「くもをさがす」を読了。
外国で
コロナ禍で
ガンを告知され治療を受けたこと
共通点がたくさんあった。
私の場合
手術して
抗がん剤治療を2年
西さんの場合は
抗がん剤治療で小さくしてから
手術
そして放射線治療
ガンの種類は違うけれど使った抗がん剤は同じだったり
白血球の注射を自分で打つことなど(私はだんなさんに打ってもらったけど)
「同じだ〜!」
「一緒だ〜!」とうなずくところも数多かった。
私が言葉にできなかったモヤモヤな症状も
はっきり言葉にしてくれていて
「そういうことだったんだ!」と納得したりして答え合わせをしてるような気分になった。
西さん、大変だったんだろうなぁ。
知り合いでもなんでもないけれど
同時期に一緒に戦った同志のような仲間のような気がしてる。勝手に。
これからもいろんな不安や怖さを抱えながら一緒に進んでいきたい。
友人に会うと
「すごい元気になったね」と言われる。
元気になった姿を見てもらえて嬉しい。
「くもをさがす」を読んでいると
私の中のいろんな感情がぐるぐる渦巻いた。
思わず途中で本を閉じてしまったり
何度も同じ場所を読み返したり。
重いけれど
素敵な本だった。
西さんはくもを探したけど
私は黄色い鳥やカワウソをシンガポールでよく探した。
悪いことがこれ以上起こりませんようにと。
これからもきっと探すのだろう。
元気になっても探し続けるような気がする。