ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

幸せな人は意地悪をしない

2010-12-05 11:19:51 | Weblog
新たな仕事を始めて少しした頃、僕は意地悪になってしまった。
慣れない仕事。慣れない人間関係。鎖に繋がれたような気分。永遠に感じられる束縛された時間。
ストレスのせいなのか、鬱屈した気持ちが、発散されることなく体内に充満しているのが分かる。心から刺々と針が出てくる。言葉の選択が変わる。言わなくてもいい事を、きつめの言葉で発する。
刺々しい自分を肯定しながらいけるはずもなく、後悔もするし反省もする。そしてまた繰り返す。
ネガティブのスパイラル。・・・僕はちっとも幸せじゃなかった。金は稼げるが、ちっとも幸せじゃなかった。

僕は当分旅には出られないはずだった。自由の鐘の音に蓋を被せて、ひたすらという四文字の中で暮らすはずだった。それが難しい話だなんて、ちっとも思っていなかった。

そう、ちっとも難しくはなかったが、僕は意地悪になった。

小さな旅の事を考え始めた。今自分に出来得る旅に想いを巡らせ始めた。毎日は小さな旅の計画で埋められていった。ワクワクとドキドキが、期待と不安が心の穴ポコを埋め始めた。・・・心の刺々はいつのまにか、すっかり姿を消していた。僕は幸せだった。

人は自分の不幸を誰かのせいにしたがる存在だ。時には社会のせいに、時には世界のせいに。
でも、それでその人の不幸が消えることはない。不幸の受け渡しなど出来はしない。そして、この世界に不幸が蔓延していく。



幸せな人は意地悪をしない。その通りだと想う。
そして、その幸せな人が、不幸の蔓延の歯止めとなる。

だから、この世界はまだ美しい。きっと永遠に美しい。


これは僕の話だ。決して君の話ではない。
これは僕の話かもしれないが、もしかしたら、君の話かもしれないね。

氷点下の世界にて

2010-12-05 01:23:13 | Weblog
薪を拾いに崖を登る。両手いっぱいに薪を抱えて、崖を下りる時に足を滑らせる。多分そこには大きな石があったんだな。膝をしこたま打ったんだな。買ったばかりのズボンが切れて破れた。泣くかと思うくらい痛かった。しばらく身動きが取れなかった。膝から血が出た。

薪を拾いに行って崖から落ちる・・・うける。ワイルドバイオレンス。


それはいいとして、例によって・・・テントに付いた水滴がカチコチに凍ってる。尋常ではない冷たい空気が空から降りて来る。

明日は早起きだ。無事に目覚められますように。

おやすみ。