day by day

癒さぬ傷口が 栄光への入口

行方知れずの未来もいいじゃん

2024-08-16 | エイト。




SUPER EIGHT NEW ALBUM「SUPER EIGHT」NOW ON SALE!

というわけで、すでに発売から数週間経過しましたがそろそろ新しいアルバムの収録曲について今の段階でちょこちょこ書いておこうかと思います。

内容紹介
EIGHT が SUPER の名を背負って、強くなって帰ってきた!
20 周年メモリアルイヤーを彩る最新作!


SUPER EIGHT として初となる作品は気合のセルフタイトルアルバム!
グループデビュー20 周年を迎えた彼らが描く未完成なヒーロー譚はまだまだ続く!
今作では、「SUPER EIGHT=SUPER HERO」をテーマに、楽曲を構成。
SUPER EIGHT らしいバラエティに富んだ収録楽曲の詳細は後日発表!乞うご期待。

初回限定【SUPER】盤には、SUPER EIGHT改名にいたるまでの打ち合わせ風景や改名会見の裏側に迫った「SUPER EIGHT 爆誕ものがたり」を収録!
さらに、20 周年特別企画としてファンに人気のユニットに分かれ、それぞれのチームがお互いにお互いをプロデュースした抱腹絶倒?!感動?!のバラエティ企画も、【SUPER】盤、【HERO】盤にそれぞれ収録!

CD収録曲

01.Overture -SUPER∞THEME-
 作曲:蔦谷好位置 編曲:蔦谷好位置/永澤和真
02.カカッテコーゼ
 作詞:空谷泉身 作曲:蔦谷好位置 編曲:蔦谷好位置/永澤和真
03.未完成
 テレビ朝日系オシドラサタデー「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」主題歌
 作詞:阿部清流 作曲:南無阿部陀仏 編曲:Peach
04.なんだかThat’s 青春!
 作詞・作曲:つんく 編曲:鈴木俊介
05.HAPPY
 作詞:Pecori 作曲・編曲:MONJOE/SHUN
06.ハリケーンベイベ
 作詞・作曲・編曲:岡村靖幸
07.オオカミと彗星
 テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「警部補ダイマジン」主題歌
 作詞・作曲:LEO 編曲:Peach
08.Interlude -several nights-
 作曲・編曲:蔦谷好位置
09.鍵
 作詞:asmi 作曲:asmi/Yuta Hashimoto 編曲:Yuta Hashimoto
10.アンスロポス
 読売テレビ・日本テレビ系 TVアニメ「め組の大吾 救国のオレンジ」OP主題歌
 作詞・作曲:キタニタツヤ 編曲:Diz
11.音楽が聴こえている
 作詞:上中丈弥 (THEイナズマ戦隊) 作曲:久保裕行 (THEイナズマ戦隊) 編曲:Peach
12.喝采
 作詞:栗原暁 (Jazzin’park) 作曲:久保田真悟 (Jazzin’park)/栗原暁 (Jazzin’park) 
 編曲:久保田真悟 (Jazzin’park)
13.群青の風
 作詞・作曲:山内総一郎 (フジファブリック) 編曲:桑田健吾
14.Eighdays
 作詞・作曲:片岡健太 (sumika) 編曲:宮田‘レフティ’リョウ
15.次回予告


■初回限定「SUPER」盤
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

SUPER EIGHT (初回限定【SUPER】盤 CD+Blu-ray) [ SUPER EIGHT ]
価格:4,800円(税込、送料無料) (2024/8/15時点)



特典映像
・「大山田presents ヨコさんヒナさん高尾山中膝栗毛」
・「SUPER EIGHT爆誕ものがたり」

※特典映像の内容についてはまた別エントリで触れますね~



■初回限定「SUPER」盤
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

SUPER EIGHT (初回限定【HERO】盤 CD+Blu-ray) [ SUPER EIGHT ]
価格:4,600円(税込、送料無料) (2024/8/15時点)



特典映像
・「ヨコヒナpresents "滝汗ダラダラ!文句タラタラ!" 大山田20年目のバラエティ修行 略して〇〇!!」
・「抱腹絶倒!メンバープレゼン企画会議」


