北海道、富良野、麓郷へ行くことがあったら、ぜひ訪れて欲しい場所がある。
「拾って来た家」。「北の国から」で田中邦衛演じる黒板五郎が、不要になって捨てられたモノだけを使って作ったという設定で建てられた家が三軒。
この場所に込められたメッセージは凄い。この場所に込めた、倉本聰のメッセージは凄い。
北の国からを知らない人でも、行く価値があると僕は思う。
さて、自家製肥料作りの話は、つい最近書いた気がする。
今日は、パーフェクトな肥料作りに挑戦してみようと思っているのである。
何がパーフェクトって。全部タダで貰って来たモノだけで作る肥料。全部捨てられるもの、つまり不要なモノ、つまりゴミで作る肥料。完全タダ肥料。そのためのおから、なのである。
初めての試み。
ブルーシートの上に、この日のために集めた米ヌカを広げる。6袋分。
その上に、籾殻をふた袋分バラまく。足で軽く混ぜる。
そこへ、米の研ぎ汁で発酵増殖させたEM菌という謎の液体を振りかける。まぁ、発酵促進剤的なやつだね。ペットボトル3本分。
そこへ、貰って来たおからを、投入。する。わけなのだが、ここがキモ。肝。キモ。大事なところって意味ね。
おからは水分含有率が85パーセントらしい。ふーん、そうなんだぁ。
肥料の水分含有率は20パーセントくらいでなければならない。へぇ、そうなんだぁ。
少ないと、発酵せずに失敗。水分が多すぎると、腐って失敗。となる。
ふーん、へぇ、そうなんだぁ。
だから、混ぜる量が、すごく大事ってことね。
とりあえず、おからは100キロある。
一袋、ドバッと開けてみた。熱々のおからが、籾殻やらなんやらの上に広がる。
ほぉぉ。なるほど。
もう一袋、いけるかな?
あの、重いやつ。40キロのやつ。
重い。重い。向こうの方で開けたかったのに、指がゴミ袋に刺さって、ゴミ袋が真っ二つに裂けて、今まいたばかりの同じ場所へ、40キロのおからがズバババっとこぼれた。
だから言ったんだよぉ。重すぎなんだよぉ。
70キロのおからが一ヶ所に・・・。まぁいい。
それにしても、本当に、あぶねかった。豆腐屋の裏で、裂けなくてよかった。ゴミ袋。
とりあえず、混ぜよう。混ぜてみよう。水分含有率85パーセントのおから君。
つづく。