大体からにして・・・よくよく考えてみると・・・嵌められた感が多々ある。
大体からにして、大工のあんちゃんはオレのことをあまり良く想っていない風な所がある。
多分、都会から来た風のスカした奴・・・的な感じだろう。
仕事以外は意外と何でも出来ちゃうし、人のやらない事ばかりしているし、意外と物知りだし、色んな所に行ったことがあるし、ちょっと英語も喋れちゃうし・・・都会でROCKをやっちゃってるし。
合ってること合ってないこと、全部引っ括めて、ちょっと鼻についているんだと思う。
そこで、チャンス到来、祭りのステージで恥をかけ!という訳である。・・・これは、後日談で分かった事なので、本当。
まったくひどい話ではあるのだが、歌うと決まったからには本気で歌うに決まってる。
おじいさま、おばあさま達にも通ずる唄を歌いたい。
楽屋に入って出番を待っていると、主催の人から呼ばれた。
「あなたが歌っている間に、次の太鼓の準備をするので、二曲くらい歌って繋いでください」
さて、何を歌おう。
出番を次に控えて、ステージ袖から客席を見ると・・・すごい人だ。400~500人はいる。
ほとんどが年配の人、そして全て地元の人。・・・アウェーにもほどがある。
大工のあんちゃんがニヤニヤしながら聞いてくる。
「緊張してる?」
全然してない。
「さすがだねぇ」
本当に緊張はしてない。ただ、どうやって魅了してやろうか・・・そればかりを考えていた。
賑やかなヨサコイが終わった。さぁ、出番だ。
こんばんは、シングと言います。どうぞよろしく。
大体からにして、大工のあんちゃんはオレのことをあまり良く想っていない風な所がある。
多分、都会から来た風のスカした奴・・・的な感じだろう。
仕事以外は意外と何でも出来ちゃうし、人のやらない事ばかりしているし、意外と物知りだし、色んな所に行ったことがあるし、ちょっと英語も喋れちゃうし・・・都会でROCKをやっちゃってるし。
合ってること合ってないこと、全部引っ括めて、ちょっと鼻についているんだと思う。
そこで、チャンス到来、祭りのステージで恥をかけ!という訳である。・・・これは、後日談で分かった事なので、本当。
まったくひどい話ではあるのだが、歌うと決まったからには本気で歌うに決まってる。
おじいさま、おばあさま達にも通ずる唄を歌いたい。
楽屋に入って出番を待っていると、主催の人から呼ばれた。
「あなたが歌っている間に、次の太鼓の準備をするので、二曲くらい歌って繋いでください」
さて、何を歌おう。
出番を次に控えて、ステージ袖から客席を見ると・・・すごい人だ。400~500人はいる。
ほとんどが年配の人、そして全て地元の人。・・・アウェーにもほどがある。
大工のあんちゃんがニヤニヤしながら聞いてくる。
「緊張してる?」
全然してない。
「さすがだねぇ」
本当に緊張はしてない。ただ、どうやって魅了してやろうか・・・そればかりを考えていた。
賑やかなヨサコイが終わった。さぁ、出番だ。
こんばんは、シングと言います。どうぞよろしく。