■通常盤
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

SUPER EIGHT (通常盤) [ SUPER EIGHT ]
価格:3,300円(税込、送料無料) (2024/8/15時点)



前述の収録曲15曲+
16.オモイダマjam with東京スカパラダイスオーケストラ
作詞:松原さらり 作曲:南田健吾 編曲:東京スカパラダイスオーケストラ Horn arranged by北原雅彦
17.“超”勝手に仕上がれ
作詞:オカモトショウ 作曲:オカモトショウ/オカモトコウキ 編曲:OKAMOTO’S



■通販限定「EIGHT」盤

こちらはCD追加曲も特典映像もなく、とにかく写真集とアクスタとピンバッジがついてるやつです※販売期間終了
でけえっす物理的に。
★仕様形態:SUPER BOX仕様、A4サイズ、デジパック、
 ポスター型歌詞カード
 ハードカバー写真集「SUPER∞」(60P)
 SUPER EIGHTオリジナルグッズ同梱
 (オリジナルアクリルスタンド / ピンバッジ)



というわけで各形態の仕様を掲載したところで(よかったらなんとなく流れでポチって下さい)
曲の内容について今の時点での雑感など書いていこうと思います。
ぶっちゃけまだそれほどきちんと聴き込めているわけではないし、来週末の新潟ライブで生で聴いたら絶対印象変わるはずなのであくまで「生で聴く前の第一印象」の感想です。

※ちなみにSUPER EIGHTアプリ限定映像特典として、コンセプトムービー超未来音楽戦士SUPER EIGHT第8話(?)が閲覧できます

改名して新たな歴史を踏み出したSUPER EIGHTがその名を冠したアルバム。
プロモーションの中で、
今はサブスク・配信などで曲単体を切り取って聴くスタイルが多くなってるけれども、このアルバムはコンセプトアルバムであり1曲目から最後まで収録順に聴くことでひとつのストーリーを見終わったようなそんな感覚を味わえる作品になっているので出来ればCDで順を追って聴いて欲しい
とメンバー(特に丸ちゃん)がアピールしていた作品です。
まあ私はもともとアルバムは順に聴く主義だし、私らだいたいアルバム聴く時って車で聴くので、CD入れっぱなしで曲順をひたすらリピるという聴き方をするので頼まれなくたって曲順に聴きますけどね!

01.Overture -SUPER∞THEME-
 作曲:蔦谷好位置 編曲:蔦谷好位置/永澤和真

いわばオープニングテーマ(インストゥルメンタル)。
1000年未来から過去を消し去ろうと企む悪の組織を追って音楽戦士SUPER EIGHTがやってきた!!


02.カカッテコーゼ
 作詞:空谷泉身 作曲:蔦谷好位置 編曲:蔦谷好位置/永澤和真

アー写撮った時にはまだ長髪ヒゲでお下げという謎の未来人だった安田章大さん、しれっと短髪カワイイ男子に変貌しててわろたw
曲はヒーローものの主題歌っぽい盛り上がりの構成で楽しんで作ってくれた感じがするんだけど、それだけじゃなくて転調の感じとかがEIGHT JAMでまくしたてて喋っちゃうオタク面出した蔦谷さんですごく良い。
歌詞も多分ヒーローもの意識して書いてくれたんだろうと思うんだけど、決して順風満帆ではなく這いつくばったり泥だらけになってのたうち回ったりしながらも前進してきたヒーロー像がまさにSUPER EIGHT!
「絶対絶命の今がどんでん返しのチャンス」
そうやって20年やってきたんですよね。

MVは「超未来音楽戦士SUPER EIGHT」の映像を使ってるんだけど、へんなおっさんフィギュアは当該作品には登場しません(笑)。 おっさんフィギュアについてサンダーバード!って言ってる人多かったんだけど、サンダーバードはもっとデフォルメされてて頭も大きいからあれはサンダーバードじゃなくてG.I.ジョーではないかしら。


03.未完成
 テレビ朝日系オシドラサタデー「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」主題歌
 作詞:阿部清流 作曲:南無阿部陀仏 編曲:Peach

