day by day

癒さぬ傷口が 栄光への入口

僕ら人生のステージの上にはいつだって全員で並んでいる

2019-08-08 | エイト。
えー、週末に新潟へ出張行ってまして、帰ってきてからも仕事(本業もハンドメイドの方も)がなんやかや忙しくて手がつけられなかったのですがその間になんかこう書きたいような出来事が諸々ありました。
ちょっとタイミング遅いけどせっかくエイトの日8/8なので書きとめておきますね。まずはラジオの話。

毎週土曜日の深夜、オールナイトニッポンSPとして関ジャニ∞大倉忠義と高橋優のラジオ番組「大倉くんと高橋くん」がオンエアされてます。まあ私は毎週必ず聴いているようなヘビーリスナーでもないのですが基本的には生放送で二人でくっちゃべったりリスナーのメールを読んだり直電したりするという他愛も無い(その他愛もなさがなんとも良い)番組です。

ただ只今5大ドームツアー「十五祭」絶賛開催中のためここ数週間は生ではなく収録での放送。
5年ゲストなしでやってきた番組に初めて来たゲストは先日の安田章大でした。や、これはこれでめっさ面白かったのですが。
今回(8/3)の放送はゲストに東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんが来るというのでこれは聴かねば!と思い新潟のホテルでラジコ起動して聴いていました。


結論から言うと、これ生で聴いて本当に良かったな。
谷中さん優しいしかないし、大倉の気持ちとかも聴けて本当に良かったなと思います。

多くのヲタクのみなさんが大事な部分はちゃんとほぼ全文文字起こしして下さってるのであえてここでは詳細な文字起こしはしません(そういうブログでもないし)。
約1時間半(実質1時間くらい?)の放送の中からかいつまんで私が感じたことなどと合わせて書いてみたいと思います。
実際は話された順番通りじゃないけど、多少時系列に整理して書いていきますね。




2018年リリースされた関ジャニ∞のベストアルバム「GR8EST」のボーナストラックとして、「無責任ヒーロー」がスカパラとのコラボで新録、MVも撮影された。もちろんその時点ではまだ渋谷すばる脱退は決まってもおらず当然発表もされていない。


この時、スカパラのメンバーの皆さんは関ジャニ∞のみんなが演奏中もその後もひとりひとり目を合わせて笑いかけてくれたのが嬉しくて、みんな大好きになっちゃいました!と谷中さんが言う。
普通のことだと思うかもしれないけど、そうじゃない人もいるから感動したと。
大倉は谷中さんはじめスカパラメンバーのみなさんとはこの撮影で初対面。撮影後、エイトとスカパラでグループメール(たぶんLINE)を作ったそうだ。

その後の4月にすばるの脱退が発表され、6人(この時章ちゃんは絶対安静で入院していたので列席していない)揃っての記者会見があった。
会見で、大倉は落ち着いてはいるけど少しふてくされたような調子で「僕は全然納得できていないけど、勝手な決断をしたすばるくんを嫌いになれなかった」などとコメント。
このあたりについて大倉はこう言った。
  「どっか受け入れられない事実を受け入れられない自分がいたりとかあんだけカメラに撮られてる中でほんとの自分でいられるのかとか、色んな辛さがあった」

そして会見後携帯見たら谷中さんから長いメールが届いていた。
スカパラも長い活動期間の中、中心メンバーが突然亡くなったり脱退したりを経験しているグループだから。
気持ちはわかるよ、でもなんとかなるよみたいな内容の長い励ましメール。
これを読んで大倉は初めて
  「あぁ俺、ムリしてたんかもしらん…」   
って思ったのだという。

ムリして平静を装って、自分がムリしてることにすら気づいていなかったんだよね。

すばるが関ジャニ∞として最後に出演した「関ジャム完全燃show」生放送(関西では生ではなかったんだよこれが…)。この時もスカパラのメンバーに出演してもらって「無責任ヒーロー」を演奏した。
終わったあとみんなで写真撮影をした時、谷中さんはすごく切なそうな、わかるよ、みたいな。これから頑張ってね、みたいな顔をしていてそれを見て「頑張らなきゃな」と思ったという大倉。
その1週間後くらいからはもう6人のドームツアーが始まるから。
寂しい、悲しいとか言ってられなかったよね。
自分の中で、頑張ろう、頑張らなきゃとしか思っちゃいけなかったのかもしれない。

  「グループとしてあの頃、すごく辛かった」
「関ジャムが最後で、ライブが始まったんだけど、ファンの皆さんも泣いてるしどうしたらいいんだろう」
「穴を埋めてるつもりじゃないけど、穴を埋めてるように見えてるんだろうなとか」
「ひとり減るだけですごいバランスが(変わる)。人間関係もそうだし」


