キルクーク

西谷さんのブログ、彼は今イラク北部の都市「キルクーク」に滞在しているらしい
キルクークはバグダッドの北東部　ティグリス川の支流ウザイム川の上流に位置し、
イランにも近い

私たちが４年前に招いたモハメド医師は、キルクークの出身だった
両親が働いていたので、キルクークのおじいさんの農場で育った
彼は、その後フセインの庇護の厚いティグリッドの大学を卒業し
医師としてバグダッドのセントラル病院で働いた

イラク戦争時、次々命を落とす子どもたちの墓を病院の中庭に作り
そこに眠る子どもたちの特徴を書いた紙を瓶に入れ墓標にしたと話した

写真は、キルクーク郊外の森 　日本にもありそうな景色

プラットホーム

ドクターと会議の行われる伏見へ行くため、待ち合わせをした
彼らには、「（アパートのある）桜山から地下鉄に乗って、御器所で降りてね
御器所のプラットホームまで迎えに行くから、降りたところで待っていて、
御器所から一緒に伏見へ行きましょう」とメールを送った
彼らからは、「では、御器所で」という返事が来た

ところが、約束の時間になっても彼らは来ない
駅の中を行ったり来たり、うっすら汗をかいた、しびれを切らして電話をすると
御器所駅の２番出口にいるという・・・

BOSSと懸念したとおり、彼らはプラットホームがわからない
というかホームという単語を知らないのだ
バスラには地下鉄どころか電車もないから仕方がないか
産油国だものねぇ

かつて、広島へ研修に来ていたドクターは、路面電車のファンになった
名古屋に来たとき、地下鉄に乗せた
初めての経験だと歓んでいた

地下鉄は外が見えない分、乗客に視線が行く
今夜イブラヒムさんは言った「地下鉄では（乗客は）みんな眠るのか」
春だから？　夜だから？　確かに居眠りをしている人が多かった

立川談志の番組

もう１週間前のことだけど
１０時間、立川談志の特集番組をやっていた
その内５時間ほどを観た
落語は３席聴いた
パワフルな彼の落語は聴く方もパワーが要る　疲れた

立川談志は天才か？
談志は天才と呼ばれるイチローや松井と同じ発言をしていた
彼らには、彼らに物言うもう一人の彼がいて
もう一人の彼は、常に「ああじゃない　こうじゃない　もっと　もっと　目指すところは・・」
と声をかけるらしい
端で見ている者が「それで十分じゃない」「よくできている」と言っても
もう一人の彼が文句を言うのだそうだ

たけし軍団の「ダンカン」は、立川志の輔と同期の立川一門だった
ある日、談志師匠に「武のところへ行きたいので一門を辞める」と言った
家元談志は、書斎にあった洋酒に自分の名刺を貼り、ダンカンに渡し
「武のところへ持って行け、これで断れまい」と言って送り出した
そのやり取りをこっそり見ていた志の輔が語ったエピソード

今日は駅前の三省堂へ行った
ドクターたちに「Tokyoのガイドブックと地図」を頼まれていたので
探しに行ったのだ
洋書がある程度揃っているところ　丸善か三省堂か迷って三省堂にした
乗換が不要なことと、売り場が１フロアで、いろいろ物色するときは店内移動が楽
ゆっくり立ち読みしたいときは丸善
自転車でらくだ書店　でもよかったかな
本屋はワンダーランド　何時間でも居られる　

洗濯日和

洗濯機を５回回した
花粉が気になるので、内干しにしたいが、全部を吊すわけにはいかず
いくらかは外に干した
お天道様が照っているのに、外に干せないジレンマは・・まったく！

洗濯をしながら「俳句王国」を観た
主宰は夏井いつきさんだった　いつも元気

午後ひな人形を片づけた
４月８日まで飾っておくつもりだったが、娘に「そろそろ片づけたら」と言われたので

織り姫と彦星は年に一夜の逢瀬だが
雛飾りの親王は、飾られても納められてもずっと一緒だな　と思った

ＮＨＫの番組で、由紀さおりと安田祥子が唱っていた
７～８年前に娘と二人のコンサートに行ったことがある
たまたま、お二人のハイヒールを持ってスタンバイするスタッフを見かけた
そのハイヒールは、ドレスと共布で作られ、ビーズやスパンコールが飾られていた
ガラスの靴ではないが、上品でかわいい靴だった

近所の公園で吟行をしようと思っていたのだが
出そびれて、机上俳句を５句ばかり　

ささやかな楽しみ

ドルが下がっている　　なので、円高
円高のささやかな楽しみは、、「海外通販」
１ドルが１０５円を超えてから封印していたのだが、
１００円を切るようになると、航空便送料を加えてもかなり割安感が出てくる
ＬＬビーンやランズエンドは、日本語・円建てのカタログも出しているので
その単価を比べるとはっきりする

