ナンプラーとは?・・・タイの調味料、魚醤、ニョクマム・・・そんなことはどうでもいい。・・・どうでもいいんだ。問題なのは、
ナンプラーの容器の蓋が、どうやっても取れないということなんだ。
引っ越しと同時に、町役場に転入届を出しに行った。お役人様が言うことにゃ、おらの町はゴミの分別が細かいのでよろしく!である。燃やせるゴミと資源プラスチック用、二種類のゴミ袋をサービスでくれた。
とにかく、引っ越して以来、僕の頭を悩ましているのが、このゴミの分別問題なのだ。・・・実に細かい。燃やせるゴミなんて、ほとんどない。生ゴミと紙くずくらいなものだ。あとは全部分ける。
紙だって、綺麗な紙はシワを伸ばして資源の日に出してください!ってなもんだ。
瓶も色別に分ける。透明、茶色、それ以外。
問題なのは、プラスチック。諸悪の根源、石油化学製品、プラスチック。
資源になるプラスチックと、ならない廃プラスチック。何かと混ざった混合プラスチック。
一見、難しくなさそうに見えるこの分別・・・相当手強い。だって、ポークビッツの袋は資源プラスチックなのに、シャウエッセンの袋は廃プラなんだよ?ラップだって、廃プラなんだよ?薄いアルミは燃やせるゴミなんだよ?
そして、厄介なのが混合プラスチック。これはもうお手上げ。見本に描いてあるサインペンとかは分かるけど・・・多分、見本に描いてあるのは・・・一億個のうちの五個くらいなんだよ。わかるかっ!
まぁまぁ、ちょっとくらいなら、混ぜて捨てちゃえばいいじゃんね。とも思うよ。
それがそうはいかないのだよ、ワトソン君。
うちの地区のゴミ捨て場、うちを入れて9軒しか捨てないんです。そう、うちの地区には家が9軒しかないんです。・・・すぐにバレるっしょ?あっ、あの新入り、全然わかってないじゃない!とか、あの新入り、またルール違反よ!とか言われたら嫌じゃない?
だからね、わからないゴミは、専用わからない袋を作って溜めていますよ。だって、ゴミの分別の栞を見ても、考えても、分からないんだもん。
この袋がいっぱいになる前に、なんとかゴミ分別のエキスパートにならなければ・・・。
やっぱり、想っちゃったよね。・・・嫁がいたらなぁ・・・ってね。嫁がいたら、もう全部任せちゃうのになぁ。心強いよなぁ。こうやって、一人暮らしの男は、結婚を決意するんだろうなぁ。
一生うちのゴミの分別をしてくれないか!結婚してください!
ってな風なんだろうなぁ。・・・嫁、欲しいなぁ。嫁がいたら、嫁がせっせとゴミの分別をしてくれている姿を、ハンモックに揺られながらニコニコ笑顔で見守ってあげるのになぁ。
あぁ、で、ナンプラーの話ね。
冷蔵庫の中を整理したらさ、色んな瓶が山ほど出てきてね、その中身を捨てて、瓶を洗って、キャップはプラだからペンチで外して、ラベルは紙だったりプラだったりするから剥がして・・・相当大変だよ。嫁が欲しくなるくらい大変だよ?
そうそう、ナンプラー。そのナンプラーね、中身を捨てようとしたら、あれだよ、一滴ずつしか出ないような仕組みなのね。このナシゴレン、仕上げにナンプラーを数滴加えるとこんなに美味しくなるんです!・・・的なことをやっているわけではなく、捨てているわけでね、ポトリポトリと落ちるナンプラーに、ちょびっとだけイライラしちゃうわけ。もう、振っちゃうよ。ビュンビュン振っちゃうよ。ポトリ、ポトリ、ポトリ・・・関係ないみたいだね、全部出るまでに、5時間はかかるね。
で、大きなペンチを持ってきてグイグイやるね。プラスチックのキャップをグイグイ剥がそうとするね。・・・無理だね。
もう、欲求に駆られるよね・・・ビン、割っちゃおうかな。ビン、割って、中身を出そうかな・・・本末転倒なことを本気で想っちゃうよね。
なんとか思い留まって・・・ナンプラーの瓶は中身ごとお蔵入り。わかんない袋行き決定。
キャップが外れなきゃ、どっちみち分別出来ないじゃん。って感じ。
あぁ、こういう時嫁がいたら、なんとかしてくれちゃったりするのかなぁ?誰か、嫁に来てくれないかなぁ・・・。
嫁が瓶を叩き割ったりしたら、うけるなぁ。おれ、うけちゃうなぁ。
あぁ、ナンプラーの瓶は分別の敵である・・・っていう話だよ。おしまい。
ナンプラーの容器の蓋が、どうやっても取れないということなんだ。
引っ越しと同時に、町役場に転入届を出しに行った。お役人様が言うことにゃ、おらの町はゴミの分別が細かいのでよろしく!である。燃やせるゴミと資源プラスチック用、二種類のゴミ袋をサービスでくれた。
とにかく、引っ越して以来、僕の頭を悩ましているのが、このゴミの分別問題なのだ。・・・実に細かい。燃やせるゴミなんて、ほとんどない。生ゴミと紙くずくらいなものだ。あとは全部分ける。
紙だって、綺麗な紙はシワを伸ばして資源の日に出してください!ってなもんだ。
瓶も色別に分ける。透明、茶色、それ以外。
問題なのは、プラスチック。諸悪の根源、石油化学製品、プラスチック。
資源になるプラスチックと、ならない廃プラスチック。何かと混ざった混合プラスチック。
一見、難しくなさそうに見えるこの分別・・・相当手強い。だって、ポークビッツの袋は資源プラスチックなのに、シャウエッセンの袋は廃プラなんだよ?ラップだって、廃プラなんだよ?薄いアルミは燃やせるゴミなんだよ?