思えば昨年末~今年序盤あたりに出た雑誌のインタビューなどで6人で最初のツアーを完遂したことについての話をしてもここまで正直に語ったことはなかったかもしれない。記者の手を通すとどうしてもニュアンスはぼやける部分もあるし。
去年どれだけ大変だったか辛かったかどうしていいかもわからないまま進んでいたのか。本人の口から語られることでこんなにダイレクトに伝わってくる。

大倉はグループの中では最年少で末っ子だけど、自身の家族の中では長男でちゃんと長男気質もあって。グループ全体を俯瞰で見られる冷静さもあって(だからこそステージのプロデュースなども出来る)と思っていたし多分実像とかけ離れたイメージではないと思うのだけど、そんな大倉でさえこれだけ辛さと不安さと迷いに潰されそうになりながら駆け抜けたのだ。2018年を。


バンマス、フロントマンを突然喪ったりしてそれをどう補えばいいのかとか「死に物狂いでやってきた」スカパラ。
バンドは1人増えても1人減ってもガラッと変わるから、と。
そんな谷中さんは最後の関ジャムのすばるの顔を見ていて気持ちが納まりきらず、歌詞に書いてしまった。
そのことは大倉も知らなかった。

スカパラの「メモリー・バンド」という曲。
すばるの顔を思い浮かべながら書いたという。
それを聞いて
  「すごい、すばるくんも嬉しいと思います、めちゃくちゃ」
と自分もめちゃくちゃ嬉しそうに言う大倉。声が弾んでいる。


そして番組の中でこの曲が流れた。

(略)

君は楽しすぎて泣いた 泣き出した
ぼくらには全部分った
ずっと一緒にいられなくなっても
いつまでも忘れやしない
ぼくら人生のステージの上には
いつだって全員で並んでいる



今年、十五祭の全体的な構成をメインで担当したのは大倉だという。
「まさに」この気持ちでそれを作っているとしみじみ言う。

  「僕ら15年に2人抜けてるんですけど、彼らは居たし、それは嘘を作りたくないということで
「ファンは泣いてしまうかもしれないですけど
「僕らは8人でやってた時もあるし、7人でずっとやってきたし、去年6人になったけど
「全員でステージに立ってた
「今も、立ってるように思うときもありますし」


ファンはいっぱい泣いてたよ。
失ったものを思い出して寂しくて泣いていた人もたくさんいたかもしれない。
でも、それよりも「全員でステージに立ってた」ことを感じられたからみんな泣いたんじゃないかな。
「内くんもすばるくんも、『無かったこと』にされなくて良かった」
ってすごくそんな声を目にした。
8人でいたときがあって、7人で作ってきた去年までのエイトがあって、だからこそ2019年の今のエイトがいること。
当たり前のようでいて、それを胸を張って見せてくれるエイトであることがきっとみんな誇らしかったと思う。
そのコンサートを作りあげたのは、去年、すごく辛い、目に見えても辛い1年を「がむしゃらに」駆け抜けた6人だから出来たことだ。


そして昨年のGR8ESTツアー東京公演(4daysのうち1日だけ!)にもゲスト出演してくれたスカパラ。
大倉曰く、15年で一番盛り上がったかも!
偶然らしいけど、優くんが観覧に来ていたのもちょうどこの日だったそう。
エイトが一番しんどかった時に後ろでそっと支えてくれた、人生でも音楽のキャリアでも大先輩たち。
そこから力強く踏み出した彼らを近くで見守っていてくれると思うとすごく心強い。

番組最後にかけた曲は、関ジャニ∞feat.東京スカパラダイスオーケストラ「無責任ヒーロー」。
ファイト!関ジャニ!無限大!エイト!!
という掛け声は、作られた時にはまさかここまで本当にファイト!!という気持ちで叫べるフレーズになるとは思わなかっただろう。
ファイト!関ジャニ!無限大!エイト!!
ファイト!関ジャニ!無限大!エイト!!
ファイト!関ジャニ!無限大!エイト!!




もちろん番組ではこの話題ばかりじゃなく、スカパラと優くんの関係の話や、スカパラ最新作(feat.桜井和寿)にただのファンの反応してしまう大倉や、グループを長く続けるのに気をつけてること?の話などなど色んな話があったけれど本当にどの話も楽しくて。
谷中さんの声がまたいい低音なんだけど聞き取りやすくて聴き心地よくて。
1時間半がすごく短く感じました。

それにしても谷中さんは実は私と同い年なんですが(笑)、
自分よりずっと年下でキャリアもまだまだ浅いアイドルが相手でもこうやってすごく素直に好意を示したり、謙虚さを失いもせずにいつも優しくにこにこしてるイメージで。自分はこんな素敵な大人になれているだろうか?今からでも遅くない、見習おうな?などと思いました。


あと谷中さん帰ったあとに二人で谷中さんについてもうひと語りしてる時に大倉が「シンプルにお顔がかっこいい」とか言ってたのがなぜかものすごいツボりました。推しを語るヲタクか君は。

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