遥か向こうに、サハリンが見える。
こんなに近くに、樺太はあるんだなぁ。
今日の雲は素敵だ。
四方八方、形と色の違う雲がもくもくと浮かぶ。
語りたくなるじゃないか。
雲と風を語る詩人。
雲と風で語る詩人。
・・・
何も出てこないな。
ははは。
道道とは、北海道の道の道。埼玉県の県道、的なね。
だから、「みちみち」と読んではいけない。
「どうどう」と読む。
初めて通る道。なかなか気持ちがいい。
南阿蘇を走った時に、「宗谷丘陵みたいだなぁ」と思った。
今日僕は、宗谷丘陵を走りながら、「南阿蘇みたいだなぁ」・・・そう思った。
繋がってるなぁ。
台風襲来の恐れがあるため、それに合わせて動かねばならない。これがね、バイク旅にはね、痛い。非常に面倒な事態なのです。
とりあえず今日は晴れてるから走らねば。では、どこまで走るか、どこに宿を取るか。その後の予定も考えながら動かねばならない。
今日は野宿の予定だった。お気に入りの野宿ポイントで。台風が来るならばそれは難しい。台風はいつ来るのか？雨はいつ降り出していつ止むのか？それによっても事情は変わる。
とりあえず、晴れてポカポカの今日、北へ向かうことにした。
最後のイクラをドバーッと全部かけて。
さようならイクラちゃん。
また会う日まで。
ありがとうイクラちゃん。
また会う日まで。
さてさて、今日はこの辺で。
台風が来るね。
北海道にも来るようで。
予定を考えるのが大変です。
屋根のある場所へ避難すべきか。
どうするっかぬぁ。
チカ、美味しいです。ほんとに。30匹くらい釣りたかった。悔しい。
ソイ、まぁ、普通の白身です。
フグ、めっちゃ旨い。信じられない。これは、フグだ！
鶏肉に似てる。
鶏肉に似てる？
じゃあ、鶏肉でいいんじゃない？
危険を冒して食うことにないんじゃない？
・・・
まあねぇ。
オリーブオイルで揚げます。
片栗粉をまぶしたお魚さんたちを容赦なく揚げます。
唐揚げです。
チカちゃんたちは、頭も全部食べます。ワカサギみたいなものです。
フグちゃんは、揚げてるうちに、みるみる縮み、小指くらいになってしまった。
これがフグの筋肉。
たくさん食べなければ、毒にやられることはないらしい。たぶん。
たくさんどころか、色々取ったら、親指くらいしかなくなってしまった。
フグは三枚におろした。写真の上の方にあるのがフグ。旨そうだ。
一応ね、一応。おじさんたちの言うことを信じないわけじゃないかれど、一応ね。ネットで調べる。
クサフグは食えるのか？
結構な割合で、猛毒だから食うべからずとあった。
資格のないものは調理するべからずとあった。
なんと、つまらない記事ばかりなんだ。それじゃあ、面白くないじゃないか。
どうやったら安全に食えるかを書け！
あった。
クサフグ食べてる人の記事。
クサフグには毒がある。どこにある？
内臓。血。皮。薄皮。ヒレ。ほぼ全部。筋肉以外ほぼ全部。
筋肉は美味しい。筋肉こそ、フグ。
これだよ。欲しかった情報は。
さばきなおす。
薄皮をとる。ヒレも取る。色々と取る。
おぉ・・・あぶねかったぁ。
痺れ死にするところだったぁ。
昨日、キャンプ場の流し場でヒラメを捌いてるおじさんがいた。
おじさんに聞いた。この辺では何が釣れますか？
おじさんは言った。
「何も釣れねぇよ。鮭以外はな」
おじさんは言った。
「あのよ、ちっこいフグが釣れる。クサフグってやつだ。うめぇぞ。
毒は？
「クサフグは毒はないんだよ。うめぇぞ！」
さっき、港で会ったチカ釣りのおじさんと、その友達のなんだか知らないおじさんは言っていた。
「ちゃんと肝をとってな、食っちゃいかんぞ。猛毒だ。内臓取って、綺麗に洗えば食える」
二人が言うんだから間違いないと思う。食えると言った率100パーセントだ。
フグをさばく。
内臓を取って、皮を剥いで、裸のフグちゃん出現。
キモ可愛い。
なんだか、旨そうだなぁ。
ねぇ？
キモ・・・カワイイ。