わあ!!そうかこれまだアルバムに入ってなかったんだな!って思ったんだけどそうだわ、私これまだ生で見たことないんだった。現場で「なーいーかーらー」言ってない!!
なんだろう、この曲はドラマ主題歌でずっと聴いてて、シングル出てからもずっと聴いてて、聴くたびにどんどん好きになっていってる。
先にリリースされていたシングル曲ですが、「ヒーロー」というワードが出てくるのでこのアルバムの序盤にもしっくり馴染みますね。

04.なんだかThat’s 青春!
 作詞・作曲:つんく 編曲:鈴木俊介

つんくですよ!!!!
いや私ハロプロさんについては本当に全然知らないんだけど、でもまあ初期のモー娘。の大ヒット曲なんかは当然のように頭に残ってますしシャ乱QもCD買うほどではないにせよラジオで散々聴かせてもらってきましたし耳馴染みはしているんですよ。と思ったらもうイントロ初っ端からもうつんく!!でニコニコしちゃった。
景気のいいホーンズの音にファンキーな曲、フェイク。曲はめたくそカッコいいのに歌詞は「結果腹減る」とか言ってるとこ。ハロオタの方が「知ってる世界観~~~!」ってなってるの良い。
やる気起きないし彼女に会うのが面倒くさい時もあるけど美しいこの地球(ほし)ごと守りたいとか急に壮大なこと言い出してて、うんまあ大きな高い意識だけはあるんですよね。がんばって。てなります。

05.HAPPY
 作詞:Pecori 作曲・編曲:MONJOE/SHUN

「オオカミと彗星」のC/W(夏盤)でeighterをざわつかせ、一瞬で虜にしたかの「大再生」と同じ顔触れで作られた曲。正確に言うと「アンスロポス」のC/W(炎盤)に収録されている「Back 2 The Kids」と合わせていわば三部作。
シンプルにカッコイイし、大再生で「この引き出しもあったか!」からの1回きり祭ではなくこのジャンルもモノにしてってて沸き立つものある。
HIPHOPで声にもエフェクトかけてエレクトロなのにイントロの入りとかキモのとこでのピアノの音本当に好き。
単に私が「ピアノの音が好き」ってこともあるけど。

06.ハリケーンベイベ
 作詞・作曲・編曲:岡村靖幸

EIGHT JAM(当時関ジャム)でのセッション以来プライベートで仲良く飲みに行ったりしているらしい岡村ちゃんと丸ちゃん。そこから楽曲提供に繋がるというのは本当にご縁って大事って話。
(私にとっては”岡村ちゃん”は”吉川晃司と若い頃につるんで遊びまくってた人”という位置づけなのでなんともいえないくすぐったさちょっとある)
確かこの曲だったと思うのですが、全体のヴォーカルディレクションも丸ちゃんがやったという。
章ちゃんにしてもそうなんだけど、丸ちゃんってベースにはまってベーシスト界隈と交流を深めるようになってからも、グループの音楽について大きく口を出すイメージがあまり無かった。それがやっぱ5人になってから徐々に、近年加速度つけたようにグループの音楽をより良くしていくために音作りの面でもしっかり自分の意見を出したりする場面が多くなっている気がする。ただ提供された曲を指示されたように歌うのではなく(作詞作曲は提供されるにしても)実際に歌ったり演奏する立場の人間としての音作りへのこだわりをきちんと表に出してくれることは絶対大事なことのはず。

”岡村ちゃんらしい”と評することが出来るほどには彼の楽曲をよくは知らないのでそういう話は置いといて。
若い頃酒があんまり飲めなくて踊ってばかりいたという岡村ちゃんに馴染み深そうな80年代ユーロビートに現代的なエッセンスが入ってる感じの楽曲。振付けとか云々よりこっちが聴きながらディスコみたいに踊りたくなる。
クールでアーバンな(笑)ヴォーカルで歌われているので聞き流しているとただふんふん音楽にノりながら身体動かしてたい感じなのにちゃんと歌詞を聴くと「変身したらいつもスターでいるよ 念じたら君のスターでいるよ」って、アイドルで居続けようと奮闘しているSUPER EIGHTの姿が象られているようで趣深い。

07.オオカミと彗星
 テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「警部補ダイマジン」主題歌
 作詞・作曲:LEO 編曲:Peach