スミソニアン博物館の通販カタログなどは、見ているだけでも楽しい
米ドル建てのアウトレットだと、アメリカで値引きされたものが更にお値打ちになるような感覚に陥る
しかし、今回はドルが弱っているだけで、円が強くなったわけではないから
ユーロやヨーロッパ通過は相変わらず　　う～ん　ユーロは強い！
だからヨーロッパ通販の封印は解けない

今夜は会議と学習会がある　会議優先
学習会のテーマは「裁判員制度」　行けるかな

９条世界会議

５月４日から３日間　幕張メッセで開催される「９条世界会議」
　http://whynot9.jp/
２日目の分科会で、イラク支援者の集まりである「イラクに咲く花」が
ブース展示ととミニステージを企画することになった

「民間ボランティアのイラク支援」についてのトークセッションに
参加する予定
カリドさんの訃報でかなり落ち込んでいたが、元気を出さねば


上京の機会を得ると、すぐ、参加できる句会はないかと探してしまう
さすがにゴールデンウィークに句会はなかろう
幕張か・・ＴＤＬを越えて行くのも・・・

ブートキャンプ

札幌のＫさんが電話をくれた
カリド前院長のニュースを聞いたと
彼女は、イラクへ支援物資を運ぶとき、札幌の代表としてクウェートまで行っている
札幌からは、大量の車いすを積んだ
イラクから荷受けに来るカリドさんと会う予定だったが
日本側のスタッフが帰国する日までに、彼のクウェート入国は許可されなかった

そのＫさんは、現在、アメリカ海兵隊のブートキャンプを取材しており、
某ＴＶ局で放映される予定
そして、彼女らが作成中のドキュメンタリー映画は、７月公開予定

リクルートにのって簡単に入隊してしまう若者
体力も学歴も全く異なる彼らを、短期間で海兵隊員に仕上げてしまうブートキャンプ
身も心もぼろぼろになって退役する彼らを待っているものは、ホームレス
年金も保障もない

カリド前院長殺害

ビール３杯でヨタヨタ話を書いている場合ではなかった

バスラ（サドル）教育病院のカリド前院長がバスラで殺害されたのだ
一報のメールがBOSSに入ったのは、今朝早くで
前院長と同じ名を持つDr．カリドからだった

亡くなった前院長は、私がこのブログを始めた日にたまたま初来日し
私たちもミーティングを持ち、受け入れている医師の研修について意見を貰った
つい４ヶ月前のことだ
イラクの医師たちはよく「脅迫されている」とか「命が狙われている」
「危なくて外に出られない、病院で診療に当たることもできない」と連絡をしてくるが
本当に死と隣り合わせなのだ
たくさんの人の命を救う彼ら、自身の命を守ることも「命懸け」

彼は、「医療を政治の道具に使ってはいけない」「医療現場は一番に復興すべきところ」と言い、
外部圧力に屈せず、バスラのそしてイラクの医療のため、人びとのために尽力していたのだ
今来ている二人のドクターの友人でもある

ご冥福をお祈りします

イラク人の平均寿命　男性５７才　女性６０才

シマッタ！

今夜これから、深夜１時からのオールナイトニッポン
一夜限りの復活ＤＪ桑田佳祐
聞かねばならぬ　なのに
会議の後、事務所の地下の居酒屋で一杯やってシマッタのだ
１時まで起きている自信がない

深夜のＴＶは見ても、ラヂオの深夜放送なんて何年ぶりだろう
とワクワクしていたのに・・・
あぁ
見かねて子どもたちが録音してくれるかもしれない
お風呂に浸かれば酔い覚ましになるだろうか

イラク報告会準備２

前回打ち合わせの後、内容についていくつかリクエストを出した
今回はその改訂版でのチェック　パワーポイント５０枚
出来は上々　次週リハーサルをする
プレスの取材も入る予定

本番は、
３月２０日　１８時より　名古屋ＹＷＣＡにて「イラク人医師によるイラク報告会」
　同日　　　１３時３０分より　白川公園にて　短いスピーチも
どちらも入場無料

彼らがとうとうホームシックに罹った
今までお世話をした９人のイラク人の内、途中で帰りたいと言い出さなかったのは
１人だけ・・いやもう１人いたかな
みな一度は「帰りたい」と言い出す
研修期間の長短にかかわらずだ
もともと家族の絆が深い、その上、危険な国に家族を残して単身来日している彼らは
日本の生活に慣れた頃、一様に「帰りたい」と口にするのだ
今夜は、通訳を引き受けた女子高校生に励まされていた

ドクターたちも昨日はマラソンの応援をしたそうだ
沿道で旗を振ったと言っていた　旗とはスポンサー新聞社の紙旗で私ももちろん持っている
彼らは、旗を振った後「東山動物園」へ行ったらしい
動物園には「４時間居た」と言っているので、第一集団を見送ってから地下鉄に乗ったのだろう
そして、閉園まで動物園を満喫したということになる
最近は地下鉄での移動もお手のもの