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癒さぬ傷口が 栄光への入口

『吉川晃司の無人島生活』

2009-10-02 | キッカワ。
吉川晃司はつねに馬鹿であろうとする。
吉川晃司はつねに天邪鬼であろうとする。
肋骨を折って息をするのも辛い身体でもステージで歌った挙句、
どこか痛い方が集中力が上がるなどと嘯いたりする。

草食系男子などという言葉が流行れば、肉食であろうとする。
愚直なまでに動物であろうとする。
「生きている」ということを貪欲に確認しようとする。

今年、吉川晃司と縁の深かった3人のミュージシャンがこの世を去った。
忌野清志郎、アベフトシ、そして川村カオリ。
彼らの死は間違いなく吉川晃司に影響を与えている。


何故無人島なのか?

テレビ番組の企画とはいえ、危険の満ちた島でどんな事故が起こるかわからない。
実際、フィリピンは9月末に巨大台風に見舞われ甚大な被害を蒙った。
時期がずれていたなら、二度と帰ることのできないロケになっていた可能性もある。
そんな危険に身を晒しても、「人気バラエティ番組のスペシャルのいちコーナー」で放送されるのみ。
一般の人が見たら「この人何やってんの?」と流されてしまうだけのものなのだ。
それでも吉川晃司は無人島で10日間過ごした。
テレビ番組としての演出などはあったかもしれない。
でも、映画に出ても大河ドラマにでても器用に小手先の演技が出来ずにとにかく入り込むことしか演じる術を知らない不器用な兼業役者の吉川晃司に、演技で極限状態なんて作り出せないんじゃないか。
だからきっと、あれも体当たりで全部やったに違いない。
ずっとファンとして吉川晃司を見てきた私にはそうとしか見えないのだ。
そうして一歩間違えば命を落とす場所に身をおいて。

「生きている」

というのはどれだけすごいことなのかを身をもって確認しようとしているように思えた。
アベフトシがあまりにあっけなく失った命。
川村カオリがどれほど生きたいと願っても繋げなかった命。
そんな中で昨日も生きていて、今日も生きていることがどれだけ奇跡的なことなのかを、自分の命を持って確認しようとしているように。


なんでも自分で体験してみないと気がすまない馬鹿な男。
でも、死ぬまでそんな馬鹿であろうとする吉川晃司が、私はやっぱりとてつもなく好きなんだなと思った。

来月には久しぶりのツアーが始まる。
生きるという奇跡的なパワーを再確認した吉川晃司が、どんなステージを見せてくれるのか。
今から楽しみで仕方ない。


そういえばバースディライブ(8/18)の時に、
「来週からしばらく無人島に行くことになって、そのあと9月にチョンマゲ映画に出て…」って話してたなあ。
まさか本当にあんな危険なとこに連れてかれるとは正直思ってなかったんじゃないのかな?(笑)


さてこんなとこについででアレですが言霊言っておかないとちょっと不安なのでここで言っておこう。
明日、こーちゃん好投・帆足を打倒してCS出場決定。
皆さん、乾杯の用意を忘れずに。

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4 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (GRS)
2009-10-17 10:52:37
吉川晃司・・

こんなバカな男はいないって思う。
同時にこんなにもカッコいい生き方の男は
いないって思ってます。

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>GRSさま (さいん)
2009-10-19 12:17:26
いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。

「バカであること」を貫く生き方ってカッコイイですよね。
なかなか出来ることじゃない。
だからこそ憧れるのかもしれません。
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Unknown (ひろこ)
2009-12-15 21:56:39
初めまして。

読ませて頂いてちょっと涙がでてしまいました。

いつも体当たりで、生きる事を表現していく吉川晃司を私もずっと見て生きたいと思います。
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>ひろこさん (さいん)
2009-12-16 18:23:28
はじめまして、コメントありがとうございます。

彼は「体現者」という表現がとても似合う人ですよね。
馬鹿に見えても体当たりの姿を見せてくれることが嬉しいです。
ずっといつまでも見つめていたい生き方だなと思います。
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