何日か前の話。
今日は15キロ歩くぞ〜!という強い決意のもと、歩き始める。
歩き始めて100メートルくらいのところで、右足首に痛みが・・・。
どのくらい痛いかと言うと、「ちょっとやばいな・・・引き返すかな?」というくらいの痛み。結構痛い。
実のところ、右足首の痛みは、その数日前からあり、その痛みがひどくなったという感じ。
でもまぁ、足首が痛いくらいで引き返していたら、歩くのをやめていたれ、アルキニストとしてよ面目が立たないではないか。
ということで、引き返すこともなく先に進む。どう進むかというのが大事なのである。右足首が痛くない歩き方を探しながら歩くのである。
5キロを過ぎた辺りだろうか・・・右足首の痛みが消えた。
「やった!」
足首が痛くない歩き方を見つけた。というわけである。天才。やっぱり、天才は、何をやらせても天才なのだ。よかった、天才で。良かったよ、天才で。
天才は歩き続ける。5キロから10キロまで、なんの痛みもなく歩く。
「15キロなんて余裕だぜ。だって、僕は、天才アルキニスト」
10キロを過ぎた辺りで、なんと、なんと、左足が痛くなった。スネ辺りか?激痛。なんと、なんと、さっきまで痛かった右足首の痛みの100倍くらいの激痛。いや、一億倍かもな。
まいったなぁ。もう、どんな歩き方をしても痛い。痛いものは痛い。速く歩いても、ゆっくり歩いても痛い。
どんなに痛くとも、帰らないわけにはいかないので、「イテテテ」「イテテテ」と呟きながら、なんとかかんとか帰宅した。
まぁ、こんなもの、寝れば治る。
つづく。