ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

Wageih the driver

2006-05-24 09:34:50 | Weblog
カイロの街に吹く風は乾いていて、鳴り続けるクラクションが今も耳に残る。恐ろしいほどに恐ろしい雰囲気の中ではしゃぐ子供達。スカーフに覆われた鋭い目つきの女達。水パイプを吹かしながらたむろする男達。ラッパズボンを履いた異国からの来訪者は、時に優しく時に厳しく迎えられた。

詐欺師とペテン師が横行する街で教えられた一つの言葉

「金は明日には無くなるが、友達は一生残る」

満面の笑みを浮かべた彼と握手をしながら、僕は彼との再会を固く誓った。

カイロの街の喧噪が、今もこの肌と耳に残る。車のクラクションは終日止むことはない・・・。