ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

それはいつも、突然やってくるのです。

2019-11-24 04:18:00 | Weblog



雨は降り続いている。
畑に干してある大豆が心配だ。腐ってしまったらどうしよう?

相変わらず忙しいが、それはまぁいい。月曜日の朝に陶芸の窯入れがある。それが終われば、一つやることが減る。でも、まだ終わっていないから、自分が作った陶芸の作品に囲まれながら「終わらないよぉ〜」と、つぶやいているというわけなのである。

今は、関越の高速が見下ろせる小高い丘の上。唄の練習中。の休憩中。

木曜日の話。

一日かけて小さなマグカップを10個作った。夜になった。朝に立てた予定通り。陶芸の後はレコーディング。その後で唄の練習。その後で、眠くなければまたレコーディング。という予定。時間は刻々と過ぎていく。やることは山ほどある。

キッチンの椅子に座ってタバコを吸っていた。
なんか首が痛いなぁ・・・陶芸のせいかなぁ?と思っていた。しばらくすると腰が痛くなってきた。みるみるうちち腰の痛みは激痛へと変わっていく。
これはまずい・・・と、ソファへ行き横になる。
腰が痛い・・・。と思っていたのだけれど、痛いのは腰ではなく左上腹部。つまり、お腹が痛い。腰も痛い。左腰。つまり
体の左側の前と後ろが痛い。

僕なんぞは結石を7回も患っているわけだから、お腹の痛みには慣れている。はず。
また結石・・・?と思ったりするのだが、いつもと位置が違う気がする。結石はお腹の下の方が痛くなる。

痛みに耐えながら、アイフォーンで調べてみる。左上腹部の痛みで検索。

膵臓・・・急性膵臓炎。膵臓癌。などなど。

まぁ、それはないな。と思いつつ、色々調べるのだが、他には出てこない。膵臓癌。

痛むお腹に手を当てながら、思う。

「えっ、おれ、死んじゃうのか・・・うそ?まぢ?」

「まだやりたいことがたくさんあるのになぁ・・・いやだな、まだ死にたくないな」

「でもあれだな・・・意外と面白い人生だったな・・・まぁ、これが運命なら仕方ないな」

痛むお腹をさすりながら思う。

湯たんぽを入れて患部を温めようと思い、再びキッチンへ。お湯を沸かす。
お湯が沸くのを待っている間、痛みであぶら汗が出てくる。

「おっ、ちょっと、これは本格的にマズイぞ」と思う。

木曜日の夜。こういう時は、いつだって急患になってしまう。病院がやっていない時にこういうことになる。いつだってそうだ。

そもそも、事故以外で病院へ行ったのは、結石で入院したのが最後、かれこれ10年以上が経つ。そう、決して病院へ行くことなどないしんぐくんなのである。なぜならば、病院へ行くとお金がかかるじゃないか。
そんな僕が、急患で病院へ行こうとしている。つまり、相当痛いのである。

あっ、痛み止め!

結石用の痛み止め。僕は強力な痛み止めの薬を持っている。お守りがわりに持っている。結石になった時に飲む。痛みが止まっているうちに走ったりジャンプをしてりして結石を治すというのが最近の定番。

でも、今回は結石ではない。痛み止めを飲んだところで、治す手立てはない。何しろ、なぜ痛いのかがわからない。でも、痛い。今、すごく痛い。
とりあえず、止まるのならば痛みを止めて、止まっている間に考えよう。そうしよう。

しばらくして、薬が痛みを止めてくれた頃に僕は眠りに落ちた。薬が効き始めるまでは相当辛かった。
二時間ほど眠って、目を覚ますと痛みは消えていた。
痛み止めの効果は5時間くらいだそうだ。結石の最強の痛みの時は2時間しか効かなかった。
今回の痛み止めの効果は何時間続くのか・・・不安である。せめて5時間は効いて欲しい。

さて。
その後。
痛み止めの薬が効いた後。
痛みは再発せず。
なんだったのか。
さっぱりわからない。
どうして痛かったのか。
どうして痛みが消えたのか。
さっぱりわからない。
僕は病気なのか?
そうじゃないのか?
さっぱりわからない。

とにかく今は痛くない。
あれから一度も痛くない。

なんだったのだろうか?
とにかく、僕は元気です。
そう、それはすごく素敵たことで。

あぁ、よかった。と、本気で思うわけなのであります。