ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

アナーキーインザファーム。

2015-12-25 15:46:19 | Weblog


2015年12月25日、クリスマス、強風。

春まで休ませる畝に米糠を撒こうとしたら、いや、撒いたら、風で舞い上がって、撒いた米糠の全てが自分に降りかかったから、米糠を撒くのはやめた。こんな日に米糠を撒くもんじゃない。
ホワイトクリスマスならぬ、コメヌカクリスマス。それはそれで素敵だ。

強風が吹き荒れる畑の一角。強風にもかかわらず、文藝春秋のページをめくる僕がいる。僕がページをめくるのよりも先に、強風が10ページも20ページもめくってしまうのだが、ややもすると、文藝春秋ごと吹っ飛ばされそうになるのだけど、それでも強風の畑の一角で文藝春秋を読もうとする僕は、世間の何ものかに必死で抗おうとしているようで、その無意味さがまた、ややもすると、素敵に想えて仕方がない。

文藝春秋を読みながら啜るコーヒーは美味い。強風にさらされて相当温くなってはいるものの、美味いものは美味い。それが、この強風のせいなのか、畑の一角のせいなのか、文藝春秋のせいなのかは分からないのだが。

いや、それにしても・・・寒い。見た目よりも寒い。見た目というのは客観的なものなわけで、ここに主観を持って居座る僕には客観というものとは無縁なわけだが、想像するに、完全に見た目よりも寒い、気がする。
出来得ることなら、文藝春秋は、ポカポカした日向で読みたい。

「おぉぉぉ、すげぇ寒い!ムリ!」

そう一叫び。あと5分もしたら、僕は立ち上がり、畑に唾を吐き捨て、家路につくことだろう。

メリークリスマス。みんな、素敵なクリスマスを。

なんのこっちゃね。