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ごきげん日記

シンガポールから日本へ。何気ない日常を綴ります

ジリジリと

2022-06-29 21:08:00 | 日記
日本に帰ってきて五日経った。
シンガポールより暑いのではなかろうか。

2年間放置していた我が家を
できる限り元に戻すべく
三日ぐらいかけて、だんなさんと二人で
掃除夫婦と化した。

想像以上に埃が溜まり、汚れていた。
元気100%の体ではないから
無理せず少しずつ。

娘の婚約者と食事したり
だんなさんの実家へ行って2年ぶりに義母や義姉とあったり、
家族水入らずで焼肉を食べに行ったりした。

子供達の顔を見たらホッとした。
元気でよかった。
元気でいてくれてありがとう。

息子のために食事を作ることが楽しい。
野菜をたくさん食べさせたいと思い
スーパーに通う。

日本のスーパーって。
素晴らしい。
ずっといても飽きない。
いろんなものを買いたい。
食べたい。
日本でしか買えないお菓子を見て歩く。

自分の家でくつろぐ。
なんだか生き返った感じがする。

薬はちゃんと飲んでる。
重だるい時間もちゃんとあるけれど
ベランダからの青空や美しい夕焼けを
見てると
心がすーっとしてくる。

明日から札幌。
両親と会ったら泣いちゃうかな。
泣いてもいいよね。

北海道の空気をいっぱい吸ってこよう。







夢にまで見た真っ赤なトマト。
新鮮な野菜が美味しい。



今夜はポテトコロッケ。
娘にも食べさせたかった。



あと2日

2022-06-21 20:07:00 | 日記
日本に帰るための
渡航前72時間以内のPCR検査をいつも通う病院で受けた。

少し前までは近所の歯科など沢山の場所で検査ができたのに
検査が必要な国が少なくなったからか
限られた場所でしか受けられなくなった。
そして結構高額になっている。

今日受けたのは唾液検査だが
一人15,000円ぐらい。高い。

日本に入国するために取得するアプリもあって準備しなくちゃいけないことが結構ある。
幸い、PCR検査の結果も陰性だったし、ワクチンも3回受けてる。
準備万端整えて、いざ日本へ。

行きはだんなさんと一緒で、二人とも不在なのが10日ぐらいあるから
今日は冷蔵庫の中で眠ってる余った食材や、作り置きのものを片付けることにした。

2年間帰れなかったことで溜まっている用事などをなるべく済ませたい。

だんなさんは短い滞在中に免許の更新をするようだ。

優先順位をつけて
無理せずこなしていけたらいいな。

最近シンガポールは雨がよく降る。
カラッと晴れた空が気持ちよかった。



薬に体が慣れたのか
最近は体調が安定していてホッとする。
このまま元気で帰れますように。

子供達に早く会いたい。


一週間

2022-06-16 20:12:00 | 日記
一週間後は日本に向かって出発しているはず。
なんか緊張しているのか
日本でやることや、持ち物など
暇さえあれば考えている。

薬の個数と飲むタイミングを少しだけ変えたのだけれど
それが良かったのか、最近は昼間2時間ぐらい体が重だるいのを耐えれば元気でいられる。
嬉しい。
このまま元気で帰国を迎えられたらいいのだけど。

札幌の両親も楽しみにしているのが電話の声でわかる。
私は54歳だけど
両親の前では娘でいられる時間があるといいな。

だんなさんが外食なので
納豆ご飯とか卵かけご飯とか、ふりかけご飯とかになってしまっている。
まぁ、仕方ない。やる気がおきないのだから。

ちびちび読んでいた「プロジェクト・ヘイル・メアリー」も読み終わってしまった。
久々のSF小説は心弾むものだった。

そして今日は、町田そのこさんの
「宙ごはん」を読んだ。


装丁が明るい感じだったので
軽い気持ちで読んだのだけど
内容は結構重たい部分も多く
SFで現実から離れていただけに
「家族」という重たいテーマにどんよりしたけれど、読了後は爽やかな気分になれる本だった。