アナログ盤だとしたらA面の最後の曲にあたる曲かな。とふと思ってこのラインナップを改めて見返すと、このアルバム「アナログ盤でA面B面で性格が違う」という意味でのコンセプトアルバムでもあるように思えてきて、なんだかアナログ盤が欲しい気分になった。なんならわざわざカセットでA面B面に録音して、オートリバースじゃなく手動で裏返して頭に巻き戻して聴きたいまである。

08.Interlude -several nights-
 作曲・編曲:蔦谷好位置
A面B面性格が違うと前述したけどその空気感を一瞬で変える役割を担ったちょいとジャジーな短いインスト。

09.鍵
 作詞:asmi 作曲:asmi/Yuta Hashimoto 編曲:Yuta Hashimoto

前述アナログ盤なら”B面”に収録された曲はどれも、聴いていて泣けてくる曲ばかりで好きなんだけどちょっと困る。

この曲を書いたasmiさんて人は子供のころからeighterだった(ライブに行った事がある…程度だったかも。ごめん未確認)そうで、だからこそその目線から見てきた7人、6人時代、そして今の5人が歌うための曲としての解像度が私(たち)にかなり近いものなのだと思います。
メンバーによって最初普通のラブソングだと思った人もいれば最初から自分たちのことだと思った人もいるらしくて中の人の温度差はあるみたいなんだけど。
永遠と勘違いするくらいだった7人の頃。儚かった6人の頃。
5人になってこの9月でもう5年になる。5年の間「これまでのことは無かったことにはしない」「あの日々無くして今はない」と言いながらも5人で進んで行こうとする未来だけを、時にはムキになっているのかと思えるほどひたすら前だけを見据えて進んできた5人。特にバンド曲など、5人になっては難しいかもとこちらが勝手に感じていたような曲を選曲したりしていく中で、5人でいることがより自然体になってきたように感じたのは18祭の頃からだろうか。
「あの頃幸せだったよね」「あの頃に戻りたい」
「確かにあったものは忘れなくていいんじゃない?」
「もしこの先辛いことが起きてあの頃の僕らを想っても
 それが誰に悪いことだろう 誰が僕ら咎められよう」
無かったことにはしないよと言いながらも、こんな風に振り返ってあの頃を懐かしむことを許そうという曲。これはきっと、2020年ではまだ生々しくて、2021年はコロナからのReLIVEでそれどころじゃなくて、2022ではもうちょっと前を見ることに集中したくて、2023年は件の騒動でやっぱりそれどころじゃなくて、2024年だからやっと歌える曲なんだろうと思う。
BOY'23がリリースされた時、「終わるはずないって思ってた」ものが終わってしまった後に再び手を伸ばすべき未来へ向かって走り出した5人がいて、今こうしてスピードを緩めて後ろを振り返ることがあっても、もう前に向かって走る推進力は落ちたりしないのだと自分が、互いが、信じることが出来たから歌える歌なのだろう。

以前吉川と岡村の対談記事についてのエントリを書いた時に、私はこんなことを書いていた。
それでも、吉川と岡村の胸の中にはあの頃の思い出がそっとしまわれた宝箱があるのだ。いつでもあの頃のままの姿を思い浮かべられるように。思い出は人に話してしまった瞬間から当事者でない他人の手に触れられて手垢がつき、やがて形を変えてしまうこともある。大事な思い出ほど、二人の胸の奥に大事にしまって時折二人だけで共有していてくれたらいいなと思う。
その河に銀の舟を浮かべれば会えるだろうか あの頃の君に - day by day


くしくも同じ「宝箱」という表現であの2人にとっての尾崎の思い出について書いたのだが、この歌詞にもその表現が出てくる。タイトルの「鍵」はその宝箱の鍵だ。
”あの頃”を大事にしまった宝箱、その鍵をそれぞれ持っておいて、それぞれのタイミングで開けたい時に開けて懐かしんだりしていてくれたらいいな、と思う。

