
そのため、高い校舎を建てることが出来ず、地下に教室を作って、すり鉢状の階段から光が入るように建てられた。
約30年前に創立された「新設校」は、土地が狭い。
だからグラウンドもそれはそれは狭い。
どのくらい狭いかというと、聞いた話だが、ラグビーの公式戦が開催できないくらいの狭さなのだという。

そんな狭いグラウンドでも野球部は練習していた。
感覚的なものだが、どう見ても外野の練習もまともに出来ないだろうと思えるほど狭かった。
出ると負け、1回戦を突破すれば大喜び、そんな野球部だった。


そんな野球部だが、2000年に準決勝に進出したことがある。
それ以外の年に4回戦を突破したことなど無かったのだけど。

京都府立東稜高校。

私の母校である。

第88回全国高等学校野球選手権大会京都大会 準々決勝
123456789
東 稜
西城陽X


創立以来2回目の準々決勝。
今年はくじ運も良かったのだろう。
2回戦からの試合で、このブロックのシード高である立命館は甲子園出場5回の鳥羽と早くに対戦し、敗れていた。

東稜は2回戦網野を7回コールドで破ったものの、3回戦でこの鳥羽と当たった。
ところが、東稜はなんと鳥羽を投手戦の2-1で下したのだ。
そして4回戦、洛北を下し、ついに準々決勝に進出した。

あの出ると負け…だった弱小公立高校が。


今日が休日だったなら、西京極球場に応援に駆けつけたかったところだ。



エースの嶽本君は、この京都大会のこれまでの3試合、一人で投げ抜いてきたのだという。
2回裏西城陽の攻撃に入るところで、突然の豪雨により中断。
スタンドで声援を送っていた両校の背番号のない野球部員たちが総出でグラウンドに浮いた雨水を吸い取り、試合再開。


最後には力尽きたのか、集中打を浴びてダメ押し点を与えてしまった。


彼らの夏はここで終わった。


残念ながら、創部以来最高成績タイとなる「ベスト4」はならなかった。
しかし、ここ数年「予選」にこんなに入れ込んで見るということは無かった。

なんだか、すごく楽しかったよ。

よく頑張ったね。ありがとう、後輩たち。


私が在校していた頃の野球部って、なんだかいかつい顔の子ばっかだった記憶しかないんだけど(しかもいかつい顔の双子とかいたりして…)今日の試合の中継(さすがKBS京都!さすが準々決勝!)の録画を見たらなんだか可愛らしい子揃いだったなぁw
それは私がオバちゃんになったからということだろうか?w

で、なにげに中継見てたら、西城陽の応援が
大村(・◎・)だったりノリだったり

誰だ?誰だキンテツファンは?!w

最新の画像もっと見る

post a comment

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。