話の中に
ふわふわのパンケーキが出てくるのだけど
それがとっても美味しそうで、
自分で焼くパンケーキではなく
パンケーキ屋さんのパンケーキを食べに行きたくなった。

髪が生え始めて、気がつけば


ここまで伸びた。ツルツルだったことをわすれてしまう。髪の毛さえあれば冷たい枕カバーに「ひーっ」となることもないし
多少頭をぶつけても痛くない。
髪の毛(眉毛もまつ毛も)って頭を守る大事なものだ。

大切にしなくては。



甘いもんじゃない

2022-06-12 21:46:00 | 日記
点滴が終了したけれど
毎日飲む抗がん剤の影響で
一日のうち元気な時間が数時間しかないのが辛い。
ぼーっとしながら
「はぁ〜。薬しんどい。」と思ってしまう。
効いてる証拠だと言われるけれど
人間は弱い。
楽したい。
弱気になる自分が嫌だから
本を読んでいる。


専門用語盛りだくさんで
科学や宇宙に関して知識なしの私だけれど
とてもおもしろい本だ。
読み終えてしまうのがもったいないので
ちびちび読んでいる。
「プロジェクト•ヘイル•メアリー」

2時ごろになってようやく体が動き出したので
早めに夕飯を作った。


ミートボールのトマト煮


白滝の塩昆布炒め


大根と卵のスープ

外の空気を吸いに散歩へ。
マスク無しで1時間ゆっくり歩いた。
ジョギングしてる人たちがどんどん私を追い抜く。
私も少し走ってみる。
小走り程度なのにすぐ疲れる。
焦るな、焦るな。

汗をかいたTシャツを脱ぐのに一苦労。
両肩痛いと脱げなくて泣きそうになる。

脱ぎ着しやすい服を選んで
日本に持っていかねば。

副神様
肩神様
日本滞在中は、どうかのんびりさせてください。





終わった〜

2022-06-08 10:30:00 | 日記
ついに、ついにこの日がやってきた。
去年8月から3週間毎に続いてきた
アバスチンの点滴。
一回毎の量とかかる時間は、
去年の4月から7月に受けたパクリタキセル、カルボプラチンの点滴の比ではないぐらい少なかったけれど、10ヶ月は果てしなく長く感じて、途中何度もやめたくなった。
でも、同じタイミングで髪の毛も伸び始めてたし、点滴さえ、終われば日本に帰れると、その一心で頑張ってきた。

最後だからと
いつもは途中で帰るだんなさんは
最後までついていてくれた。
針刺しはおにぎりさん。
期待通り一度失敗して、二度の針刺し。
痛かったけれど、慣れてしまった。

血液検査の数値も異常なし。
診察でDr.クーは
「日本を楽しんできて」と言ってくれた。
たくさん薬を持参せねばならないけど、
点滴がないと思うと
こんなに気持ちが軽くなるんだな。

手術から一年四ヶ月。
ドクター、看護師さん、だんなさん、応援してくれる友人、たくさんの方のおかげでここまでやってこれた。
まだまだ治療は続くけれど
感謝の気持ちを忘れずに
頑張っていきたい。

点滴最後の日は、肉を食べようと決めていたので
二人で焼肉屋さんへ。




若い時とは違ってすぐお腹いっぱいになっちゃったけれど
パワー100倍。

帰りはぶらぶら歩いてバスに乗って帰った。









先日、日本の娘から
婚約したことを告げられた。
めでたい。嬉しい。夫婦で安心した。
娘の理解者がそばにいてくれることは何より。
と同時に
ちょっと寂しくなった。
何も変わらないはずなのにな。
すでに娘さんが結婚されてる友人にこの気持ちを話してみたら
共感してくれた。でも一時のことだとも。
話してスッキリした。
変ではなかった。
私の母もこんな気持ちになったのかなぁ。
今度会ったら聞いてみようかな。