そして、厄介なのが混合プラスチック。これはもうお手上げ。見本に描いてあるサインペンとかは分かるけど・・・多分、見本に描いてあるのは・・・一億個のうちの五個くらいなんだよ。わかるかっ!
まぁまぁ、ちょっとくらいなら、混ぜて捨てちゃえばいいじゃんね。とも思うよ。
それがそうはいかないのだよ、ワトソン君。
うちの地区のゴミ捨て場、うちを入れて9軒しか捨てないんです。そう、うちの地区には家が9軒しかないんです。・・・すぐにバレるっしょ?あっ、あの新入り、全然わかってないじゃない!とか、あの新入り、またルール違反よ!とか言われたら嫌じゃない?
だからね、わからないゴミは、専用わからない袋を作って溜めていますよ。だって、ゴミの分別の栞を見ても、考えても、分からないんだもん。
この袋がいっぱいになる前に、なんとかゴミ分別のエキスパートにならなければ・・・。
やっぱり、想っちゃったよね。・・・嫁がいたらなぁ・・・ってね。嫁がいたら、もう全部任せちゃうのになぁ。心強いよなぁ。こうやって、一人暮らしの男は、結婚を決意するんだろうなぁ。
一生うちのゴミの分別をしてくれないか!結婚してください!
ってな風なんだろうなぁ。・・・嫁、欲しいなぁ。嫁がいたら、嫁がせっせとゴミの分別をしてくれている姿を、ハンモックに揺られながらニコニコ笑顔で見守ってあげるのになぁ。
あぁ、で、ナンプラーの話ね。
冷蔵庫の中を整理したらさ、色んな瓶が山ほど出てきてね、その中身を捨てて、瓶を洗って、キャップはプラだからペンチで外して、ラベルは紙だったりプラだったりするから剥がして・・・相当大変だよ。嫁が欲しくなるくらい大変だよ?
そうそう、ナンプラー。そのナンプラーね、中身を捨てようとしたら、あれだよ、一滴ずつしか出ないような仕組みなのね。このナシゴレン、仕上げにナンプラーを数滴加えるとこんなに美味しくなるんです!・・・的なことをやっているわけではなく、捨てているわけでね、ポトリポトリと落ちるナンプラーに、ちょびっとだけイライラしちゃうわけ。もう、振っちゃうよ。ビュンビュン振っちゃうよ。ポトリ、ポトリ、ポトリ・・・関係ないみたいだね、全部出るまでに、5時間はかかるね。
で、大きなペンチを持ってきてグイグイやるね。プラスチックのキャップをグイグイ剥がそうとするね。・・・無理だね。
もう、欲求に駆られるよね・・・ビン、割っちゃおうかな。ビン、割って、中身を出そうかな・・・本末転倒なことを本気で想っちゃうよね。
なんとか思い留まって・・・ナンプラーの瓶は中身ごとお蔵入り。わかんない袋行き決定。
キャップが外れなきゃ、どっちみち分別出来ないじゃん。って感じ。
あぁ、こういう時嫁がいたら、なんとかしてくれちゃったりするのかなぁ?誰か、嫁に来てくれないかなぁ・・・。
嫁が瓶を叩き割ったりしたら、うけるなぁ。おれ、うけちゃうなぁ。
あぁ、ナンプラーの瓶は分別の敵である・・・っていう話だよ。おしまい。