ピアノの音で始まる静かで優しい曲。もちろん作詞/作曲者は全く違うのだが、現状への焦燥感に立ち止まりながらもかつて持っていた筈の希望を思い出そうとしている歌詞と曲調だった「wander」(2011年のアルバム「FIGHT」のラスト曲)を何故だかふと思い出す。それから13年、あの頃の焦燥もそれ以降の凸凹も別れも全部包み込んだ優しく強いアンサーソングのように思えた。
ライブのセトリで中盤に入るバラードのくだりみたいなポジションの曲。

10.アンスロポス
 読売テレビ・日本テレビ系 TVアニメ「め組の大吾 救国のオレンジ」OP主題歌
 作詞・作曲:キタニタツヤ 編曲:Diz

ライブの中盤のバラードから盛り上がり後半に入る曲って構成の流れが大好きな人間なので、「鍵」終わりから「アンスロポス」の重厚なイントロが流れてくるのめちゃくちゃ細胞沸き立つ感じでシングルで聴いた時の5倍くらいは鳥肌立つ。

11.音楽が聴こえている
 作詞:上中丈弥 (THEイナズマ戦隊) 作曲:久保裕行 (THEイナズマ戦隊) 編曲:Peach

THE イナズマ戦隊さんとはもう随分長いお付き合いをさせていただいていると思う。
「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」「イッツマイソウル」「ギガマジメ我ファイト」「ゴリゴリ」「ズタボロ問答」。
上中丈弥の書いた関ジャニ∞の曲はグループの名刺代わりになったりファンに愛されたり力づけてくれたりする曲ばかりだ。そんな上中が「SUPER EIGHT」と看板を架け替えた彼らに書いてくれたのは、底抜けに爽やかで明るくて力強くて、だからこそ聴いているうちに何故だか泣けてくるド直球。
曲自体は特に目新しい工夫があるでもない、どうかしたら”どこかで聴いたことある感じ”の曲なんだけど、どこまでも広く晴れ渡った空や海が目に浮かぶよう。

12.喝采
 作詞:栗原暁 (Jazzin’park) 作曲:久保田真悟 (Jazzin’park)/栗原暁 (Jazzin’park) 
 編曲:久保田真悟 (Jazzin’park)

引き続き晴れ渡る夏空が目に浮かぶような「喝采」。
シングルリリースされた時から本当に大好きな曲なんだけど、「鍵」を聴いてからの「音楽が聴こえている」「喝采」は、時折思い出に浸りたくなる日もあっていい、けどそれでもやっぱり前に進もう、年齢なんかただの数字だ!という流れになってとても美しい。

13.群青の風
 作詞・作曲:山内総一郎 (フジファブリック) 編曲:桑田健吾

フジファブリック山内総一郎提供曲。(山内は村上信五と同じ高校同学年の出身だそう。村上が中退したこともあり村上の方は同級生と認識はしてなかったもよう。歌詞にある「エキスポロード」は茨木市に実在する)
フジファブリックもメジャーデビュー20周年だが、バンドの中心人物が早世するという大きすぎる出来事を乗り越えてきた人たち。3人体制の現在、さらにメンバーがひとり脱退することになりひとまず活動休止が決まっているという。実にバンドを長く続けるというのは奇跡のようなものなのだなと思う。
地元できゃっきゃデートしている若いカップルだった思い出を懐かしんでいるかのような出だしの歌詞なのだが、それ以降は遠く失った甘酸っぱい思い出はさておいたように、”紆余曲折を超えて痛みを抱えながらまだ駆けていこうとする決意”みたいなテーマになっていく。
「僕らの軌跡は途切れないだろう」
「僕らの奇跡は終わらないだろう」
解散ではなく一旦活動休止を選んだフジファブリック。山内が書いたからこそうわべでなく心の底に響いてくるような重みがあって、それをこの軽快な曲に乗せてくれることで明るい未来はそこにあることを暗示してくれているようにも思える。
AメロBメロをメジャーコードで展開していてサビでマイナーコードに変わるのが私は実はめちゃくちゃ好きなのだが、歌詞を読んでなくてもちゃんと聴きとってなくても曲を聴いてるだけでもじんわり泣けてくる。自動的に。

