ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

海とジャングルと人とヤマネコの島

2008-10-13 23:51:54 | Weblog
三連休、みんなはどんな風に過ごしたかな?
こちらは三連休に翻弄され、目当ての宿を取れず、高いユースに泊まることを余儀なくされ、250CCのバイクで島中を駆け回り、星砂の海岸で夕陽にみとれ、ひとっこひとりいない中野海岸で日記を綴り、干潟を走ってはもぐるカニや水の上をぴょんぴょん跳ね進むハゼと戯れ、金色の月を見ながらブログを書くために一日の出来事を振り返る…羨ましい?そうかそうか、羨ましいか…。それは何より。

今イリオモテヤマネコが生息している島にいます。つまりイリオモテ島ね。石垣島から船で45分…この船が恐ろしく揺れる。座っていても、普通に飛び跳ねる。天井に頭がぶつかるくらい飛び跳ねる。手摺りをしっかり握っていないと無重力空間に放り出される…ジェットコースターに一時間ぶっ通しで乗せられてる感じ。。。帰りもあの船に乗ると思うと…憂欝だ。

こんなに果ての島にも町があり、小学校があり、人々の生活がある。なんかすごいなぁと思う。イリオモテで一番大きな港の魚屋さんに行って「エビありますか?」って聞いたら、「ないよ」と言われ、「イカありますか」と聞いたら、「ないよ」と言われ、「…何があるんですか?」と聞いたら、「刺身」と言われ、「何の刺身ですか」と聞いたら、「まぐろ」と言われ、「ほかには?」と聞いたら、「それだけ」と言われる。そして曇った陳列棚には自分ちのらしきおかずが並んでいて、そんなことを聞いているオレの横には良く日焼けした二人の少年が目玉焼きを食べながらニコニコと笑っている。バイバイと言うと、満面の笑みでバイバイとこたえる。

海とジャングルと人の島…いまのところ、この島…とてもとても素敵だ。

出会いも別れも一色の恋も

2008-10-13 02:31:52 | Weblog
憧れの三線を弾かせてもらった。竹富のゲストハウスでの出来事。ひょんな流れで、唄を歌うことになった。百花繚乱…沖縄の沖縄らしい島に似合うなぁと想った。ちょうど今日は日曜日…いつもなら路上で…。三線を持って旅をする「しんさん」に三線で合わせてくれるように頼んだ。三線でのセッションはやったことないからなぁと言いながら、見事なフレーズを被せてくれた。百花繚乱…赤いハイビスカスが咲き乱れる場所に、よく似合うなぁと想った。窓を開け放ったゲストハウスでの、素敵なセッションだった。まるでストリートで演奏しているかのような…ね。ゲストハウスの管理人「けんさん」が動画を録ってくれた。ブログに数秒でもアップしようとトライしたんだけど…ダメだった。

宿を発つとき、二人は見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。背中にかかる重い荷物が、少し軽くなった気がした。竹富は好きだな。うん、すごく好きだ。

竹富を出る船を待っている時のこと、事件発生。長年旅をともにしてきたリュックが…ビリリッという音とともに破れてしまった。これはまずいぞ。ホントにまずい。

そんなわけで、今はイリオモテ島。高台にあるホステルの真っ暗な屋上に座って、海と港の灯りを見ながら潮風で洗い髪を乾かしてる。…確実に南の果てに近づいてる。