命日にだんなさんと実家に泊まり
お参りして、生前の義父の話などした。
だんなさんは「もっと話しておけばよかった」とよく言う。
お互いこれからも後悔のないように生きようねと話した。
実家に泊まり、片付けやゴミ出しをして午前中に義母のホームへ向かった。
雨が降った後で、なんだか空気が重く蒸し暑い。
駅に着くまでに大汗。
1時間弱電車に揺られ爆睡。
駅からホームまでの15分間、喉が乾いたなぁと思いながら無言で歩いた。
だんなさんが「大丈夫?」と二度も聞いてきたから
やはりちょっとおかしかったんだろうなぁ。
ホームの義母の部屋で話をしている時、尋常じゃない汗が出て止まらず、ん?これはちょっとやばいかもと思った時に
猛烈なめまいがして
椅子に座っていられず
情けないかな
義母のベッドで寝かせてもらった。

少し寝たら落ち着くのかと思ったけど
めまいはおさまらず
起き上がると吐き気がして
胃液ばかりを戻した。
幸いなことにホームに常駐している看護師さんが来てくれて、
血圧や酸素飽和度などはかってくれたりしたけれど、病院に行った方がいいということになり
車椅子でタクシーに乗り込み(吐き気を我慢するのが辛かった)
近くの内科(めまい外来)に連れて行ってもらった。
義母の心配そうな顔が頭から離れなかった。
頭部のCTを撮り、点滴をし、めまいが落ち着いてきた。
先生曰く「特に異常はないけれど紹介状を書くから近くの総合病院に行くことをお勧めします」
電車で帰ることが無理だったので、都内から自宅までタクシー。
20,000円近くかかってしまった。
だんなさんに作ってもらったご飯もほとんど食べず、お風呂も入れずひたすら寝た。
片付けも何もかもだんなさんにお任せしてしまった。
翌日、近所の大きな病院の脳神経外科を受診。
脳梗塞などの疑いはなく
年齢的なもの(更年期症状)
疲れ、睡眠不足、不安定なホルモンバランス、精神的なもの。
めまいは様々な要因から起こると言われた。
念のために来週MRIを撮ることになった。
自分はガンサバイバーなので
体のどこかに痛みがあると
つい、「これは!もしかして転移?」と
ガンに結びつけてしまう。
大概は数日すると治ったり忘れたりするのだけれど
いちいち考えてしまう。
特に今回は
生まれて初めての大きなめまいだった。
目を開けると世界がぐるぐる回っていた。そして体を縦にすると吐き気が襲ってくる。とても怖かったし
いったい全体どうしたことだろうと
頭の中で❓❓❓が繰り返された。
季節の変わり目や気圧の変化で頭痛がひどくなる友人もいる。
雨の日とか雨が降りそうな時に頭が重くなったりすることが、私もたまにあるけれど
なにせ初めてのことが多すぎて
どんなに体の声を聞こうと思っても
自分の体を持て余す。
元気なお年寄りって
50代、60代をこうやって過ごしてきたのだろうか。
なんの心配もしていなかった20代や30代が懐かしい。
運動して、いろんなことを気をつけていても
思わぬタイミングで予想外のことが起こってしまう。
楽しみなことも多いけれど
年齢を重ねるって大変だなぁ。
甘いのかなぁ私。
こんなことでへこたれてる場合じゃないのかな。
心配するのは
ガンのことだけでいいのに。
週末は安静にして
来週からはテニス再開しよう。
楽しいことをたくさんしていこう。