14.Eighdays
 作詞・作曲:片岡健太 (sumika) 編曲:宮田‘レフティ’リョウ

これはアルバム発売前にテレビで初歌唱…の筈だったところちょうど安田章大が右中指負傷の治療のために一時活動休止したため初披露なのに4人で歌うことになってしまった曲。
sumikaの片岡健太提供曲で、歌詞を読むとエイトのこれまでへの解像度がまた高くて書く際にメンバーに色々聞き取りなどして書いてくれたのかな…と思っていたら逆にメンバーがその解像度の高さに驚いていて。外から調べられるエピソードなどからここまで書いてくれた感性にただただ感謝。
この曲をアルバムリリース前に聴いたわけだけど、アルバムで色々聴いてきた最後にこの曲が流れてきたら絶対泣くやん、この分ならライブでも本編最後かアンコールで歌う曲であること決定的だし絶対間違いなく泣くやん、と予想していたら案の定普通に泣きました(ちょろい)。
マジでこのB面(もうB面呼ばわり)ずっと泣いてる。
ずっと愛してきた看板を架け替えることになったことも全部ひっくるめて、「此処在ること第一だから」と飲み込んできた。
「行方知れずの未来もいいじゃん」
笑い合いながら、肩を叩き合いながら、冬でも雨でも臆せず花を唄うSUPER EIGHTを、この先もずっと見ていたいと、そんな思いをあらためて確かめるようなそんな歌でした。

15.次回予告
収録曲が発表された時に「次回予告って何????」ってなったやつですが、本当に次回予告でした(爆)。
なお、各形態全部予告が違います。ご自分でお確かめください。

■通常盤のみ収録■

16.オモイダマjam with東京スカパラダイスオーケストラ

 作詞:松原さらり 作曲:南田健吾
 編曲:東京スカパラダイスオーケストラ Horn arranged by北原雅彦

オモイダマといえば高校野球なわけで、つまり吹奏楽とは切っても切れなくて、スカパラさんとコラボときたら最高が約束されてるんだけど実際聴いてみたらしかもスカバージョンになってて!
これはアルプスで流れるやつではないな!!(笑)
でも高校野球、夏の終わり、しんみり…みたいなイメージのオモイダマが軽快で元気が良くって真夏!野球!ホームラン!みたいな感じになるのもこれはこれでたいへんよろしい。


17.“超”勝手に仕上がれ
作詞:オカモトショウ 作曲:オカモトショウ/オカモトコウキ 編曲:OKAMOTO’S

改名するって発表された時に、「どうすんの?」とeighter界隈を悩ませた問題のひとつが、「関ジャニ∞」と歌詞に登場する歌がけっこうあるということ。しかもこれ、ライブのバンドセクション、最後の盛り上がりのド定番曲なので、従来の「K・A・NJA・・・」のとこをどうすんの???
…というのを、改名発表後わりと早い段階で歌番組でわざわざこの曲を新しいコールでやって示してくれて本当に満足のホスピタリティですこと…。
オカモトショウさんが新しい名前に合わせて考えて下さったそうで…本当にありがとうございます。
その上わざわざこちらのバージョンを通常盤限定とはいえアルバムに収録してくれて助かります。まずは現場の前に耳から覚えていこう…。また、この曲ずっとライブ定番ではあるけど音源は7人時代のしか無かったのでそれも助かります。
総合して、ほんとありがとうございますですよ。


以上、NEW AL何度か聴いた感想でした。
前AL、8BEATの時は聴き込んでいるうちにやっと歌詞のエモに気付くみたいなこともあったけど今回は一応歌詞見ながら聴いたので前回みたいな見落としはそんなに無いかもしれない、けどあるかもしれない。
で、多分ライブ(今回のアリーナツアーはアルバムツアーの位置づけ)で聴いたら印象変わる曲もあるだろうと思うので期待です。楽しみ。
「SUPER盤」「HERO盤」の特典映像についてもまたそのうち(新鮮味が失われないうちに)書けたらと思います。

今のご時世、平成の世のように毎年アルバムとか難しいかもしれないけど、もうちょっとアルバムのペース戻って欲しいですね…。CDが売れない時代だから色々大変だろうけど…。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2024鷲野球8/10-12 VSホークス | TOP | 2024鷲野球8/13-8/15 VSオリ... »
最新の画像もっと見る

post a comment