ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

一時間待ち。

2016-10-01 09:48:11 | Weblog


ここが、最後の場所である。

なぜ最後なのかというた、不便すぎて来ようがない。

広尾町豊似。

夢の館。

ここのお父さんとお母さんが、僕が会いたい人。
会えるものなら、絶対に会いたい。

夢の館。ネーミングはともかく、僕が北海道で一番好きな場所が、ここだ。

営業中!の看板に歓喜したものの、入り口に鎖がかかっている。

営業開始は10時半になっている。
今は9時半。一時間待ち。

待つ。

何もない、ここで待つ。

ほんとに何もない、ここで待つ。

もしかしたら、襟裳よりも何もないかもしれない。
いや、襟裳はほんとに何もないから、襟裳よりは何かあるのかもしれないが。何もない。

帯広の豚丼のとんたに、人々は2時間も並ぶという。
都会では、ポップコーンやらクレープやらパンケーキやらドーナツに何時間も待つという。

ならば、僕がここで一時間待てないわけはない。

とりたえず、勝手に中へ入り込み、僕のお気に入りの場所へ。

そこで、僕は待つ。


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