ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

あおいろトマト。

2013-07-05 10:24:42 | Weblog

僕は君に色々な事を教えて来たけれど・・・つまり、どうでもいいことやどうでもいいことや、ほんとにどうでもいいことなんかを、あれやこれやと押し付けがましく教えて来たけれど。

それはつまり、それで僕は君に、僕のような人間になって欲しかったり、僕のような人間にはなって欲しくなかったりという複雑な面持ち。

ただ一つ、世界は素晴らしいってこと。あともう一つ、誰かに縛られるのならまだしも、自分自身に縛られてはいけないってこと。それともう一つ、モノの見え方は一つじゃないってこと。

その全部を、君が忘れてしまったとしても、それはそれでいいのだけれど。長い年月の中で、そのいくつかを君が覚えていてくれるのだとしたら・・・ただ単純に・・・恐ろしいくらい単純に・・・僕は嬉しい。

なぜかといと。それは。君の存在が、僕がこの世界に存在したという証のような気がするからさ。

僕は宗教家じゃないから、つまりは、坊主丸儲けではない。あっ、違った。僕は宗教家じゃないから、教典などという類のものは持っていないわけで。つまりは、巻き物(のり巻きじゃないよ)
みたいなものも持っていないわけで。つまりのつまりは、口伝。僕が教えた事はすべて口伝。

最後のつまり。君が真っ白なノートに描いた君の物語。・・・それが僕が君に教えてあげたこと・・・なんだよ。

庭先に生えてきたミニトマトの苗木。毎朝見守っていたら、今朝、初めて小さな実を見つけた。小指の爪くらいの大きさの緑色の実。
あまりにはかなげで、君のことを思い出したんだ。

きっと、まだ君はこんな感じだ。
だって、僕だって、まだこんな感じだからさ。

ん?ん?
こら!
枯れてねぇし、落ちてねぇし、腐ってねぇし!

ではまた。

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